メルカリで売れない商品があるときは、出品が時間がたつことで商品がすでに埋もれてしまっているケースがあります。
そこで思いつくことが「商品の再出品」です。再出品をすることで新着表示されたり、検索順位が再度上位に来たりすることもあります。ただし、商品を何度も削除して再出品を繰り返していると、ペナルティを受ける可能性も。
そこで本記事では、メルカリで再出品を行う方法、タイミング、注意点などについてわかりやすくまとめました。ペナルティを受けてしまわないためにも、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
メルカリの「再出品」とは
メルカリの「再出品」とは、売れていない商品を出品し直すことです。メルカリで商品を検索すると、基本的には新着順で結果が表示されます。再出品すると商品が新着表示され、利用者の目に留まりやすくなることがメリットです。
値下げすることでも商品を新着表示できますが、値下げするとその分販売利益が減ってしまうのが難点。利益を減らすことなく商品を新着にしたい場合に、再出品が行われます。
メルカリで再出品するメリット
メルカリで再出品をすることで、本当に商品が売れやすくなるのでしょうか。
ここでは、メルカリの商品を再出品するメリットを紹介します。再出品することで得られるものをきちんと理解したうえで、手続きを進めましょう。
商品が新着表示される
新しい商品ページを作り直すと、例え商品の再出品であっても、メルカリとしては新規出品との区別ができないため、新規出品と同様の扱いがされます。
メルカリでの検索結果は、基本的には新着順での表示です。つまり再出品をしたページは、上位に表示されることになり、多くの人の目に留まりやすくなります。その分売れやすくなり、取引が成立する可能性は高くなるでしょう。
検索下位の商品をリセットできる
メルカリでは長く売れなかった商品は、どんどん検索結果に表示されづらくなっていきます。その状態で出品し続けても、売れる確率は低いでしょう。しかし、再出品することにより検索結果の上位に表示されることになり、売れなかった期間をリセットできます。
さらにメルカリには「〇日前に出品」など、だいたいの出品時期を表示する機能があり、長く購入されていない商品は、清潔感などの不安から購入されづらいです。しかしページを新しくすることで今まで売れなかった時期をリセットでき、印象が良くなることもメリットだといえます。
メルカリで再出品する方法
メルカリを再出品しようと思っても、メルカリをはじめたばかりの場合や、操作に慣れていない場合は、具体的にどのように再出品すればいいかわからないかもしれません。
以下では、メルカリで再出品する方法を紹介します。
再出品の前にやっておくこと
メルカリで再出品すると、もともと設定していたタイトルや出品価格などを確認できなくなります。より売れやすくするために再出品するなら、以前の出品情報を確認できたほうが良いでしょう。以下で再出品の前にやっておくことを解説します。
出品ページをスクリーンショットする
再出品する前の出品ページをスクリーンショットしておくと、売れなかったときのタイトルや説明文、画像、出品価格などをあとから見直せます。スクリーンショットした画像から売れなかった原因を分析すれば、再出品の際に生かせるでしょう。
また、スクリーンショットした画像をトリミングすることで、再出品する際の商品画像として再利用できます。
商品説明文をコピーする
削除する前の商品説明文をコピーしておけば、効率良く再出品を進められます。同じ商品を再出品するので、商品の基本的な情報は変わりません。まずは商品説明文をコピペして、わかりにくい文章があれば必要に応じて書き換えましょう。
なお、メルカリはスマホとPCのどちらでも利用できます。自分が作業しやすいデバイスを使えば、スムーズに再出品できるでしょう。
公開停止してから再出品する方法
商品ページを一度削除してから、新しく出品する方法を紹介します。
- 現在公開されているページを公開停止にする
出典:メルカリアプリ内より
出品中の商品ページ下部に「公開停止ボタン」があるのでタップするか、各OSの機能を利用して出品中の商品リストより、公開停止にしてください。
- 「出品する」をタップして、必要事項を入力する
出典:メルカリアプリ内より
商品価格やタイトル、商品説明、送料などを見直し、変更する点があれば変更しながら入力してみましょう。
- 「出品する」をタップする
以上で再出品は完了します。
削除してから再出品する方法
アプリ版では以下の流れで、削除してから再出品できます。
1. マイページにある「出品した商品」を選択
2. 「出品中」から削除したい商品を選択
3. 画面下部の「商品の編集」を選択
4. 画面下部の「この商品を削除する」を選択
5. 削除した商品を新たに出品
ブラウザ版で削除してから再出品する方法は以下のとおりです。
1. 画面右上のアカウントを選択
2. 「出品した商品 – 出品中」を選択
3. 削除したい商品を選択
4. 画面下部の「この商品を削除する」を選択
5. 削除した商品を新たに出品
メルカリで再出品するときの注意点
再出品をすること自体は、規約違反ではありませんが、注意するべき点がいくつかあります。守らなければメルカリの利用を制限されてしまう可能性も。そうなっては困るので、注意点を理解したうえで再出品をしましょう。
頻度が高いとペナルティを受ける場合がある
メルカリは個人利用が前提のサービスで、メルカリが指定する法人以外は利用できないと規約で定められています。再出品の頻度が高いと、個人利用していても業者だと判断され、ペナルティを受けることがあります。
1日に10品以上出品した場合や、数日ごとに同じ商品を再出品した場合はペナルティを受けることがあるようですが、明確な基準は公表されていません。ペナルティをなるべく避けるために、出品から再出品まで1週間ほど空けるように意識しましょう。
参考:利用規約|メルカリ
「 圏外飛ばし」の可能性も
再出品のペナルティとして「圏外飛ばし」の対象になると、商品を出品しても新着商品としてメルカリに表示されなくなります。圏外飛ばしのペナルティが科される期間はケースによりさまざまです。
ペナルティ中に再出品しても商品は売れにくいので、ペナルティが終わるまでは再出品を中断しましょう。
いいねやコメントが消える
今まで出品していたページを削除して、新しくページを作り直すと、元の出品ページにもらっていたいいねやコメントはすべて消えてしまいます。
いいねやコメントのなかには、購入を検討している人がいることも考えられるため、新しくいいねがついたページは削除せず、しばらく様子を見たほうが良いでしょう。いいねがついてからやコメントに返信をしてから、時間がたっても購入の連絡がない場合に、再出品を検討します。
削除せずに再出品すると禁止行為
メルカリでの出品は、1商品につき1ページが原則です。従って再出品の際に、元のページを削除しないまま置いておくと、1商品に対して2つのページを作成することになるため、規約違反になってしまいます。
再出品をする際は、必ず元のページを削除、履歴を残しておきたい場合は出品停止にしてから、新規ページを作成しましょう。
万が一同時に売れてしまった場合、トラブルのもとになってしまうので、不要なトラブルを防ぐためにも必要な手続きです。
再出品で商品を売れやすくするコツ
せっかく手間をかけて再出品をするなら、少しでも商品が売れやすいほうが良いでしょう。ここでは、再出品で商品を売れやすくするコツを紹介します。再出品する際に実践して、スムーズな商品の売却を目指しましょう。
再出品すべきタイミングを理解する
再出品するタイミングを検討する際に、目安としてほしい条件があります。
- 出品してから3日は待つ
- 「いいね」の数やコメントの数
- 類似商品の動向
出品してから数日は検索結果の上位に表示されるため、再出品をする必要はありません。
また、いいねやコメントが新しく付いている状態では、購入を検討している人がいる可能性があります。ページに反応がある状態での再出品は控えましょう。
最後に類似商品に動きがあるか確認します。たくさん類似商品が売れているようなら、多くの人に見てもらえる時期と判断し、再出品をしましょう。
再出品の時間帯はいつがいい?
再出品する時間帯は、出品し直す商品のニーズが高い層に応じて決めましょう。たとえば、専業主婦に需要が高い商品の場合は、家事がひと段落した10時や15時ごろに出品すれば、目に留まりやすくなります。
教科書や参考書など学生向けの商品を再出品するなら、学校が終わった16時ごろから夜にかけての時間帯がおすすめです。また、土曜日や日曜日なら学校や仕事が休みの人が多いので、時間帯を問わず再出品しやすいでしょう。
記載している情報を見直す
再出品をして多くの人の目に触れる工夫は重要ですが、そもそも商品が売れない理由を検討することも重要です。再出品をするにあたり、以下のポイントを見直して、それを踏まえた再出品ページを作成するようにしてみてください。
販売価格
商品が売れない理由として考えられる1番の理由は、販売価格が高いことです。
商品価格を見直すためには、メルカリで類似商品を検索し、取引が成立している価格を参考にしましょう。もし自分の商品の価格が周りより高ければ、価格を見直すだけで売れる可能性があります。
価格を変更する場合は、面倒な再出品ではなく、今のページを値下げする対応でまずは様子を見るのもいいのではないでしょうか。
タイトル・商品説明
タイトルや商品説明を再度確認しましょう。購入者が購入するための情報が十分に掲載されていなければ、それが購入につながらない原因だと考えられます。
例えば洋服の場合、サイズや素材、洗濯方法など購入者が知りたい情報はすべて商品説明に記載しておいたほうが売れやすいでしょう。ほかにもハッシュタグを活用する方法もあります。
商品画像
商品画像、特に1枚目の画像の印象が悪いと、購入されづらい可能性があります。明るいところで撮影しているか、商品の全体が写っているか、清潔感があるか、などの観点で掲載している写真を見直しましょう。
また商品画像が少ないと、傷などの細かい部分が確認できず、購入者の信頼を得られていない可能性があります。商品の細部まで伝わる写真を用意しましょう。
カテゴリー
出品の際に選択しているカテゴリーが商品と合っているかを確認してください。カテゴリーがあっているか不安な場合は、すでに取引が成立している類似商品のカテゴリーを参考にすると、わかりやすいです。
カテゴリーが間違っていると、購入希望者の検索結果にうまく反映されず、商品ページが見られていない可能性があります。
送料負担
送料負担を購入者負担(着払い)にしていると売れづらい傾向があります。それは実際に購入者が支払わなければならない金額が購入時点で明確ではないからです。
メルカリの商品検索機能の絞り込み検索では、送料が購入者負担の商品は表示しないという機能もあります。購入者がこの設定をしていると、商品が表示すらされません。
送料を事前に考えることは面倒ですが、きちんと考えて送料込みの価格を表示したほうが売れるでしょう。
新着表示が目的なら値下げでも効果あり
再出品にはさまざまな目的があるでしょう。そのなかでも最も大きな目的は、検索結果への上位表示ではないでしょうか。
実は再出品をしなくても、検索結果を上位にあげることができます。その方法が「値下げ」です。商品価格を100円以上値下げすると、検索結果上位に戻る仕組みがあります。検索結果に表示されづらくなったものは、100円ずつ値下げをしていくといいでしょう。
また商品の10%以上値下げすると、いいねをしている人たちに通知が送られるシステムもあります。それぞれ売り上げ価格に注意しながら、効果的に利用していきたいシステムです。
メルカリでの再出品はペナルティにならないよう注意
メルカリでの再出品の方法や、その際に注意すべきことを紹介しました。
メルカリでは再出品をすること自体は規制されていません。売れづらい商品を売るためには、再出品も効果的です。さらに取引が成立する確率が上がるでしょう
再出品するにあたり、本記事を見直して注意すべきことを踏まえたうえで、再出品手続きをしてみてください。