昔たくさん集めたレコードを手離すなら、少しでも高値で買取ってもらいたいですよね。
多くの実績をもち、信頼できる買取店で査定すれば、満足のいく金額でレコードを買取ってもらえます。しかし買取店の選び方を知らないままだと、貴重なレコードを持っていても価値に気づけず、安く買い叩かれるかもしれません。
この記事では、レコード買取店の選び方や、高価買取店ランキング、レコードを高く売るコツなどを解説します。高値がつくレコードのジャンルもあわせて紹介するので、満足のいく売却をするために、ぜひ最後まで目を通してみてください。
レコードが高く買取られる理由
レコードは、なぜ現代でも高く買取られているのでしょうか?
ここでは、レコードの需要が高まり、高価買取されている理由を解説します。
限定盤がある
「レコードが高く売れる」と言われる理由は、限定枚数しか発売されていないものなど、希少な円盤があるからです。
100枚限定で販売されたレコードや、CDなどのデジタル音源には収録されていない曲が入っているレコードなどは、求める人が多い分、価値が上がります。
需要が高いレコードほど高く買取られるため、限定盤を買取に出す際はとくに、レコードの相場や価値を正しく理解しているプロに査定してもらうことが重要です。
若い世代に人気が出てきた
レコードは、近年若い世代に再び人気が出てきたことで価格が高騰しています。
現役歌手である星野源や宇多田ヒカル、米津玄師などもレコード盤を発売しており、RADWIMPSが発売した『天気の子』サウンドトラックも話題になりました。
現代で発売されるレコードは「完全受注生産」や「枚数限定生産」が多く、海外コレクターからの人気も高いです。
また、1万円程度で買える安い再生機器が増えたことでレコードが誰でも楽しめる時代になり、若者を中心とした幅広い世代からの需要が高まっています。
生演奏に近い音を楽しめる
レコードが人気な理由のひとつには、CDなどのデジタル音源よりも生演奏に近い音が楽しめることも挙げられます。
生演奏とレコード・CDの周波数の違いは、以下の通りです。
- 生演奏:~40,000Hz
- レコード:20Hz~(わずかに22,000Hz以上の音も収録されている)
- CD:20~22,000Hz
CDは、人間の耳で聞き取れる周波数(20~20,000Hz程度)以外をカットして作られています。音のゆがみやノイズもなくし、「正確な」音源を収録しているのです。
対してレコードは、22,000Hzをわずかに上回る周波数まで収録されており、音のゆがみやノイズがそのまま収録されています。
正確すぎない自然な音が聴けるので、「あたたかみや広がりを感じる」とレコードの音を好む人が多いのです。
レコードを高く買取るお店を選ぶポイント
レコードを高く売却するには、買取店の選び方が重要です。
ここでは、レコードの高価買取店を選ぶポイントをご紹介します。
レコード専門店を選ぶ
レコードを買取に出す場合は、専門店を選んだほうがよいです。
リサイクルショップなどに売却する場合、店員がレコードに詳しいとは限りません。価値のあるレコードが混ざっていたとしても「○枚で○円」とまとめられ、安く買い叩かれる可能性も。
レコードの価格は、製造年や保存状態、現在どれだけ流通しているかなどで「相場」が変動します。レコードの知識や経験が豊富な査定員がいる専門店であれば、相場に見合った価格で買取してくれますよ。
買取実績を載せている店を選ぶ
レコードの買取店を選ぶときは、買取実績や買取参考価格を公式サイトなどに載せているところを選びましょう。
買取実績を載せていないお店を選ぶと、申し込んでみないと相場に見合った査定額になるのかが分かりません。
買取実績を載せている店舗を複数比較すれば、レコードの相場を反映しているかがある程度調べられます。
口コミが高評価の店を選ぶ
レコードを高く買取ってくれるお店かどうかは、口コミからも調べられます。
口コミを見る際には、以下の点をチェックするとよいです。
- 対応の良さ
- 満足のいく査定額だったか
- その査定額になる理由を説明してくれたか
- (レコードに詳しくない人に)相場の説明があったか
評判が良いお店で「自分はあまり良いとは思わなかった」ということはあっても、評判が悪いお店で「対応が良かった」と感じる可能性は低いです。
口コミは良い判断材料になるので、よくチェックしてください。
レコードの高価買取店ランキングBEST3
ここでは、レコードを高く買取ってくれるレコード専門店をご紹介します。特徴や口コミから厳選したおすすめの3店なので、ぜひ簡易的な査定だけでもしてみてください。
店舗名 | 店舗紹介 | ロゴ | 評価 | 買取方法 | 送料 |
---|---|---|---|---|---|
セタガヤレコードセンター | ★ 3.3 | 宅配・出張・店頭 | 無料 | ||
ディスクユニオン | ★ 3.7 | 宅配・出張・店頭 | 無料 | ||
エコストアレコード | ★ 3.4 | 宅配・出張・店頭 | 無料 |
※口コミ評価はウリドキやGoogle、その他サイトの情報を参考にしています
3位:セタガヤレコードセンター
店舗紹介
セタガヤレコードセンターは、販売を同店で行っていない買取の専門店です。買取歴は30年、年間買取枚数も100万枚と、多数の実績があります。
ほかのレコード買取店と違うのは、ジャズ・ロック・クラシックなど、音楽のジャンル別にプロの査定士が在籍している点ことです。レコードのほか、CDのプロ査定士もいます。
30年間で蓄積してきた5,000万枚を超えるデータベースと、プロ査定士の目で査定するので、「各ジャンルに詳しい人に1枚1枚しっかり査定してほしい」という人におすすめです。
宅配・店舗・出張買取から査定方法を選べるほか、セタガヤレコードセンターでは売りたいレコードの型番や写真を送るだけで仮査定ができる「LINE査定」も実施しています。
店舗情報
セタガヤレコードセンター | |
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電話番号 | 0120-575-577 |
公式サイト |
2位:ディスクユニオン
店舗紹介
ディスクユニオンは、中古買取歴55年の実績を持つ老舗のレコード買取店です。宅配・店頭・出張買取と3つの買取方法を実施しています。
宅配買取では梱包キットや送料が無料なうえ、商品の買取を一部キャンセルしたいときの返送料も無料(ただし全品返却の場合は送料利用者負担)です。
思い出のレコードを査定に出して、「やっぱりこの1枚だけ持っておきたい」と考えが変わったときも、新たな費用がかかりません。レコードやCDなど、売りたいものが10点以上あれば集荷も無料です。
またディスクユニオンでは、国内盤のレコード・CDについて、リリース1か月以内なら税抜定価の60%、3か月以内なら50%の買取額を保証しています。買取価格に満足したという声も多いため、ディスクユニオンはレコードを少しでも高く売りたい人におすすめです。
店舗情報
ディスクユニオン | |
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電話番号 | 03-3511-9950 |
公式サイト |
1位:エコストアレコード
店舗紹介
エコストアレコードは、査定歴30年以上、累計買取枚数も1,500万枚以上を超える国内最大級のレコード買取専門店です。
海外を含め幅広い販路を持っており、2018年には全世界での販売売上がもっとも大きい出品者に贈られる「グローバルセラーアワード」を受賞しています。
売れるアテを確保している買取店は、高価で買取してくれる可能性が高いです。
買取方法も宅配・店頭・出張買取の3つがあり、梱包キット代や出張料も無料。不要なCD・DVDなどもまとめて買取に出せます。
NHK『おはよう日本』、フジテレビ『めざましテレビ』など多数メディアで紹介されたり、2021年の「宅配買取件数日本全国No.1」を獲得(※)していたりと、安心材料も多い買取店です。
※株式会社東京商工リサーチ調べ
店舗情報
エコストアレコード | |
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電話番号 | 0120-888-378 |
公式サイト |
買取で高値がつきやすいレコードランキング
レコードを買取に出す際に、高値がつくミュージシャンやジャンルはあるのでしょうか?
ここでは、レコード買取で高値がつきやすい人物・作品をランキング形式で紹介します。
3位:ブルーノート作品
アメリカのジャズレーベルであるブルーノートが発売したレコードも、全体的に高価格で買取られています。
豊富なジャケットデザインや高音質、有名なミュージシャンの多数輩出など、ブルーノート作品は音楽界で定評があり、評価が高いです。
とくにオリジナル盤は希少なため、レコード買取店でも10~20万円以上で取引されることが多いですよ。
2位:山下達郎
山下達郎のレコードも、生産枚数が少ないものや初版盤などは高値で買取られています。
とくに2002年に発売された9枚組のレコード『RCA/AIR YEARS LP BOX 1976~1982』は限定版のため、数万円で取引されることが多いです。
1位:ビートルズ
ビートルズのレコードは種類がとても多く、誰でも一度は聞いたことがあるような有名曲から、コアなファンが知るシングルまで、どれも値段がつくことが多いです。
なかには20~30万円台で買取られるレコードもあり、貴重な帯がついているものなどは高価格が期待できます。
レコードを高く買取ってもらうコツ
レコードを少しでも高く買取ってもらうには、保管方法や売り方も重要です。
ここでは、レコードをできるだけ高く買取ってもらう方法を解説します。
保存方法に気をつける
レコードは保存状態が良いかどうかで査定額が大きく変わります。音に影響するようなキズが盤面についていたり、ジャケットがカビや日焼けなどで汚れている場合、保存状態が良いものに比べて大きく価値が下がるでしょう。
今あるレコードの保存状態が良いのであれば、専用のクリーナーを使ってラベル表面を拭いたり、レコードを垂直にしておいたりと、今以上に価値が下がらないような保管方法が必要です。
帯や歌詞カード、初回特典などの付属品も揃っていると買取額が上がります。
無理に自分で補修しない
レコードを高く買取してもらうには、キズがあっても自分で補修しないことが大切です。帯やジャケットの汚れを簡単に取っておくくらいなら良いですが、盤面のキズは素人がいじると音に支障をきたすことがあります。
ジャケットの破れも、テープなどで勝手に補修すると価値が下がる可能性があるため、そのままにしておいてください。
とにかく早く売る
レコードは毎日少しずつ劣化していくので、売ると決めたらなるべく早く買取に出したほうが高値がつきます。
もし別の人が同じものを先に売ったら、自分があとから売却したレコードの買取額は下がるかもしれません。状態の良いうちに売ったほうが、数百~数千円でも高い査定額が期待できます。
ただし、世間が長期休暇をとる5月・8月・12月などは比較的レコードが売れやすいため、長期休暇がある月が近い場合は少し待ってみるのもおすすめです。
基本的には、思い立ったらすぐに売りましょう。
買取業者を複数見積りする
レコードに関わらず、モノを高く買取ってほしいときには、複数の買取店に査定を頼んだほうがよいです。
同じレコードを同時期に売っても、買取店の在庫状況や売れ筋、販路などによって買取価格には差が出ます。良さそうな買取店を2~3つ選び、査定後に一番高い金額を提示したところで売りましょう。
わざわざ査定と返品を繰り返さなくても、店舗によっては型番や写真などを使い、電話やネット査定などでおおよその見積り額を出してもらえます。
とくに決めている買取店がない場合は、この記事で紹介した3社に見積りを依頼してみてください。
レコード高価買取ランキングを参考にして複数見積りをしよう
ここまで、レコードが高く売れる理由や、おすすめのレコード高価買取店ランキング、高値で売れやすいレコードの種類などを紹介してきました。
レコードを高く買取ってもらうには、良い状態でレコードを保管することと、複数の買取店を比較して一番高い査定額を出したところで売ることが大切です。
かつての自分がお金を出して手に入れ、大切に聴いてきたレコードなので、きちんと価値を判断してくれる買取店に旅立たせてくださいね。