大型家具・家電のみ引っ越しする場合の料金やおすすめ業者を紹介

引っ越し時の悩みのひとつとして、大型家具や家電の引っ越しがあるかと思います。細かいものは自分の車で運搬できても、やはり大きいものは業者に依頼したいといった方は多いでしょう。

実際、大型家具・家電のみでも引っ越し業者を利用でき、いくつかお得なプランも用意されています。とはいえ、気になるのはその料金。今回は引っ越し業者を利用する方法も含め、いくつかの引っ越し方法やそれぞれの料金目安についてわかりやすくまとめてみました。

それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、料金などもあわせて比較してみてください。また、後半では大型家具・家電のみの引っ越しにおすすめのサービスやプランを紹介しています。すぐにでも業者へ依頼したい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

大型家具・家電のみでも引っ越し業者は利用できる

大型家具・家電のみでも引っ越し業者は利用できますが、通常のプランで利用すると費用がかさむ可能性があります。引っ越し業者によっては、大型家具や家電のみの運搬をお得に利用できるプランが用意されているため、場合によっては利用を検討しましょう。

引っ越し業者だけでなく、大型家具・家電の配送サービスに依頼する方法もあります。大きさや量によっては、配送サービスに依頼する方がリーズナブルな可能性も。

引っ越し業者を利用する際は、大型家具・家電のみでも利用でき、それぞれのプランによってお得に利用可能です。

大型家具・家電のみ引っ越しする方法と料金

大型家具・家電のみの運搬にかかる料金を知りたい、自分にあった運搬方法を知りたい、という人は多いのではないでしょうか。大型家具・家電のみ引っ越しする方法は、大きく分けて4つあります。

• 方法1：家具家電の配送サービスを利用する
• 方法2：引っ越し業者の家具家電のみプランを選ぶ
• 方法3：宅配便として引っ越し先へ配送する
• 方法4：自力で運搬する

引っ越しにかかる負担を減らすために、自分にあった方法を知るのは大切ですので、それぞれ確認していきましょう。

方法1：家具家電の配送サービスを利用する

方法の1つ目は、家具・家電の配送のみ扱うサービスを利用する方法です。荷物単位で料金が発生し、荷物が1〜2個と少ないのであれば安く配送ができます。

ただし、荷物が多ければ多いほど料金がかかるため、荷物が多い人にはおすすめできません。

配送だけでは不安という人には、家具の分解や配線の取り付けなどを有料のオプションで頼める配送サービスもあります。荷物が少ない人は、家具・家電の配送サービスを利用すると良いでしょう。

かかる料金の目安

家具・家電の配送サービスでかかる料金の目安は、下記の表の通りです。

※2023年6月現在
出典：らくらく料金検索｜ヤマト運輸

家具・家電の配送サービスでかかる料金は、サイズと距離によって金額が異なります。配送できない家具・家電もあるため、事前に確認しておきましょう。

方法2：引っ越し業者の家具家電のみプランを選ぶ

引っ越し業者によっては、家具・家電のみの配送プランがあります。家具・家電のみなど専門のプランは、トラックやコンテナ単位で計算することが多いです。

トラックやコンテナ単位で運ぶほど荷物が多い人は、引っ越し業者の家具家電プランを利用しましょう。逆に、荷物が少ない人は配送料が高く付く可能性があるのでおすすめできません。

引っ越し業者の配送プランは引っ越し業者が配送を行なうため、搬入時の保護をしっかりと実施します。そのため、家具や家電、壁、公共物を壊す心配は不要です。

引っ越し業者の家具・家電のみのプランは、荷物が多い人は利用を検討しましょう。

かかる料金の目安

引っ越し業者の家具・家電のみの配送プランは、時期や引っ越し業者が混雑しているかどうかで変動するため、相場を出すのがむずかしいです。そのため、多くの引っ越し業者は公式サイトから無料で見積りができるようになっています。

複数の引っ越し業者を比較したい場合は、一括で比較ができるサイトを利用するのがおすすめです。引っ越しをなるべく費用をかけずに進めるためにも、料金のシミュレーションは実施しておきましょう。

方法3：宅配便として引っ越し先へ配送する

宅配便を利用して引越し先へ荷物を配送する方法は、大型家具や家電によっては利用がむずかしいでしょう。宅配便で運べるサイズや重さは決まっており、それ以上になると取り扱うことができません。

細かく分解できるベッドや電子レンジなどであれば利用できますが、洗濯機や冷蔵庫などの大きい家電になると運べない可能性が高くなります。

大型家具や家電の配送方法として考えるのであれば、あまりおすすめできない方法です。ただし、規定サイズ内の荷物を運ぶときは利用すると良いでしょう。

かかる料金の目安

宅急便として引っ越し先へ配送する場合、かかる料金の目安は下記の通りです。

出典：宅急便｜ヤマト運輸

宅急便で扱えるサイズは200cmまで、重さは30kgまでと定められています。荷物1つに対して料金が発生するため、荷物が多い場合は別の方法と比較するのがおすすめです。

方法4：自力で運搬する

人手が足りていて、運搬できる距離であれば、自力で運搬するのもおすすめ。自力で運搬すると、車のガソリン代などはかかりますが、最小限の費用でおさえることが可能です。

軽トラックやハイエースなど、大型家具・家電を乗せられる車と人手を用意すれば運搬はできます。しかし、運搬に慣れていない人が行なうと、重いものをもつときに体を痛めてしまうことや壁にぶつけてしまうリスクを考えなければいけません。

かかる料金の目安

自力で運搬するときにかかる料金の目安は、車と人手が揃っているのであれば引っ越し先へのガソリン代くらいです。車を借りなければ行けない場合はレンタカー代分の費用がかかります。

レンタカーの料金はレンタカー会社や車種、借りる時間によって料金が異なり、レンタカーに費用をかけすぎると配送業者に頼んだほうが安く済むことも。1つの荷物だけ運ぶなら、レンタカーを借りずに配送業者を利用しましょう。

2つ以上の荷物を運ぶ場合は、レンタカーを借りて運ぶ方が安く済むことがあります。

大型家具・家電のみの引っ越しにおすすめのサービスやプラン

大型家具・家電のみの引っ越しは、サイズや量によって適したプランが異なります。自分にあった引っ越しサービスやプランを検討するためには、まずどれだけの荷物を運ぶ必要があるのかを正確に把握しなければいけません。

ここでは、5つのおすすめサービスやプランを紹介しますので参考にしてください。

店舗名	店舗紹介	ロゴ	評価
サカイ引越センター「せつやくコース」	詳細		★ 3.3
アーク引越センター「大物限定プラン」	詳細		★ 3.1
赤帽「家財運搬」	詳細		★ 3.8
ヤマト運輸「らくらく家財宅急便」	詳細		★ 3.3
ヤマト運輸「ヤマト単身サービス」	詳細		★ 3.3

※口コミ評価はウリドキやGoogle、その他サイトの情報を参考にしています

サカイ引越センター「せつやくコース」

プラン紹介

サカイ引越センターで利用できる家具・家電の配送プランには「小口便引越プラン」があります。トラック単位ではなく、ボックス単位で配送の依頼ができるため、通常の引越しプランよりコストをおさえることが可能です。

ボックスのサイズは高さが144cm、幅が105cm、奥行きが75cm。乗せられる量は、家具・家電があるワンルームの部屋一つ分くらいのイメージです。別途料金はかかりますが、梱包資材を依頼することもできます。

単身赴任で長距離の引っ越しが発生するときに便利です。公式サイトから無料の見積りをすることができるので、荷物が少なくて長距離の引っ越しを考えている人は一度試してみてください。

業者情報

アーク引越センター「大物限定プラン」

プラン紹介

アーク引越センター「大物限定プラン」は、4つの特典がついた大型家具・家電のみを運ぶ時に利用できる引っ越しプランです。荷造りから新居への設置まで任せることができます。

「大物限定プラン」は、「ダンボール最大50枚無料」「ふとん袋最大2枚無料」「ハンガーボックス最大5個無料」「毎月1〜20日特別割引」の4つの特典付き。

引っ越しのプロに梱包から設置まで任せられるので、もちろん家の中や運び込むまでの道のりを保護して安全に運搬してくれます。大型家具・家電のみの運搬を引っ越しのプロに任せたい人は、アーク引越センター「大物限定プラン」を利用しましょう。

業者情報

赤帽「家財運搬」

プラン紹介

赤帽では、大型家具・家電の運搬を1点からでも対応可能。トラック1台を利用して運搬する方法で家具・家電の運搬を行っています。

地域によって取り扱っているプランが異なるため、どれくらいの料金になるのかまずは見積り依頼がおすすめ。赤帽は単身者向けの引っ越しなら他より費用を安くおさえることが可能です。

赤帽は軽トラックにドライバーが一人乗っている体制のため、費用を安くおさえることができます。そのため、利用者にかかるコストもおさえられます。

単身者の引っ越しで荷物が少ないのであれば、安く済ませられる赤帽を利用しましょう。

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ヤマト運輸「らくらく家財宅急便」

プラン紹介

ヤマト運輸「らくらく家財宅急便」は、大型家電や家具の1点から配送依頼できるサービス。梱包や開梱もおまかせできるので、利用者に負担がなく手軽に利用できます。

「らくらく家財宅急便」は、査定基準を満たした品物のみ配送が可能です。査定基準はサイズと重量で決まります。また、精密品や貴重品などの品物は取り扱い自体ができません。配送を依頼する際は、取り扱いできない商品でないか注意しましょう。

支払いは、現金かキャッシュレス決済（QRコード、クレジットカード）が利用可能です。キャッシュレス決済が利用できると、引っ越しでバタバタするから現金を持ち歩きたくない人でも安心ですね。

運ぶ荷物の数によって料金が変わるため、荷物の数が少ない人におすすめのサービスです。

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ヤマト運輸「ヤマト単身サービス」

プラン紹介

ヤマト運輸「ヤマト単身サービス」は、オリコン顧客満足度®ランキング 引越し会社 単身者 第1位を2年連続受賞した単身者向けの引っ越しプランです。

通常の引っ越しでは、トラック一台に自分の荷物を乗せて配送します。しかし「ヤマト単身サービス」では、他の人の荷物と一緒に自分の荷物が入った専用ボックスの配送を行なうため、費用が安く済むのです。

専用のボックスは、高さ1.7m、幅1m、奥行き1m。ダンボールが15個と単身者用冷蔵庫、電子レンジを詰めても余裕があるくらい大きいボックスです。ボックス数は最大で2本まで利用できます。

単身者用サイズの家電や家具をまとめて運ぶのなら、「ヤマト単身サービス」を利用しましょう。

業者情報

引っ越しに不安がある方は買取や不用品回収も検討してみよう

引っ越しの際に荷物を運搬する費用は、荷物が多いほど高くなります。予算がオーバーする場合は、買取や不用品回収で処分してからの引っ越しを検討しましょう。

新居には大きすぎる家具・家電は持ち込むことができません。まだ新しい、または状態がいい家具や家電であれば高価買取できる可能性があります。家具・家電の買取を扱っている買取店に査定依頼をすると良いでしょう。

単身者など荷物が少ない人は、格安の単身者パックの利用を考えるのも手です。引っ越しの荷物は、すべて運ぶ選択肢以外に買取や不用品回収での処分も検討してください。

引っ越し業者の申し込みはなるべく早めに

引っ越し業者の申し込みは、引っ越しの日時が決まった段階で申し込むようにしましょう。遅くなると、依頼したい日の予定が埋まってしまったり、料金が高くなったりする可能性があります。

引越し費用をなるべく安く済ませるためには、運ぶ荷物の量を減らすことが重要です。不要な家具や家電は、買取や不用品回収での処分も視野に入れて引っ越し準備を進めてください。

引っ越しが近くなってから慌てないように、早め早めに行動するよう心がけましょう。