澄み切った美しい青色が特徴のアクアマリン。なんとなく知ってはいるけど、どんな宝石なのか詳しくは知らないという方は多いかと思います。
アクアマリンはその美しさだけでなく、さまざまな意味を持った種類も豊富な宝石です。
アクアマリンのジュエリーの購入を検討しているのであれば、その種類やアクアマリンの持つ意味を知ることでさらに選び方の幅が広がるでしょう。
本記事では、鉱物としての特徴から、石の持つ意味など、アクアマリンの魅力を紹介します。アクアマリンを選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてください。
アクアマリンは、美しい青色の宝石として一般的にも認知度の高い宝石です。
ここでは、アクアマリンの鉱物としての特徴や効果、歴史、石言葉など、さまざまな観点から紹介していきます。
アクアマリンは、さまざまな色のバリエーションを持つベリルという鉱物に分類されます。
その名の通り海のような美しい青色をしていて、透明度や硬度が高い点が特徴です。
色合いや透明度は含まれる不純物によって影響を受け、一般的に色が均一で深みのある青色かつ、不純物が少なく透明度の高いものが高値で取引されます。
アクアマリンは3月の誕生石としても知られています。誕生石とは、それぞれの月に生まれた人の象徴として、身につけていると幸せが訪れると信じられている宝石です。
日本では1912年にアメリカの宝石業界により定められた種類が一般的に用いられており、アクアマリン以外に、サンゴ、ブラッドストーン、アイオライトが3月の誕生石として挙げられます。
アクアマリンはラテン語の「aqua marina（海の水）」を語源とし、すべての生命の源である海のような安らぎを与えてくれると言われています。
浄化と新生の象徴である水が、滞ったエネルギーを流し、ストレスの軽減や対人関係・感情の調和をもたらしてくれるポジティブな効果が期待できるでしょう。
アクアマリンの産地は世界中にあります。代表的な産地はブラジルやナイジェリア、マダガスカルなどです。
なかでもブラジルは、高品質なアクアマリンが採掘される有名な産地のひとつとして有名です。
アクアマリンの歴史は古く、古代エジプトや古代ギリシャ・ローマ、中世・ルネサンス期などそれぞれの時代で王族や貴族の宝飾品として愛されてきました。
古代から現代に至るまで、その美しさと、アクアマリンの持つスピリチュアルな力が、文化や信仰においても重要なものとされてきた歴史があります。
アクアマリンの石言葉は、「幸福」「聡明」「勇敢」「沈着」「富」などです。
海のような癒しや平和をもたらし、穏やかな気持で他者と関われることから「コミュニケーションの石」や「幸せな結婚の象徴」と言われるなど、ポジティブな意味を多く持った宝石です。
古代では航海の安全を願うために船乗りたちがお守りとして持ち歩いたり、船に取り付けられることもありました。
現代でも、航海や旅のお守りとして身につけると良いとされている宝石のひとつです。
アクアマリンにはさまざまな意味がありますが、どのような人におすすめの宝石でしょうか。
- 癒しがほしい、穏やかな気持になりたい人
- コミュニケーション能力を高めたい人
- 成長したい、自分を鼓舞したいと思っている人
- 恋人やパートナーへプレゼント贈りたい人
- 結婚や出産のお祝いを贈りたい人
他にも3月生まれ、海や青色が好き、旅行のお守りがほしいなど、さまざまな人におすすめの宝石です。
アクアマリンは、色合いや品質によって種類がわかれます。
ここからはアクアマリンにはどのような種類があるかを紹介しますので、好みの色合いや品質のアクアマリンを選ぶ参考にしてみてくださいね。
美しい青色と、高い透明度の高品質なアクアマリンが採掘されていたブラジルのサンタマリア鉱山に由来する「サンタマリア」は、アクアマリンのなかでも価値の高い種類のひとつです。
また、「サンタマリア・アフリカーナ」はアフリカが産地のアクアマリンで、「サンタマリア」に似た鮮やかな青色が特徴で、高品質のものは希少価値が高いとされています。
「モスアクアマリン」は、通常のアクアマリンとは異なり、青色と緑色が混ざった深みのある色合いのアクアマリンです。
「苔」を意味する「モス」の通り、アクアマリンの内部に含まれる内包物が苔のように見えることが由来とされており、なかでもチタン鉄鉱成分を多く含むものは黒に近い色合いになります。
内包物の量で色合いが変わる個性的なアクアマリンです。
内部の微細な内包物により、半透明や乳白色のような色合いに見えるアクアマリンを「ミルキーアクアマリン」と呼びます。
目に見えないような微細な内包物により、光の屈折が不均一になることで美しい乳白色になるのが特徴です。
ミルキーアクアマリンは、やわらかい美しさを持つ宝石として人気があります。
宝石の表面に一筋の白い光が現れる効果をキャッツアイ効果と呼び、キャッツアイ効果が現れているアクアマリンを「アクアマリンキャッツアイ」と呼びます。
その名の通り猫の目のように見える線は、内包物が平行に密集することで起こる効果で、非常に希少価値が高い宝石です。
神秘的で美しい見た目を持ち、宝石のコレクターからも人気があります。
ここからは、実際にアクアマリンを使用したアクセサリーをご紹介します。
リングやネックレス、ブレスレットなど、それぞれ違った魅力のアイテムを5つご紹介するので、自分に合ったアクセサリーを探す参考にしてみてくださいね。
深い青色と高い透明度が特徴のサンタマリア・アフリカーナを使用したピアスです。
2.5mmと小粒ですが、その分手が届きやすい価格が魅力。せっかくなら高品質のアクアマリンを身に着けたいという方にはピッタリのアイテムです。
小粒だからこそ主張しすぎず、どんなファッションにも合わせられます。
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柔らかな曲線を描くしずくモチーフに、アクアマリンとダイヤモンドがあしらわれたネックレスです。
４℃オリジナル素材のエターナルシルバーが、アクアマリンの澄み切った青色を引き立て、清楚で上品な印象をもたらします。
ベーシックなデザインながら存在感があるため、コーディネートのアクセントにぴったりです。
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アクアマリンとキュービックジルコニアの輝きが美しいブレスレットです。
シンプルなデザインですが、ブレスレットが2連タイプのため程よい存在感があり、手元を華奢で女性らしい印象にしてくれます。
アクアマリンの澄んだ青色は肌なじみもよく、どんなシーンでも活躍してくれるブレスレットです。
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アクアマリンをハート型にカットしたハートシェイプが特徴のリングです。
存在感のあるデザインにくわえ、天然ダイヤモンドが2つあしらわれているものがあり、華やかな印象を与えてくれます。
リングに刻印を入れることができるため、オリジナリティがほしい方や、かわいらしいデザインが好きという方におすすめのリングです。
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アクアマリンの中でも、半透明や乳白色のような色合いに見えるミルキーアクアマリンを使用したリングです。
ミルキーアクアマリンの美しさを最大限に引き出すようなシンプルなデザインが特徴で、柔らかな色合いが女性らしい手元を演出してくれるでしょう。
つるっとした宝石本来の美しさを楽しめる鏡面加工仕上げと、アンティークテイストが楽しめるマット加工仕上げが選べます。
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アクアマリンのアクセサリーを購入したあとは、その美しさを長く保つためにお手入れが必要です。
アクアマリンは比較的硬度が高い宝石ですが、使用後は硬い布やブラシではなく、やわらかい布で優しく皮脂などの汚れを拭き取りましょう。
汚れが気になるときは、温かい石けん水で洗浄することも効果的です。
本記事では、アクアマリンをさまざまな観点からご紹介しました。
アクアマリンはその澄み切った美しさだけでなく、ポジティブな意味を持ち、種類によって異なる側面を見せてくれる魅力的な宝石です。
また、手入れも難しくなく、長く愛用できる宝石と言えるでしょう。
自分や家族、友人、恋人への贈り物にぴったりな宝石なので、ぜひ本記事を参考にして、目的に合った素敵なアクアマリンを探してみてくださいね。
