ドライヤーの電気代は1ヶ月でどれくらい?節約する方法も紹介

家電

ドライヤーの使用による電気代は、多くの人にとって気になる問題ではないでしょうか。自宅のドライヤーも、できることなら電気代を節約したいと思う方はいるでしょう。

同じドライヤーを長年使い続けている場合や、とりあえず安価なドライヤーを使用している場合は、とくに電気代が高くなる傾向にあるようです。

本記事ではドライヤーの1ヶ月にかかる電気代や、具体的な節約方法について紹介。また、参考までにおすすめの省エネドライヤー5選や、電気代のかかりにくいドライヤーの特徴についても紹介するので、気になる方はチェックしてみてください。

ドライヤーの電気代は1ヶ月でどれくらい?

まずはドライヤーの電気代が具体的にどのくらいかかるのかをご紹介します。

例えば1200Wのドライヤーなら、1ヶ月の電気代は約178.5円となります。
こちらは30日間毎日10分ドライヤーを使用したと仮定した数値です。

1分あたりの電気代は0.59円、10分あたりの電気代は5.95円と、消費電力が大きい電化製品にも関わらず、使用時間が短いためそこまで高い電気代にはなりません。

また、1300Wのドライヤーだと約193.2円、1500Wのドライヤーだと約223.2円が1ヶ月の電気代の目安です。

計算方法

電気代は、具体的にどのように計算するのかをご紹介します。

電気代を割り出す計算式は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」です。

1200Wのドライヤーを10分間使用したときの電気代を調べたい場合、「1.2(kW)×0.16(時間)×31(円/kWh)」と計算しましょう。

電気代は地域の電力会社により異なるため、ここでは全国家庭電気製品公正取引協議会の基準としている31円/kWh(税込)で計算しています。

ヘアアイロンやカーラーの場合

ドライヤーを使う際、ヘアアイロンやカーラーを併用する方も多いと思います。では、それらの電気代はどのくらいなのでしょうか。

性能にもよりますが、ヘアアイロンは40~50Wくらいの消費電力のものが一般的です。

50Wのヘアアイロンを10分使用した場合の電気代は、先ほどの計算式に代入すると0.24円となります。

ドライヤーに比べると高くありませんが、毎日のスタイリングで使用していると1ヶ月で7.2円くらいになるでしょう。

ドライヤーの電気代を節約する方法

毎日使うドライヤーだからこそ、少しでも電気代を節約できれば嬉しいですよね。
特に家族が多い場合は、ドライヤーの電気代を削減することは大きな節約に繋がるでしょう。

ここでは、ドライヤーの電気代を節約するための方法を具体的に6つご紹介します。

タオルドライをしっかり行う

タオルドライをしっかり行うことで、ドライヤーの使用時間を短くできます。

効率よくタオルドライするには、根本を中心にしっかりと水分を拭き取り、毛先はタオルで包み、優しく握るようにぎゅっと圧をかけましょう。

クシで優しくとかしてから再度タオルで拭き上げたり、吸水性の高いタオルを使ったりすると、より早く水分を拭き取れます。

ドライヤーを長時間あてることは髪へのダメージにも繋がりますので、電気代の節約だけでなく、ヘアケアとしてもおすすめです。

湿度の低い場所で髪を乾かす

湿度が高い場所で乾かすと、そのぶん乾くまでに時間がかかります。できるだけ湿度の低い場所で乾かすことで、ドライヤーの使用時間を短くできますよ。

例えば、お風呂から出たばかりの洗面所は、お風呂からの湯気や熱気で湿度が高く、効率よく髪を乾かすには適していません。

洗面所で乾かす場合は、お風呂のドアをすぐに閉める、洗面所のドアや窓を開けて換気をして湿度を逃がすなどの工夫をすることで、ドライヤーの使用時間短縮につながります。

ある程度乾いたら冷風モードにする

ドライヤーは冷風モードの方が消費電力が低いので、ある程度乾いたら冷風で乾かすことがおすすめです。

根本は乾きにくいうえに、しっかりと乾かす必要があるので温風が向いていますが、毛先にかけて乾かすときは、冷風でも比較的乾かしやすいでしょう。

冷風の利用は、電気代の節約だけでなく、温風による髪へのダメージを緩和させたり、髪のキューティクルを引き締めてツヤを出してくれたりと、ヘアケアとしても優秀です。

髪を根元のほうから乾かす

髪の中で1番乾きにくいところは根本です。

根本ではなく毛先にばかり風をあてていても、根本に風があたらないため、なかなか乾かず、結果的にドライヤーの使用時間を長くしてしまいます。髪を乾かす際は、まず根本から乾かしましょう。

根本を乾かしてる間に毛先の方にも風が流れていき、毛先を乾かすことを手伝ってくれます。

ドライヤーの使用時間を短縮につながるので、髪を乾かす際は、根本から乾かすことを意識してみてください。

電気代のかかりにくいドライヤーを選ぶ

ドライヤーは、製品によって消費電力が異なるので、選ぶドライヤーによって電気代に差がでます。

ドライヤーの電気代自体がとても高額というわけではありませんが、毎日使う電化製品だからこそ、少しでも節約できれば嬉しいですよね。

特に家族が多い場合、ドライヤーそのものの消費電力を抑えることで、1ヶ月や1年を通すとそれなりの金額の節約が期待できます。

ドライヤーを電気代のかかりにくいものに変えることで、根本的な電気代の節約につながると言えるでしょう。

ドライヤーを定期的に掃除する

ドライヤーにはフィルターがあり、ホコリや髪の毛などの汚れがたまってしまうことがあります。そういった汚れがたまると、ドライヤーの性能が落ちたり、消費電力が上がってしまったりするので注意が必要です。

汚れのせいで空気の循環が悪くなると、モーターに負荷がかかり、消費電力の上昇につながってしまいます。

また、風量が落ちることで髪を乾かすまでの時間も伸びます。フィルターが汚れていると、電気代がかかりやすくなるだけでなく、最悪の場合発火の危険性もあるので、ドライヤーの掃除は定期的に行ってくださいね。

電気代がかかりにくいドライヤーの特徴

実際に電気代がかかりにくいドライヤーとはどういったものを指すのでしょうか。

電気代がかかりにくいドライヤーにはいくつか特徴があります。

具体的に3つご紹介するので、ドライヤー選びの参考にしてくださいね。

消費電力が低い

消費電力は直接電気代に影響するので、低い方が電気代の削減につながります。消費電力が低いということは、出力が低くなり、風量や風速に影響が出るため、髪を乾かすまでに時間がかかってしまうので注意が必要です。

ドライヤーの起動時間が伸びてしまったら、結局電気代の節約になっていないなんてことになりかねません。

ドライヤーは、消費電力だけを見るのではなく、風量や性能、自分の髪の長さやボリュームを考慮して選びましょう。

風力が強い

風力が強いドライヤーは髪の毛を乾かしやすいので、使用時間の短縮につながります。

使用時間は電気代と直結しているため、風力が強いドライヤーは節約したい方におすすめの製品と言えるでしょう。

また、風力が強いドライヤーは、温風モードだけでなく冷風モードでも活躍します。冷風モードの消費電力は低いですが、風量が足りなければそのぶん乾かすまでに時間がかかってしまいますよね。ですが、風力があれば乾きやすいので、冷風モードを有意義に使えます。

速乾ノズルがついている

ドライヤーの中には、付属品としてドライヤーをカスタマイズできるノズルがついているものがあります。

なかでも速乾ノズルは、その名の通り髪を早く乾かすことに長けており、独自のノズル構造が風の出方を調節し、髪を素早く乾かしてくれます。髪を早く乾かすことで、ドライヤーの起動時間の短縮につながるので、結果として電気代の節約に活かせるでしょう。

ヘアケアの観点からもノズルつきドライヤーはおすすめなので、チェックしてみてくださいね。

省エネドライヤーのおすすめ5選

ここからは、電気代の節約に向いている省エネドライヤーを具体的に5点ご紹介します。

それぞれの特徴や電気代についてもご紹介するので、自分に合ったドライヤー選びの参考にしてくださいね。

メーカー名商品名1ヶ月の電気代※
ZuviZuvi Halo光ヘアケアドライヤー101.1円
LOUVREDO復元ドライヤーPro96.7円
Careriseケアライズ ブレスGV ヘアドライヤー104.1円
mod’s hairアドバンススマート コンパクトイオンヘアードライヤー92.2円
サロニアスピーディーイオンドライヤー178.5円

※30日間毎日10分ドライヤーを使用した場合

Zuvi Halo光ヘアケアドライヤー

こちらのドライヤーは、温風で乾かす従来のドライヤーとは異なり、光による熱と風を組み合わせて髪表面を超低音に保って乾かすという次世代型ドライヤーです。

ワット数は680Wと、低消費電力が魅力。1200Wのドライヤーと比べると消費電力を約43%削ってくれます。

ヘアケアに特化したモードや、速乾性に最適化されたモードなど、5つのモードを備えており、消費電力を抑えるだけでなく、ヘアケアにも最適です。



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復元ドライヤーPro

復元ドライヤーは、従来の熱による蒸発に頼らず、振動で濡れた髪を乾かす「振動気化乾燥方式」という独自の乾燥方法で髪を乾かします。

消費電力は650Wと低消費電力でありながら、各アタッチメントで風量を調節し、低温なのに素早く乾かせます。

また、髪だけでなく、顔や脚など全身の肌にあててボディケアまでできる優れた商品です。


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ケアライズ ブレスGV ヘアドライヤー

ケアライズ ブレスGVは、700Wという低消費電力にも関わらず、1200~1300W相当の熱量・風量を持つドライヤーです。

一般的なドライヤーと比較すると、1年間の電気代を約半分削減できます。

プロ仕様の遠赤外線放出により、髪の毛内部の水分を適切に保ちながら表面を素早く乾かせるのも魅力です。



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サロニア スピーディーイオンドライヤー

こちらのドライヤーの消費電力は1200Wと一般的なドライヤーと変わりませんが、速乾に特化している点がポイント。

大風量の風が髪をスピーディーにほぐし、ドライ時間を30%短縮してくれます。

素早く髪を乾かせるので、ドライヤー使用時間の短縮につながり、結果として電気代節約が期待できるでしょう。



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アドバンススマート コンパクトイオンヘアードライヤー

スリムでコンパクトなこちらのドライヤーは、小さいながらもパワフルな風量が魅力の速乾モデル。

100-240VACの電圧に対応しており、日本だけでなく海外でも使用できます。

電圧によりますが、省電力は620W~1000Wと低め。

コンパクトなので収納場所にも困らず、旅行にも向いている使い勝手の良いドライヤーです。


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コンセントを抜くのは基本的に不要

電気代を節約したいときにコンセントを抜いて待機電力をカットする、という方法があります。

ドライヤーもコンセントを抜いておいた方が良いと思う方もいるかもしれませんが、ドライヤーに関してはコンセントをこまめに抜く必要はありません。

ドライヤーには電源のオンオフボタンがついており、オフ状態にしておくと待機電力はほぼかからないのです。

すぐ使えるようにコンセントをさしっぱなしにしておいても、電気代に大きく影響することはないので安心してくださいね。

古いドライヤーは買い替えがおすすめ

しばらくドライヤーを買い替えておらず、古いドライヤーを使っているという方はこれを機に買い替えを検討してはいかがでしょうか。

古いからといって消費電力自体が増えてしまうということはありませんが、劣化による性能の低下によりドライヤー自体のパワーが落ちて、乾かす時間が必要以上にかかっている可能性も。

同じワット数でも新しいドライヤーにすれば、乾かす時間の短縮にも繋がるので、節約したい人は思い切ってドライヤーを買い替えるのもおすすめです。

神内|KOSOTTO編集部

神内|KOSOTTO編集部

思い切ってものを捨てられる派。古本を売ったり買ったりしています。

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