メルカリで複数アカウントの所持は可能?規約違反せずに作成する方法を解説

フリマ

メルカリでネットショップを開いている人は、複数のアカウントを持ちたいと考えたことがあるのではないでしょうか。複数アカウントがあると、たくさんの出品が可能になり、売り上げが上がることも期待できるでしょう。

しかし、メルカリで個人が複数アカウントを保持することは、規約で禁止されています。違反するとペナルティが与えられる行為です。

本記事では「メルカリでは複数のアカウントを保持するとバレるのか」「複数アカウントの危険性」を解説します。複数のアカウントを開設しようと考えている人は、開設前に参考にしてみてください。

複数アカウント所持はメルカリの規約違反

メルカリは1人につき、1アカウントを原則としていて、1人で複数のアカウントを持つことは禁止されています。入会サービスやキャンペーンの過剰使用を防ぐことや、二重購入のトラブルを防ぐことなどが理由です。

複数アカウントの保持が事務局側に気づかれてしまった場合は、利用制限や売上金の没収アカウントの凍結などのペナルティが与えられる可能性も。過去にはメルカリのアカウントを不正に作成し、販売したとして逮捕者も出ています。

メルカリを多用していると、複数アカウントを持てると便利だなと感じることもありますが、規約違反の行為であることはきちんと認識しておきましょう。

メルカリの複数アカウントはバレる?

「メルカリの複数アカウントはバレなければいいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、バレるので絶対にやめておきましょう。実際にメルカリ事務局に複数アカウントがバレて、ペナルティを課された例もあります。

ではなぜバレてしまうのでしょうか。メルカリ事務局が、「1人の人が複数のアカウントを解説している」と判断するポイントだと考えられることを4つ紹介します。

理由1. 本人確認

本人確認とは、ユーザーがメルカリに身分証明書を提示することで、事務局が本人のアカウントであることを証明するバッジを、アカウントに付与する機能のことです。ユーザーが信頼できるかどうかを保証する目安となっています。

本人確認は公的な証明書でなければならないため、偽造は困難。よって複数アカウントすべてで同じ内容の証明書を提示しなければならず、複数アカウントがバレる原因になりえます。

理由2. IPアドレス

IPアドレスとは、ネットワークに接続できる端末に与えられた住所のようなもの。メルカリを利用するタブレットやスマホ、パソコンにもそれぞれ割り当てられています。IPアドレスが同じということは、同じ端末から利用しているということです。

同じIPアドレスから複数のアカウントに順にログインしていることが知られてしまったら、アカウントを1人で保持していることがバレるでしょう。

理由3. 登録端末・電話番号

アカウントを作成する際に必要となるものが、メールアドレスと電話番号です。メールアドレスはフリーメールで複数用意できますが、電話番号はむずかしいのではないでしょうか。

電話番号が同じだとアカウントを作成する前に弾かれてしまい、複数アカウントを保有することはできません。

同じ端末から複数アカウントにアクセスしている場合も、メルカリ事務局のほうで把握ができるため、複数アカウントの所有を疑われる原因になります。

理由4. 振込先

メルカリの売上金の受け取り方法の1つが、銀行振り込みです。振込口座を登録しておくことで、振り込みが利用できますが、振込先は本人名義の口座と決められています。

そのため、複数アカウントの振込先が同じ口座になっていれば、同一人物のアカウントだと判定され、規約違反がバレる原因になるでしょう。

メルカリshopsを利用すれば複数アカウントを所持できる

メルカリshopsイメージ画像

メルカリShopsとは、メルカリ上にネットショップを開設できるサービスのことです。開設手続きが簡単で、開設費用も維持費用もかからないため、ネットショップ経営の第一歩として利用する人も多くいます。

メルカリShopsの開設方法は、以下の通りです。

  1. メルカリにログインする
  2. ホーム画面の上部分にある「ショップ」をクリック
  3. 「ショップを開設する」をクリック
  4. 申し込み画面で「個人利用」「個人事業主」「法人」のなかから適したものを選択
  5. 確認事項をチェック

複雑そうに見えますが、手続きは簡単で3分あればネットショップが開設可能です。個人のアカウントとは切り離して運営できるため、効果的に2つのアカウントを使い分ける方法を考えてみましょう。

メルカリshopsとメルカリの違い

メルカリshopsと、メルカリのサービスの違いはどのようなものがあるでしょうか。細かく見ていけばたくさんありますが、なかでもメルカリshopsを利用するにあたって、知っておかなければならない重要なことを3点紹介します。

氏名住所が公開される

メルカリは匿名発送機能が付いていて、購入者・発送者ともに住所を公開せずに、商品のやりとりが可能です。しかし、メルカリshopsは匿名発送を利用したとしても、出品者の氏名や住所は購入者に公開される仕様でリリースされました。

2022年4月以降、個人や個人事業主のショップは、希望すれば運営者情報のうち、住所と電話番号は非公開にできるように。

それでも氏名は公表されるため、完全に非公開にした状態でやりとりがしたいという人は、メルカリshopsの利用はむずかしいでしょう。

古物商許可が必要

メルカリshopsで中古品を販売する際には、古物商許可を受けていなければなりません。古物商許可は盗品や偽物の流通を防ぐために採用されているもので、中古品を仕入れて販売する店舗を運営するために必要なものです。

メルカリShopsは個人間でのやり取りではなく、オンライン店舗を運営することと同義なので、中古品の販売には古物商許可が必要となります。

在庫の一括管理ができる

メルカリは個人で不要になったものを出品するサービスであるため、在庫は1点限りという前提のシステムです。一方メルカリShopsは、複数仕入れた商品を1つのページで販売できる仕様で、商品の残り点数を記入し、在庫管理をする機能が付いています。

残っている商品数分の出品ページを作成する必要がなく、在庫数の確認の手間もかけずに済むことが楽です。

メルカリで複数のアカウントを持つメリット

メルカリで複数アカウントを持つことは、ガイドラインに違反していることはわかっていても、複数のアカウントを作りたいと希望する人が多いのは、なぜでしょう。

ここでは複数アカウントを持つことのメリットを考えます。

商品を多く出品できる

メルカリでは、特に1日の出品数の制限を設けてはいません。そのため、メルカリの規則上は何点でも商品の出品が可能です。しかし、実際に大量の商品を毎日出品し続けると、個人アカウントではなく、業者のアカウントとみなされることがあります。

複数アカウントに分けて商品を出品することで、出品数を分散でき、大量出品のリスクを抑えることが可能です。

専門性の高い出品ができる

アカウントを分けることで、出品する商品をカテゴリーに分けることができます。扱う商品を一定のカテゴリーに絞ることで、メルカリの1つのアカウントが専門店のようになり、ほかのアカウントとの差別化が可能に。

専門性がより購入者に伝わりやすく、フォローや購入につながりやすいアカウントになります。

キャンペーン・クーポンを活用できる

メルカリでは定期的にキャンペーンやクーポンが発行されることがあります。これらは原則として1アカウントにつき1回限りです。しかし複数アカウントを保持することで、何度もお得に買い物ができます。さらにアカウントを増やすごとに招待キャンペーンを利用できることから、招待ポイントを何度もゲットできるでしょう。

リスク回避ができる

アカウントを複数持っていると、さまざまなリスクを回避できます。アカウントが利用制限、あるいは停止になってしまったときも、ほかのアカウントを利用すればそのままメルカリを利用し続けることが可能です。

また、何かトラブルがあってアカウントに良くない評価がついてしまい、商品が売れづらくなってしまったときにも、複数アカウントがあれば、マイナスの評価はなかったことにできるでしょう。

規約違反で複数アカウントを所持するリスク

アカウントを複数持っているイメージ画像

複数アカウントはメリットもありますが、当然デメリットもたくさんあります。そもそもメルカリ規約違反の行為なので、複数アカウントは所有しないほうがいいのは明確です。メリットとデメリットを比較して、その危険性を認識しておきましょう。

アカウント停止のリスクがある

何度も記載している通り、複数アカウントの開設はメルカリの規約違反です。事務局にアカウントを複数開設していることがバレたら、ペナルティが課される可能性が高いでしょう。

過去の例から、アカウントが使えなくなる売上金が没収されるなどの措置が考えられます。一時的に使用できなくなるだけではなく、ずっと使用できなくなってしまう可能性は考慮しておかなければなりません。

家族・友人に迷惑がかかる

複数のアカウントを開設するには、家族や友人に名義や個人情報を借りなければなりません。その状態で複数アカウントを所持していることがバレると、本人はもちろん、貸してくれた人にもペナルティが課されることになる可能性があります。

自分自身だけではなく、名義を貸してくれた人たちも、今後メルカリを使用できなくなる可能性が出てくるため、迷惑をかける結果になる可能性があることを知っておきましょう。

誤って複数のアカウントを作成してしまった場合は?

メルカリ規約を確認することなく、複数アカウントを作成してしまった場合は、気づいた時点ですぐにメルカリ事務局に伝えましょう。

そのまま退会してアカウントを消すこともできますが、退会してもアカウント情報は残り続けます。もしメルカリ事務局にバレてしまった場合は、責任を問われる可能性も。

売上金が没収されたり、すべてのアカウントを凍結されたりすることも考えられます。指摘されてから対応するのではなく、きちんと事情を伝えたうえで、退会手続きをとりましょう。

複数アカウントの開設は極力避けよう

メルカリでの複数アカウントの保持に関する情報を解説しました。

メルカリで複数のアカウントを開設することは、メリットが多くあります。特にメルカリで販売することを仕事にしている人は、開設を一度は検討するでしょう。

しかしメルカリの規約でも、明確に禁止されている行為です。デメリットも多く、自分自身以外にも、迷惑をかけてしまうことだということは知っておかなければなりません。

長くメルカリを使っていく以上は、規約を守りながら、売り上げを伸ばす方法を検討してみてはいかがでしょうか。

神内|KOSOTTO編集部

神内|KOSOTTO編集部

思い切ってものを捨てられる派。古本を売ったり買ったりしています。

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