ガスコンロの処分方法を種類別に紹介!準備方法や注意点も

整理整頓

ガスコンロを処分したいけれど、処分方法がわからないと悩んでいませんか。ガスコンロはガスを扱うので、自分で処分することが怖いと感じる人もいるのではないでしょうか。

実はほとんどのガスコンロは、正しい手順を踏めば自分で処理してゴミに出せます。

しかし一部のガスコンロは資格がないと処分ができなかったり、自己流で処分をすると危険だったりすることも。

そこで本記事では、ガスコンロの種類別に正しい処分の仕方を紹介します。危険な思いをしなくても済む事前準備方法や、処分する際の注意点もあわせて紹介するので、簡単にガスコンロの処分が可能です。

これからガスコンロの処分を検討している人は是非参考にしてみてください。

ガスコンロには種類がある

実はガスコンロは大きくわけて3種類あります。それぞれ特徴があり、処分方法も異なるので、まずはガスコンロの種類からみていきましょう。

処分したいと思っているガスコンロがどれに該当するか考えてみてください。

ビルトインコンロ

ビルトインコンロとは、ガス台とコンロが一体化したコンロで、キッチンに組み込まれていることが特徴です。コンロと作業台の間に隙間がないので、コンロ周りが汚れることがなく掃除が楽というメリットがあります。

コンロ自体が作業台と並列で凹凸がないため、周辺がすっきりして見え、キッチンのデザイン性も高く見えるアイテムです。

卓上ガスコンロ(カセットコンロ)

卓上ガスコンロはカセットコンロとも言われ、1口のコンロにガスボンベをつけて着火するタイプです。冬の鍋料理や焼肉などの際に活躍。キャンプのときも重宝するので、キャンプブームの高まりと共に需要が上がり、多くの種類が販売されています。

電源を必要としないことから、災害時にも役立つため、家に1台置いてあるという人も多いアイテムです。

ガステーブルコンロ

ガスの元栓にホースをつなぐことで利用できる、据え置き型のガスコンロです。アパートなどに多く、引っ越し先がガス対応だった場合に購入して、ガス用のスペースに置いて使用します。

ビルトインより安価に購入でき、移動可能なので掃除もしやすいですが、キッチンとの一体感がなく、コンロ周辺が汚れやすいのが特徴です。

ガスコンロの種類別処分方法

ガスコンロ

それでは上記した種類別に、それぞれのガスコンロの処分方法を紹介します。

どの種類でも共通していることですが、ガス機器は知識がないまま取り扱うのは大変危険です。正しい処分方法を理解してから、処分に取り掛かるようにしましょう。

ビルトインコンロは有資格者に依頼

ビルトインコンロはキッチンと一体化しているので、素人では取り外せません。外すには資格が必要です。

ビルトインコンロの処分を検討している人は、購入した家電量販店やメーカーに相談して取り外しと処分を依頼します。

もし古いビルトインコンロを処分して新しいものに変える場合は、新しい機器を購入する店舗で、取り外しから処分、新設までが可能か確認しましょう。

可能であれば、新しい機器を購入し設置日の相談をされた際に、費用を聞いたうえで依頼するとスムーズですよ。

卓上ガスコンロは分別して自治体回収

卓上ガスコンロはボンベとコンロに分けて処分します。

ボンベはまず缶の中のガスをすべて使い切り、振ってもシャカシャカ音がしないか確認。音がしなくなったら、自治体のルールに沿って処分してください。

コンロは電池を抜いたうえ、自治体のルールに従って廃棄します。ガスボンベを抜いたとしてもなかにガスがある可能性があり、収集車で処分すると危険なので、不燃ゴミ扱いをされることはほとんどありません。

多くの場合、粗大ゴミとして処分します。

テーブルガスコンロの5つの処分方法

テーブルガスコンロはビルトインコンロとは違い、自分で取り外すことができるため、自分で処分ができます。ガス漏れや家事など危険なことにならないよう気をつけて作業をしましょう。

処分方法は多数ありますが、本記事ではなかでも利用しやすい方法を5通り紹介します。

粗大ゴミに出す

多くの自治体で、テーブルガスコンロの大きさは粗大ゴミに該当するため、自治体のルールに従って粗大ゴミに出します。

粗大ゴミの出し方は自治体によって異なりますが、多くの場合は処分場に直接持ち込むか、回収の予約をしたうえで、後日回収日に指定場所に置くかのどちらかです。どちらの場合も処分手数料がかかります。

不用品回収業者に依頼する

ガスコンロ以外にも不用品がある、引っ越しの荷物を一度に片付けたいなど、多数の不用品を処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

自治体の回収と比較すると割高にはなってしまいますが、一度で多くの荷物を処分でき、楽に感じるでしょう。業者によっては、ガスコンロの取り外しから依頼できる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

買取に出す

まだ使えるガスコンロを処分したい場合は、リサイクルショップやネットオークション、フリマアプリなどを利用して買取ってもらう方法がおすすめです。処分にお金がかかるどころか、プラスになる可能性もあります。

しかしネットオークションやフリマアプリの場合は送料がかかるので、送料を上回る価格設定が必要です。また発送の手間がかかることも抑えておかなければなりません。

買い替え時に引き取ってもらう

テーブルガスコンロの故障などで、新しいものに買い替えるときは、購入する店舗に古い機械を引き取ってもらえる可能性があります。

新しいコンロ1台購入につき、古いものを1台無料回収しているというサービスが多いですが、有料で回収している店舗も。購入時に店舗の方に引き取りができるか、処分手数料はかかるかなどを確認しましょう。

引っ越し業者に依頼する

引っ越しに伴ってガスコンロを処分するときは、引っ越し業者に依頼する方法があります。なかには状態がいいものは、引き取りではなく買取ができる引っ越し業者も。

買取になった場合、引っ越し費用がその分浮くことになるのでとても嬉しいですよね。まだ使えるコンロがある場合は、見積もり段階で買取や引き取りの相談をしてみてはいかがでしょうか。

テーブルガスコンロの処分準備手順

テーブルガスコンロは処分する前に、しなければならない準備があります。準備を間違えるとガスが漏れだしたり、充満したりして大変危険です。

難しい手順ではないので、自己流で行わず、必ず手順を守って準備をしてください。

手順1:元栓を閉める

テーブルガスコンロを処分するために、取り外す準備をしましょう。

まずはじめにガスの元栓を閉めます。閉め忘れると、ガスを抜きたいのにいつまでもガスが供給されることになり、ガス漏れの危険があるので注意が必要です。

手順2:着火して本体からガスを抜く

元栓を閉めた状態で、コンロに火をつけます。実は元栓を閉めたとしても、ガスコンロ内にはガスがある状態です。着火すると、コンロ内のガスがなくなるまで火は燃え続けます。

火が消えたらガスがなくなった合図です。自然と火が消えたらつまみを戻します

手順3:ガスホースを抜く

最後にガスホースを抜きます。

元栓部分に赤い線がある一般的なホースであれば、ホースを固定しているクリップがあるので、その部分をつまみ、ホースを引っ張れば外れるでしょう。コンセント型のホースは、ソケット部分を引っ張るだけで抜けます。

長年使用したことで外れ辛くなっている場合は、はさみやカッターでホースを切ってしまうと楽です。

ガスコンロの替え時は?

ガスコンロの買い替えどき

ガスコンロの寿命は、一般的に10年といわれています。10年たっても使用できるものもありますが、さまざまなトラブルが増えてくる時期です。

メーカーによっては修理部品製造を10年近くでやめるところもあるほどなので、10年経過したガスコンロを使用している人は、買い替えを検討してもいいのではないでしょうか。

ガスコンロを処分するときの注意点

ガスコンロはガスの元栓や火など、危険なものを扱う製品です。そのため処分する際も、気をつけなければ大きな事故につながる可能性もあります。

ガスコンロを処分する準備の際は、注意点を把握したうえで、危険な状況を作らないよう心がけましょう。

処分準備のときは火気厳禁

ガスコンロの処分をするときは、コンロ周辺にタバコやライター、マッチなど火気を近づけないようにします。万が一手順を間違って、ガスが漏れ出していると、引火して大事故に発展してしまうことがあるからです。

ガスコンロ周辺にある電化製品の使用も控えましょう。電源を入れた際に万が一火花が散るとすると、大変危険です。

できるだけ部屋の窓を開けて換気を十分したうえで、火気を遠ざけてガスコンロの処分作業に集中して進めましょう。

安全装置非搭載のモデルはすぐ交換

2008年以降、ガスコンロにはSiセンサー機能という安全機能の搭載が義務化されました。Siセンサーが搭載されることで、調理油過熱防止装置・立ち消え安全装置・コンロ消し忘れ消火機能の3つの安全装置が機能します。

ガスコンロの寿命は10年ほどといわれているため、2008年以前の安全装置が付いていないコンロをまだ使用しているという人は、多くはないでしょう。しかし、もし手持ちのコンロが安全装置が付いていないタイプなら、すぐに搭載モデルに買い替えてください。

ガスコンロの処分は慎重に

ガスコンロの種類やそれぞれの種類に応じた処分方法、準備方法、注意点などを解説しました。

ガスコンロはガスを扱うため、扱いを間違えると事故につながってしまい、とても危険です。自分で処分することが不安という人は、利用できる業者に依頼するなどして無理なく処分する方法を選択しましょう。

自分自身で処分する場合は、ガスという危険物を取り扱うという自覚をもって、慎重に作業を進めるように心がけてください。

小池|KOSOTTO編集部

小池|KOSOTTO編集部

元バッグセレクトショップ店員。旅行とファッションが好き。古着をきっかけにサステナブルファッションについて興味を持ち、勉強中。

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