フリマアプリ「メルカリ」を使っていると、たまに非常識な値下げ交渉や、不快なコメントをされてしまうときがありますよね。
出品者側であれば、メルカリのコメントを自由に削除でき、購入者側もコメントを消せる方法はあります。コメントの消しかたを知らないままだと、迷惑なコメントを素早く消せず、販売にも影響が出てしまうかもしれません。
この記事では、メルカリでコメント削除する方法を出品者/購入者別に解説します。
コメントが削除される理由や、消す際の注意点なども合わせて解説するので、ストレスなく快適にメルカリを利用するためにも、ぜひ目を通してみてください。
メルカリでコメント削除したい場合には、出品者側と購入者側で異なる手順を踏むことが必要です。
ここでは、メルカリのコメント削除方法を出品者側・購入者側それぞれの場合に分けて解説します。
出品者の場合は、商品について書かれたコメントを自分で削除できます。
以前はコメントを消したいときにはメルカリ運営事務局に報告する必要がありましたが、2022年9月現在は出品者が自由にコメントを削除できるようになりました。
メルカリでコメント削除する方法を種類別に解説するので、手順に沿ってきちんと消されているか確認してください。
iOS版の削除手順
- 自分の商品画面で「すべてのコメントを見る」をタップ
- 削除したいコメントの右側にある、ゴミ箱のマークをタップ
- 「出品者がコメントを削除しました」と表示されたら完了
Android版の削除手順
- 自分の商品画面で「すべてのコメントを見る」をタップ
- コメント一覧の右上にある旗のマークを押したあと、「コメント削除」「事務局へ報告」の選択肢が出てくるので、「コメント削除」をタップ
- 消したいコメントの上にある「削除」ボタンを押し、「出品者がコメントを削除しました」が表示されたら完了
自分が購入者の場合は、他人の商品ページに書いたコメントを自分で削除することはできません。
間違った内容を書き込んでしまったなど、コメントを削除してほしいときは、出品者に連絡して消してもらう必要があります。
しかしコメントを削除するかどうかは出品者に委ねられるため、「断られても仕方ない」という心持ちでいたほうがよいです。出品者にもできる限り丁寧に頼むよう心がけましょう。
もし削除してほしいコメントがあるのに出品者が取り合ってくれないときは、メルカリの運営事務局に相談すると、対応してくれる可能性があります。
メルカリでコメント削除すると、消えた部分に「出品者がコメントを削除しました」と表示されます。削除表示は自分の画面だけに映るものであり、ほかのユーザーには何も表示されません。
以前はほかのユーザーにも「出品者がコメントを削除しました」の表示が見えていましたが、メルカリ側が仕様を変えました。
2023年11月現在、コメント削除の形跡を不特定多数の人に知られることはありません。
ただ、書き込んだ人が商品ページを再訪したときは「以前の自分のコメントがないな」と気づく可能性があるので、注意してください。
メルカリでコメント削除される理由はいくつかあります。ここでは、出品者が「コメントを削除しよう」と考える主なケースをみてみましょう。
多くの出品者がメルカリのコメントを削除をする理由は、過去の値下げ交渉をほかのユーザーに見られたくないからです。
たとえば5,000円で出品している商品が複数ある場合、1人のユーザーと「4,000円にしてもらえませんか？」「良いですよ」というやりとりがあったら、次に買う人も値下げ交渉をしてくるでしょう。
値下げ交渉に応じた履歴を残すと、もともとの設定額ではもう売れないため、出品者は損をしてしまいます。
とくに価格を下げると言ったのに取引が成立しなかった場合は、もとの売り値でまた売るために値下げのやり取りを消す人が多いです。
メルカリの設定では、一度商品にコメントすると、ほかのユーザーが同じ商品にコメント・「いいね！」した場合に通知がいきます。
「あなたの気になっている商品が、他の人に買われる可能性がありますよ」とお知らせしてくれる機能ですが、購入をやめた人にとっては不要でしょう。
取引成立しなかった人に通知がいかないための気遣いとして、コメントを削除している出品者も多いです。
メルカリ出品者がコメント削除するのには、単に不快なコメントを消している場合も。
メルカリで商品を出品していると、以下のようなコメントをされてしまうことがあります。
- 誹謗中傷、暴言
- セクハラコメント
- 意味なく大量のコメントをする「荒らし」行為
- 非常識な額の値下げ(10,000円の商品を1,000円で売ってくれなど)
商品ページを訪れる人を不安にさせたり、自分にデメリットが生じたりするのを防ぐため、出品者がコメントを削除をしているケースがあります。
出品者がメルカリでコメント削除するのは、ただ整理したいだけという場合もあります。
出品者のなかには、多くのコメントが乱雑に存在するのを嫌う人もいるので、自分の商品ページをすっきりと見せるために定期的にコメント削除する人も多いのです。
問題がないコメントも削除されるため、「なぜ自分のコメントが消されたのか」と購入者が思い悩む必要はありません。
メルカリで出品した際、見過ごさずにきちんと削除するべきコメントはあります。
ここでは、出品者になったときに消したほうがよいコメントの例を挙げますので、商品を売りに出す際は参考にしてみてください。
自分やほかのユーザーに対して、不快感を与えるコメントや、暴言などは削除したほうがよいです。
誹謗中傷などをそのままにしておくと、ほかのユーザーから「管理がずさんな出品者なのかな。取引するのはやめておいたほうがいいかも」と思われてしまいます。
また、あまりにもひどい内容をコメントするユーザーは、ほかの出品者にも同じ行為をしている可能性があるため、コメントを消す前にメルカリの運営事務局に報告しましょう。
自分が出品者の場合、値下げ交渉に応じた過去のコメントは消しておいたほうが無難です。
新しくなにか出品した場合、値下げ交渉に応じた履歴が残っていると、「この出品者は値下げしてくれるのだ」と最初から値下げを持ちかけられてしまいます。
自分にとって不利になるため、過去の値下げに関するやり取りは消してしまったほうがよいでしょう。
「この商品、買ってもいいでしょうか」「もちろんです」などとやりとりしたあと、返信が止まってしまったコメントも削除しておくことをおすすめします。
ほかのユーザーとやりとりしている様子が残っていると、商品を検討している別の人も「先に購入を申し込んだ人がいるみたいだし、自分はやめておいたほうがいいかな」と遠慮してしまいます。
売れるはずだったチャンスを逃してしまうので、やりとりが丸1～2日止まってしまったコメントは削除しておきましょう。
メルカリでコメント削除した場合、コメントをしたユーザーに通知がいくことはありません。
コメントした人が商品ページに再訪し、以前自分が書き込んだコメントを探さない限り、気づかれることがない仕様になっています。
「商品画面を整理するためにコメントを削除したいけれど、通知がいってしまうか不安」という人も、相手に迷惑をかけることはないので安心してください。
「やりとりが終了したコメントを削除することは出品者のマナー」という意見も巷にはありますが、コメントの削除はあくまで任意であり、マナーではありません。
新しいコメントがくると、やり取りが終了している人にも通知がいってしまいます。そのため、出品者側からの配慮として削除することはあっても、決して義務ではないのです。
特に商品を多く出品している場合、それぞれのコメントを管理するのは大変ですよね。コメントを消さないことはマナー違反ではないので、自分の負担にならないようメルカリを利用しましょう。
購入者側から「自分が書いたコメントを削除してほしい」と頼まれることがあります。特に問題がなく、手間もかからないと思うのであれば、削除に応じても良いでしょう。
しかし、コメント削除についてはあくまで任意のため、必ず応じなければいけないわけではありません。出品者側の義務ではないので、削除に応じるか応じないかは自分で決めて良いでしょう。
ここでは、メルカリでコメント削除するときの注意点をいくつかご紹介します。
メルカリを快適に使うためにも、ぜひ押さえておいてください。
誹謗中傷や、メルカリの売買に関係ないコメントを何度もしてくる「荒らし行為」を発見した場合は、削除する前にメルカリ運営事務局に報告しましょう。
メルカリ運営事務局に報告後は、新たな書き込みが増えないよう、コメント削除をする前に荒らしユーザーのブロックが必要です。
ブロックされたユーザーは、出品者に対してフォローや商品の購入、「いいね！」や新たなコメントができなくなります。
特定のユーザーをブロックする手順
- ブロックしたいユーザーのプロフィールページを開き、右上のアイコンをタップ
- 「この会員をブロック」「このプロフィールをシェア」の2つが出てくるので、「この会員をブロック」をタップ
- ブロックしますか？とワンクッションがあるため、「はい」を押したらブロック完了
ブロックが完了したら、あとは不快なコメントを削除していくだけです。
メルカリでは、コメント削除すると即時に反映され、一切復元ができないので注意が必要です。
メルカリでコメント削除する際は、「本当に消しますか？」などのワンクッションがないため、誤タップにより残しておくはずのコメントが消えてしまう可能性もあります。
コメントを消すときは、よく確認したうえで削除ボタンを押しましょう。
商品画面の整理でどのコメントを消すか迷ったら、商品に関しての質問は残しておくことをおすすめします。商品の詳細に関する質問を残しておけば、別のユーザーから同じ質問を受けることが減り、毎回答えなくてよくなるので便利です。
また、ほかのユーザーからのコメントを残しておくことで、「自分以外にもこの商品を気にかけている人がいるから、早めに買おうかな」と購買意欲もかき立てられます。
あまり何日もコメントを残しておくと「売れ残り感」が出てしまいますが、1～2日程度なら、あえてコメント削除しないでおくのも商品を売る一つの手です。
こちたではメルカリのコメント削除に関するよくある質問をまとめました。
価格交渉を行なっていた場合、他のユーザーから見れば「価格交渉を行なってもいい人なんだ」「結構負けてくれるな」など、今後の取引に影響が出ることを考えて、コメントを削除する人が多いです。
コメントの削除ができるのは出品者のみ。そのため購入者は自分のコメントは削除できません。
「すべてのコメントを見る」から「コメント削除」を選択。
その後コメント上部の削除をタップして消すことができます。
「評価コメント」は、一度投稿されると基本的に削除ができません。過去の評価が変更されることなく残ることで、ユーザーは将来の取引相手に対して信頼性を判断できます。
削除ができてしまうと、誠実でない評価の操作や詐欺行為が横行する可能性があり、コミュニティ全体の信頼が揺らいでしまうでしょう。
ただし、評価コメントに個人情報や誹謗中傷が含まれているなど、例外的な状況や特定のケースにおいて、削除が必要な場合は、事務局に問い合わせを行い、詳細な状況を説明することで対応が可能な場合もあります。
ここまで、メルカリでコメント削除をする方法や、コメントが消されるケース、消すべき書き込みなどについて解説してきました。
メルカリは、出品者であれば自分で手軽にコメント削除ができ、商品の売れ行きなどをみて適切に整理しましょう。
購入者側の場合は出品者に削除依頼する必要があるので、コメントする際は内容が間違っていないか十分注意してください。
マナーと思いやりを持って使用すれば、メルカリは個人同士で不用なものを売り買いできる便利なサービスです。出品者と購入者、どちらになる場合も信頼関係を大切にして、気持ちよく使ってくださいね。
