マットレスの処分を検討するうえで、どのように処理して手放したらいいのか、悩んでしまいますよね。
近年、マットレスの処分方法は、さまざまな処分方法が導入されています。急な引っ越しや断捨離にも対応してもらえるサービスも充実。
しかし、どの捨て方を選択しても問題ないとは限りません。マットレスの種類や形状によっては、利用できないサービスや処分方法があるからです。マットレスを円滑に処分するためには、捨て方を比較して選ぶことが大切。
この記事を読むことで、マットレスを捨てる方法の種類について理解が深まり、お手持ちのマットレスにぴったりな捨て方に向けて準備できるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
マットレスを捨てる際のポイント3つ
マットレスを捨てるときには以下の3つをチェックしましょう。
- マットレスの種類を把握する
- スプリングの有無を確認する
- 運び出しの安全性を確認する
マットレスの特徴によって、最適な捨て方が違うため、処分の前に確認しておくことが大切です。それぞれのポイントについて解説します。
マットレスの種類を把握する
まずマットレスの種類を確認しましょう。マットレスの素材やサイズによって、処分するときの費用が異なるためです。
マットレスの種類を把握して、それぞれの捨て方でどのくらいの費用や手間がかかるかを比較してみてください。
例えば、ウォーターベッドだと、ベッドの中の水を抜くだけで、家庭ゴミとして処分できる地域もあります。
スプリングの有無を確認する
スプリングの有無によって、利用できる捨て方が異なります。スプリングがある場合は、粗大ごみとして処分してもらえない自治体もあるので気をつけましょう。
運び出しの安全性を確認する
安全に運び出しや処分ができるかも重要なポイントです。
業者に処分を依頼する場合は、自宅まで取りに来てもらえる場合が多く問題ないでしょう。
自分で回収場所まで持ち込んで処分する場合は、運び出す作業が発生します。安全に運び出すのに人手が必要になるかもしれません。無理をすると、サイズや重さによっては怪我をしてしまうかもしれないので、気をつけてください。
マットレスの捨て方6通りを一覧で比較
捨て方 | 負担する費用の目安 | スプリング有のマットレス |
---|---|---|
粗大ゴミとして出す | 1,000〜2,000円 | 自治体による |
ゴミ処理場に搬入する | 0〜5,000円 | 自治体による |
細かく切って処分する | 0円 | 対応可 |
廃品回収業者に依頼する | 1,0000〜15,000円 | 対応可 |
販売店に引き取ってもらう | 0~3,000円 | 対応可 |
ネットオークションに出す | 0円 | 対応可 |
マットレスの捨て方①:粗大ゴミとして出す
粗大ゴミとして出すメリットは、処分料の目安がわかりやすく、安いことです。自治体に依頼するため、安心感もあります。
デメリットとしては、ゴミの収集場所まで自分で運ぶ手間があることでしょう。
自治体によっては、回収までに時間がかかる場合やまとめて処分できないこともあるかもしれません。
捨てるときには、まず自治体の公式サイトなどで処分方法や料金をチェックしましょう。記載されている処分方法に沿って、料金の支払いやマットレスの運び出しをする必要があります。
運び出しの負担があるため、自分でゴミ収集所まで運べる人に向いている処分方法です。
処分の予約が必要で混み合っている自治体では、処分まで1か月以上待たないといけない場合もあるかもしれません。処分までに時間に余裕がある人におすすめです。
マットレスの捨て方②:ゴミ処理場に搬入する
ゴミ処理場へ運搬するメリットは、安価な処分料です。運搬が大変ですが、必ず処分してもらえる安心感もあります。
デメリットは、マットレスをゴミ処理場まで車で運ばないといけないことです。
ゴミの処理場に直接搬入する際の方法や金額は自治体によって違うため、まずは自治体の公式サイトなどで確認しましょう。自治体によっては、搬入に予約が必要で搬入日までしばらく待たないといけないかもしれません。
搬入日まで待てる時間的余裕がある人や自治体が即日搬入を許可している地域に住んでいる人に向いている方法です。
自分でゴミ収集場所まで運ばないといけないので、車を持っていたり、搬入に協力してくれる人がいたりする場合に向いています。
マットレスの捨て方③:細かく切って処分する
マットレスを細かく切ると、家庭ゴミとして処分できるため、処分料がかかりません。
デメリットは、細かく切る手間や怪我のリスクでしょう。マットレスは大きいので、解体する場所の確保が必要です。切っている途中に内部のカビや埃も出るかもしれません。換気の良い場所でマスクをして作業しましょう。
固いマットレスの場合は、切る際にケガのないよう気をつけてください。金属のバネの取り外しには金属カッターなどの道具を使うとよいでしょう。
ゴミ袋に入れられるほど小さく解体したあとは、自治体のルールに沿って、可燃、不燃、プラスチックなどに分別しましょう。通常のゴミ収集の日に出せば、作業完了です。
お金をかけずにすぐにマットレスを処分したい人におすすめの方法です。
マットレスの捨て方④:廃品回収業者に依頼する
廃品回収業者に依頼すると、即日に対応してもらえる場所が多く、運搬も任せられます。マットレス以外の不用品もまとめて処分してくれるかもしれません。
デメリットとしては、悪徳業者が多いため、適正価格で回収してくれる安心できる業者を見つける手間がかかることでしょう。
廃品回収業者を探すにはネットを活用することをおすすめします。口コミなども確認しておくと安心ですよ。依頼時には事前見積もりをもらい、当日に追加料金がかからない旨をきちんと確認しておいてください。
良い業者を見つけることができれば、連絡して費用を払い、マットレスを回収してもらうだけなので、手間がかかりません。
自分でマットレスの運び出しができない人や、ほかの不用品とまとめて処分したい人に向いている方法です。
マットレスの捨て方⑤:販売店に引き取ってもらう
新しくマットレスを購入する予定の人は、販売店が古いマットレスを回収してくれる場合があります。販売店によっては、新たに購入しなくても、過去に同店で購入したマットレスを回収するサービスを導入しているかもしれません。
販売店に回収してもらえば、処分方法や処分費用がわかりやすく安心感がありますね。
デメリットとしては、古いマットレスの回収条件は店によって違うため、情報収集をする手間がかかります。お店によっては、回収の日時までしばらく待つ必要があることも。
まずは、さまざまな家具販売店の公式サイトをチェックして、利用条件に合う店を探しましょう。回収費用もお店によって異なります。回収方法については、家具販売店の指示に従ってください。
古いマットレスを回収してもらえるお店で、新しくものを購入する予定がある人におすすめの処分方法です。
マットレスの捨て方⑥:ネットオークションに出す
ネットオークションに出すメリットは、高級ブランドのマットレスなどを希望価格で売れることです。
一方、中古のマットレスに抵抗がある人も多いため、ネットオークションで買い手が見つからないこともあるかもしれません。配送手配や落札者とのトラブル対応など、手間がかかってしまうこともあるでしょう。
まずは、ネットで売りたいマットレスが落札されているかチェックしてみてください。売れそうな場合は、適正価格や配送方法を調べてから出品しましょう。
折りたたみマットレスは、折りたためるのであまり配送料はかからず、売りやすいかもしれません。
状態のよい高級マットレスや折りたたみマットレスを持っていて、出品などの手間や時間を気にしない人におすすめの方法です。
負担を考慮してマットレスの捨て方を選ぼう
マットレスは、処分の方法によって、かかる手間や費用が異なります。
まずは、処分したいマットレスの種類やスプリングの有無、運び出しの安全性を確認してみてください。スプリングのあるマットレスは、粗大ゴミとして出すことやゴミ処理場に搬入できないことがあるので、お住まいの自治体のルールをチェックしましょう。
自治体での処分以外にも、細かく切って処分する、廃品回収業者や販売店に依頼する、ネットオークションに出すなどの方法があります。
それぞれの処分法にはメリット・デメリットがあるので、本記事で比較して、最適な処分方法を選びましょう。