まずは査定額を聞く
ヘリンボーン柄が特徴的なゴヤールは、見たことがあっても定価やブランドについては知らないという方は多いかもしれません。
実は創業150年を超える老舗ブランドで、ヘリンボーン柄はすべて職人の手作業で行われています。手間がかかっている分高級で、さらに購入できる場所も制限されており、手にするのはなかなかむずかしいブランドです。
本記事では、ゴヤールの国内定価と人気アイテムについて解説します。ブランドの歴史も紹介しているので、ゴヤールの魅力にぜひはまってみてください。
ゴヤールの起源は1792年、ピエール・フランソワ・マルタンが設立した梱包用品・荷造りの会社「メゾン・マルタン」に遡ります。トランクブランドとして成長後、フランソワ・ゴヤールに引き継がれ、1853年に「メゾン・ゴヤール」が誕生しました。
1892年には革新的な新素材「ゴヤールディンキャンバス」が開発され、今でもブランドの顔として親しまれています。門外不出の生地製造方法や販売方法の制限で、特別感を作ることで価値を高めているラグジュアリーブランドと言えるでしょう。
持っているとラグジュアリーな気分になるゴヤールですが、高価ゆえに手が出ないという方が多いかもしれません。
世界中から支持を得ているゴヤールの価値を知るために、その歴史やクオリティを詳しくみていきましょう。
ゴヤールは、19世紀からユーザーの名前とオーダー情報をインデックスカードに残し特別な関係を築いてきました。インターネット販売が一般的になった現在でも、ゴヤールはブティックのみでの販売にこだわり続けています。
ブティックは世界22都市にのみあり、流通量の少なさと販売方法の制限が、ゴヤールの価値を高めていると言えるでしょう。
ゴヤールの象徴的なヘリンボーン柄は、すべて職人の手作業で作られています。水路に浮かぶ丸太をイメージして作られた模様は、プリントではなくひとつずつ手書きで描かれたものです。
創業時より利用者の知名度や既製品・特注品にかかわらず、ユーザー一人ひとりが特別という理念によって、高いクオリティを保っています。
ブランドの顔である「ゴヤールディンキャンバス」は、リネンとコットンをコーティングすることで、耐水性や耐久性・防腐性を向上させたものです。
19世紀ごろのトランクメーカーでは、一般的に麻のトランククロスが使われていたので、ゴヤールディンの誕生は革新的でした。この品質の高さも、よりブランド価値を高めている理由のひとつです。
「サンルイ」は、ゴヤールの人気を世に広めたアイコン的なトートバッグです。ゴヤールディンキャンバスを使用しており、裏地はコットンと麻の織り地のため、リバーシブルでの使用も可能。
サイズは小さめのPMサイズと大きなGMサイズの2種類を展開しています。ベーシックカラーとスペシャルカラーがあり、限定であるスペシャルカラーは希少価値が高いです。
カラーにより価格は変わりますが、ベーシックカラーの国内定価はPMが226,270円、GMが255,310円です。
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「サンルイ」のブラウンは、ベーシックで使いやすく人気が高いです。丈夫で軽く、さらにPMサイズはA4の書類も入るので、通勤バッグやマザーズバッグとしても使いやすいでしょう。
ゴヤールディンキャンバスを内側にして気分を変えられるうえに、取り外し可能なポーチは、リップや鍵などのこまかいものを入れられて便利です。
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ゴヤールディンキャンバスのヘリンボーン柄に、ルージュカラーが目を引くデザインのサンルイ。
GMサイズの「サンルイ」は34×20×40cmと大きいサイズながら、350gと軽量なので、パソコンなどを持ち歩く日や旅行にも持って行きやすいでしょう。
GMサイズもPMサイズ同様、持ち手にポーチがついており、貴重品などを整理しやすいです。
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2023年限定の「サンルイ レターズカモフラージュ」は、ゴヤールディンキャンバスに大胆なシグネチャーシェブロンのペイントが目を引きます。創業から170周年を記念して作られたモデルです。
「森を覆う落ち葉」の無限の色調からインスピレーションを得たもので、カラーはブルーのほかにピンク・グリーンの3色が販売されています。
「アルトワ」は、サンルイの弟的存在のトートバッグです。生地はサンルイと同じくゴヤールディンキャンバスで、さらにトップにファスナーがついているので、人混みの中でも安心して持てるでしょう。
中には荷物の整理に便利なポケットがあり、ストラップはサンルイよりも長く、コーナーのレザーがおしゃれです。
アルトワの定価は、機能が追加されていることでサンルイよりも基本的に高くなります。詳細については、ショップに問い合わせてみてください。
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3サイズ展開されている「アルトワ」の中間サイズで、B4サイズが入る大きさです。内ポケットがついているので、荷物の整理がしやすく使いやすいでしょう。
ゴヤールディンキャンバスは耐水性にすぐれており、ホワイトカラーでも汚れが目立ちにくいです。さらにファスナータイプのバッグなので、セキュリティー面でも安心できます。
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PMはアルトワのなかで一番小さいサイズですが、A4サイズが入るので日常的に使いやすいです。
また、ストラップがサンルイより長めに作られており、持ち方のバリエーションが豊富なこともポイント。ブラックカラーはビジネスシーンでも使いやすく、角がレザーで覆われているので、バッグが折れ曲がることも少ないでしょう。
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GMは「アルトワ」で一番大きいサイズです。大容量で旅行にも持って行きやすいうえに、ロック付きのダブルファスナーなので、貴重品なども安心して持ち歩けます。
ストラップは長めなので、肩から掛けて持ちやすいデザインなことも魅力のひとつ。グレーのカラーは、どんなファッションにも合わせやすくおすすめです。
アンジュの形状はサンルイを彷彿とさせますが、レザーが表地のリバーシブルデザインで、裏地にはゴヤールディンキャンバスが使われており、気分によって使い分けられます。
さらにストラップにミニポーチがセットに付いていて、荷物の整理がしやすいでしょう。サイズはPMとGMのほかに、小さめのミニもあります。
レザーを使っていることで、定価はミニでサンルイのPMよりも高くなります。詳しい定価については、ショップへ問い合わせてみてください。
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ボルドーカラーがおしゃれな「アンジュ」のPMサイズです。PMサイズはA4サイズが収納できるので、通勤通学といったシーンで使いやすいでしょう。
レザーを使用していることにより、サンルイよりも重厚感があります。裏地はゴヤールディンキャンバスで、気分によって使い分けられることも魅力的でしょう。
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「アンジュ」ミニは、小さ目サイズなので、ちょっとしたお出かけに使いやすいでしょう。
黒のレザー地に赤のブランドロゴがおしゃれなうえ、リバーシブル仕様なのでヘリンボーン柄でも使えます。また、ミニサイズにもポーチが付属されていることも、おすすめしたいポイントのひとつです。
「ベルーガ」は、形状が扇型のものと台形状のものがあり、丸いハンドルのデザインが特徴です。また、ゴヤールのアイコンであるデザイン「ヘリンボーン柄」なので、一目でゴヤールだとわかるでしょう。
シンプルで似た形の多いゴヤールのなかでも異色の存在で、人と被りたくない方にとくにおすすめです。
ベルーガは公式サイトに掲載がなく、サイズ展開や現行品の有無、定価などの情報がありません。購入を考えている方は、買取店で探すかショップへ問い合わせてみてください。
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ハンドル部分が特徴的な「ベルーガ」は、メンズも使いやすいバッグです。
ベーシックなゴヤールディンキャンバスは丈夫で、ビジネスシーンにもおすすめ。広めの底は鋲打ちされているので、地面に置くときも安心です。
ファスナーつきのトップなら、バッグの開口部が大きく開いて使いやすいでしょう。
ゴヤールはブティックでのみの販売のため、国内では東京・名古屋・京都・大阪のショップでしか購入できません。販売方法の制限に加えて、流通も少ないことから定価が高いブランドのひとつです。
そのため、ゴヤールを安く購入したいなら、状態の良い中古品を選ぶことも選択肢としておすすめです。ただし、偽物も多く出回っているので、信頼できるリユースショップなどを利用しましょう。
ブティックのみでの販売にこだわるゴヤールは、定価を公式サイトに公開していません。販売ルートを広げないことで、お客様との信頼関係を築いているからです。
そのため、定価を知りたいならショップへ直接問い合わせましょう。
また、ゴヤールディンキャンバスの模様は、すべて職人の手作業で作られており、品質の良さにも定評があります。耐久性に優れたバッグは長く持ち続けられるので、状態の良い中古品を探して、一生ものにするのもよいでしょう。
