まずは査定額を聞く
誕生石とは各月に割り振られた宝石のことで、身に付けると幸福や幸運が訪れるとされています。誕生石を採用したジュエリーは、知人や恋人へのプレゼントとして人気です。
しかし、いざ誕生石のジュエリーを買おうとしたら、デザインはもちろん、石の種類が多すぎて何を選べばいいか悩んでしまいますよね。
例えば5月の誕生石はエメラルドと翡翠ですが、実は宝石にも選び方のコツがあります。5月の誕生石の効果や選び方、人気ジュエリ―を紹介するので、ぜひご参考にしてください！
5月の誕生石は「エメラルド」が有名ですが、もうひとつ「翡翠（ヒスイ）」という宝石も5月の誕生石で、どちらも鮮やかなグリーンの美しい宝石です。
身に付けると幸福や幸運が訪れると言われる誕生石ですが、エメラルドと翡翠はそれぞれどんな効果や由来があるのかご紹介します。
5月の誕生石であるエメラルドは、若葉の季節にぴったりの鮮やかな美しいグリーンが特徴です。希少性と価値の高さから、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤに並び、世界四大宝石に数えられています。
エメラルドは内部にクラック（傷）やインクルージョン（内包物）があることが多く、無傷のエメラルドはほとんど存在しません。傷が少ないエメラルドは、とても高価で取り扱われます。
硬度として硬い石ですが、内部にクラックが多いため弱い衝撃でも割れてしまうことがあり、取扱いには少し注意が必要です。
有名な産地はコロンビア、ザンビア、ブラジルなどがあり、世界中でも採掘されますが、特にコロンビア産のエメラルドは最高級と言われており、生産シェアも多いです。
エメラルドはベリル（緑柱石）という宝石の一種で、和名では「翠玉」「緑玉」と言います。ベリルは仮色の宝石で、緑は「エメラルド」、青っぽいものは「アクアマリン」というように色によって名前が変わるのです。
語源は、古代ギリシャ語で「緑色の宝石」を意味する「スマラグドス（smaragdos）」から変化し、「エメラルド（emerald）」になったと言われています。
エメラルドの歴史は古く、エジプトの砂漠で発見され、古代エジプト女王のクレオパトラが愛用していたという話が有名です。エメラルドが採掘できる鉱山を「クレオパトラ鉱山」と名付けていたという説もあるほど。昔は富と権力の象徴でもあったとされています。
石言葉は「幸運・幸福・愛・希望・安定」などがあり、愛や幸せを象徴とした意味があります。ほかにも新たな始まりという意味もあり、5月の誕生石にぴったりです。
また、エメラルドにはパワーストーンとして心身を安定させるパワーがあるとされ、ヒーリングとして効果を発揮すると言われています。エメラルドの美しいグリーンは、癒しを与え、美しさや豊かさ、愛を連想させてくれるでしょう。
エメラルドは衝撃や熱に弱く、保管方法や手入れに注意が必要です。また、エメラルドは透明度を高めるために、オイルなどを使って充填処理を施していることが一般的なので、処理を剥さないようにお手入れしましょう。
- やわらかい布でやさしく拭く
- 35℃程度のぬるま湯で薄めた中性洗剤でやさしく洗う
- 乾燥する場所、直射日光が当たる場所での保管は避ける
- ほかのジュエリーと分けて保管する
やわらかい布でやさしく拭いてから保管しましょう。汚れがとれない場合は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で、擦るのではなくやさしく洗ってください。熱湯だと割れてしまう可能性があるので注意が必要です。
保管方法については、乾燥したり熱を持たないように、風が当たる場所や日光が当たる場所はさけて保管しましょう。できれば小分けにできるジュエリーボックスで保管してください。
翡翠はエメラルドと同様に、若葉や新緑を思わせる美しいグリーンの宝石ですが、エメラルドとは別の鉱石です。
エメラルドはベリルという宝石の一種でしたが、翡翠は別名「ジェダイト」と言われる硬玉と、「ネフライト」と言われる軟玉に分かれています。硬玉のほうが高く評価され、本翡翠と呼ばれています。
翡翠は日本の国石と認定されており、古くから勾玉や祭司に使われているので日本には馴染み深い宝石です。
エメラルドと比べると透明度は高くないことが多く、深緑というイメージ。また、グリーンの印象が強いですが、実はブラックやブルー、ホワイトなどさまざまな色があります。
産地はミャンマー、ロシア、カザフスタン、アメリカ、中国などが挙げられますが、日本も含まれており新潟県の糸魚川が有名です。
翡翠とは中国で「カワセミ」を指す言葉で、鮮やかな色がカワセミの羽の色に例えられ、翡翠という名前になったという説が有力です。
翡翠の硬石は非常に硬度が高く、古くから武器や装飾品に使われてきました。最高品質の翡翠の産地であるミャンマーで、17〜18世紀に発見され、中国に渡ったとされています。
中国ではほかの宝石よりも価値が高いとされ、装飾品や器、置物などで利用されていました。日本では縄文時代の遺跡からも発見されており、日本でも古くから使われていたことがわかります。
翡翠の石言葉は、「安定・平穏・健康・長寿」などです。
中国や日本に限らず、古代から世界各地でパワーストーンとして用いられており、心身の安定や忍耐力、冷静さを得られると信じられ、権力者が好んで身につけたされています。
また、一部の地域では魔除けやお守りとして身に付ける風習があり、ヒーリングとしての効果もあると信じられてきました。現在でも、結婚や出産のお守りとして使われており、パワーストーンとして人気の高い宝石です。
エメラルドと違い衝撃や摩擦に強い宝石ですが、熱や乾燥には弱いので、最低限直射日光は避けるなどの対策はしておきましょう。
- やわらかい布でやさしく拭く
- 35℃程度のぬるま湯で薄めた中性洗剤でやさしく洗う
- 普段から身に付ける
- 乾燥する場所、直射日光が当たる場所での保管は避ける
- ほかのジュエリーと分けて保管する
翡翠には油が馴染みやすいという特徴があり、表面に油が馴染むと艶が出てきます。普段から身につけていれば、自然に皮脂が染み込み艶が保たれるでしょう。
むずかしい場合は、オリーブオイルなどの油をごく少量やわらかい布につけ、表面に馴染ませることもひとつの手です。
エメラルドと翡翠とでは、石言葉や歴史が違い、同じエメラルドでも模様や色合いが全然異なるので、結論としては好みやフィーリングで決めていいと思います。しかし、それでは迷ってしまうという方に選び方をご紹介します。
エメラルドは、大きさはもちろんのこと、色、透明度によって価格が大きく変わります。
出典：ユアエメラルド
色については、基本的に薄くなるにつれ評価が低くなりますが、逆に色が濃くても一定ラインを超えると黒ずんだ色に見え、評価が下がってしまうのです。
出典：ユアエメラルド
透明度についてはインクルージョン（内包物）によって変化し、一般的にインクルージョンが多いと透明度が下がり、少ないとより質が良いものとされる傾向に。総合的に、コロンビア産のエメラルドが最高級と言われています。
価格と好みのバランスを考えて選びましょう。
前述の通り、翡翠は「ジェダイト」と言われる硬玉と「ネフライト」と言われる軟玉に分かれており、宝石としては硬玉の方が本翡翠と呼ばれるほど価値が高いです。また、色、透明度、カットによって価値が変わってきます。
出典：色石BANK
色合いと透明度については、基本的には色が濃く透明度が高いものが価値が高くなるのですが、濃すぎてしまうと透明度が損なわれ、逆に価値が下がってしまうのです。「ロウカン」と呼ばれる、とろみのあるなめらかなグリーンの翡翠は最高級と言われています。
流行やジュエリーによって変化しますが、翡翠は一般的に「カボションカット」という丸いドーム型にカットされることがほとんど。その場合は、より厚みのあるほうが価値が高くなります。
エメラルドと翡翠の特徴は理解いただけたと思いますので、おすすめのジュエリーをそれぞれ3つずつご紹介します。
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ジュエリーの有名ブランド4℃のネックレスです。リバーシブルで片方はエメラルド、片方はダイヤモンドをあしらった贅沢なひと品。チェーンはピンクゴールドで、かわいらしくもエレガントに見せてくれます。女性へのプレゼントに適していますね。
その日の気分や好みによって、エメラルドかダイヤモンドを選べるので、プレゼントが好みじゃなかったという失敗の可能性を大幅に低くできます。サプライズであれば、かなりのメリットです。
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言わずと知れた高級ジュエリーブランド「ティファニー」のピアス。18Kのゴールドにラウンドカットのエメラルドをセッティングしてあります。ラウンドカットとは、上面が円形で宝石の美しさを最も引き出すカットと言われており、上質なエメラルドがさらに際立ちます。
高級ブランドなのでお値段は張りますが、それ相応のクオリティを堪能いただけると思います。ぜひ特別な日のプレゼントとして選んでみてはいかがでしょうか。
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12ヶ月それぞれの誕生石を選べる、プラチナメッキのシルバーブレスレットです。価格がリーズナブルで母の日や、ちょっとしたプレゼントに向いています。
残念ながら天然石ではなく合成石のようですが、amazonのレビューでは「かわいい」「お値段以上」という声が多いので、気軽なプレゼントとしておすすめ。
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K18イエローゴールドのフックピアスになります。ミャンマー産の翡翠（ジェダイト）を使用しており、ゴールドと上質な翡翠の組み合わせが上品で魅力的なアクセサリーです。
上品ながらも小粒の翡翠が耳元で揺れかわいい一面があり、幅広い年齢層におすすめできます。翡翠自体は小粒なので、お値段はそこまで高くありません。気軽なプレゼントとしていかがでしょうか。
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楽天市場を中心に天然石を販売している、セレクトエージャパンというブランドのブレスレット。リーズナブルな価格で、ミャンマー産ジェダイトのブレスレットを手に入れられます。
ライトグリーンで淡い色をしているので、宝石としての価値は高いわけではありませんが、ファッションとしてはかわいいですね。ほかの色合いも展開されています。ぜひ見てみてください。
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彫刻と研磨の手作業で作られた翡翠のバングル。グリーンのイメージが強い翡翠ですが、このバングルはホワイトでとてもかわいらしいです。
大きめのバングルでアクセントとして大きな効果を発揮しつつ、ホワイトカラーは主張が強いわけではなく、自然とファッションに取り入れられます。
翡翠そのものを手首に身に付けるので、パワーストーンやお守りとしての効果を最大限に受け取れそうです。誕生日や記念日のプレゼントとしていかがでしょうか。
普段宝石を見ることがあっても、ただ「キレイだな」ぐらいしか思わない方が多いと思いますが、宝石について理解を深めるとだんだん愛着が湧いてきます。もし今後エメラルドや翡翠のジュエリーを手にすることがあったら、ぜひ大切にしてあげてください。
また、プレゼントをする方も、誕生石というのはただ単にオシャレというだけではありません。パワーストーンの効果や石言葉にある思いも、一緒に贈ることができる愛のあるプレゼントです。ぜひ身近にいる恋人やご家族、ご友人にプレゼントしてみてください。
