オパールという名前の宝石があることは知っていても、石言葉まで詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
オパールは「希望の石」や「幸運の石」と呼ばれており、ホワイトオパールやファイヤーオパールなどさまざまな種類があります。種類によって見た目の印象が異なるのはもちろん、石言葉も多種多様です。
この記事でオパールの種類ごとの石言葉を理解し、自分にとって最適なオパールを見つけましょう。
オパールの石言葉
オパールは、「希望の石」「幸運の石」とも呼ばれるポジティブなエネルギーを持つパワーストーンであり、石言葉は以下のとおりです。
- 純真無垢
- 幸運
- 忍耐
- 歓喜
- 希望
内面の成長を促したり、人間関係における癒し効果があったりすることに加え、持っている人の創造性を高めてくれると言われています。オパールは、前向きな気持ちになりたい方や、クリエイティブでありたいときにぴったりな石と言えるでしょう。
オパールの特徴
オパールの特徴は、見る角度によって色合いが変わる「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」が見られる石があることや、水を多く含んでいることです。
ホワイトオパール・ファイヤーオパール・ブラックオパールなど、種類が豊富にあることもオパールの特徴のひとつであり、遊色効果の見られない石もあります。
オパールは、水を多く含んでいることから硬度も高くないため、衝撃に弱く、取り扱いには注意が必要です。
由来
オパールは、ローマ時代には「オパルス」と呼ばれていました。ラテン語のオパルスの語源は、「色の変化を見る」という意味を持つギリシャ語である「オパリオス」です。
オパリオスは、古代インドのサンスクリット語で「貴重な石」という意味の「ウパラ」に由来しています。
オパールは、古代ローマ・ギリシャ時代というはるか昔から多くの人々を魅了してきた石であり、「幸福を招く石」や「神の石」であるとされてきました。
産地
オパールの主な原産地は以下の3か国です。
- オーストラリア
- メキシコ
- エチオピア
産出されるオパールの9割はオーストラリア産で水分量が少ない一方で、メキシコやエチオピアで採れるオパールは、水分量が多く透明感があるという特徴があります。
原産地により見た目が異なるのは、形成過程に違いがあるからです。オーストラリア産のオパールはゆっくりとできるのに対し、メキシコやエチオピア産は火山の影響を受け短期間で形成されます。
10月の誕生石
オパールは10月の誕生石であり、結婚14周年を祝福する宝石です。
結婚14周年は「象牙婚式」とも言われており、象牙・ダリア・金の宝石などとともに、オパールも結婚記念日のモチーフのひとつとして定められています。
オパールは、「希望の石」や「幸福の石」とも呼ばれるポジティブなパワーを持つ石なので、誕生日や結婚記念日のプレゼントに渡すと喜ばれるでしょう。
オパールの種類
オパールには、以下のようにいろいろな種類があります。
- ホワイトオパール(ライトオパール)
- ブラックオパール
- ファイヤーオパール
- ボルダーオパール
- ウォーターオパール
- グリーンオパール
上記のほかにも多種多様なオパールがあり、石言葉や見た目も種類ごとにさまざまです。代表的な6種のオパールの特徴や石言葉を紹介します。
ホワイトオパール(ライトオパール)
ホワイトオパール(ライトオパール)は、クリーム色のなかに虹色の輝きが見られるオパールです。見る角度によりさまざまな見え方を楽しめる遊色効果が見られます。ホワイトオパールのなかでも遊色効果が多く見られる石のほうが価値が高いです。
オパールのなかでも産出量が多い石であり、最大のオパール産出国であるオーストラリアのさまざまな地域で産出されています。
ホワイトオパール(ライトオパール)の石言葉は「希望」や「潔白」です。
ブラックオパール
ブラックオパールは、黒やグレーの地色のなかに遊色効果が見られるオパールで、ひとつひとつ地色が異なります。地色が異なると見た目の雰囲気も大きく変わり、地色が黒のブラックオパールはオーロラのような美しさが魅力です。
希少性が高く、オーストラリアでのみ産出されています。
ブラックオパールの石言葉は、「カリスマ性」「勝負」「魅力」「自信」です。魅力を引き出し、自分に自信を持ちたいときにぴったりなオパールと言えるでしょう。
ファイヤーオパール
ファイヤーオパールは、透明感のあるオレンジ色の地色が特徴のオパールです。オレンジ色の地色のなかに見られる遊色効果が揺らめく炎のように見えることから、ファイヤーオパールと名づけられました。
主な産出国はメキシコで、エチオピアやオーストラリアでも産出されます。
ファイヤーオパールの石言葉は「幸福」「情熱」「不屈」であり、身につけることで活力やエネルギーなどプラスな影響を与えてくれるでしょう。
ボルダーオパール
ボルダーオパールは、岩のなかでオパールとなった部分を母岩ごと削って宝石としているオパールの一種です。ボルダーとは、英語で「大きな石・岩・塊」を意味します。
ボルダーオパールは、母岩の色によって見た目の印象が大きく異なり、さまざまな色や模様があることが魅力です。オーストラリアのクイーンズランド州で主に産出されています。
「奇跡を呼ぶ石」と呼ばれており、石言葉は「奇跡」「成長」「願望成就」などさまざまです。
ウォーターオパール
ウォーターオパールは透明な地色が特徴的な石で、無色透明から透き通った水色までさまざまな地色のものがあります。主な原産国はメキシコで、ファイヤーオパールとともにメキシコオパールとも呼ばれ、人気が高いです。
ウォーターオパールの石言葉は「乙女の恋心」や「目覚めの鐘」であり、持ち主の自分らしさや魅力を引き出してくれるとされています。恋愛成就を望む方や、自分に自信を持ちたい方にぴったりな石と言えるでしょう。
グリーンオパール
グリーンオパールは、美しい半透明の緑色の見た目をしたオパールです。白に近い色合いから黄緑・青緑のような色みまでさまざまなグリーンオパールが存在します。産出地は、オーストラリア・ペルー・メキシコ・ブラジルなどさまざまです。
グリーンオパールには、「若々しさ」や「負のエネルギーの浄化」などの石言葉があります。健康を大事にしたい方や、ポジティブでありたいときにグリーンオパールを身につけると、心も体もエネルギッシュになれるでしょう。
オパールの手入れ方法
オパールを手入れするときは、乾いた布で力を入れすぎずなでるように表面を拭くことが大切です。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水のなかにオパールを入れ、ブラシでやさしく磨きましょう。
オパールは硬度が高くなく、衝撃や熱に弱いという特徴があります。オパールの手入れでは、乾燥のためであってもドライヤーは使用せず、ゴシゴシと強く拭いたり、誤って落としたりしないように注意しましょう。
オパールを使ったおすすめのジュエリー
オパールを使ったおすすめのジュエリーを3つ紹介します。
- ネックレス
- 指輪
- ピアス
アクセサリーの種類によって身につけたときの印象が大きく異なるので、自分好みのオパールを使用したジュエリーを見つけましょう。
NOLICO オパール ネックレス
縦8mm×横6mmの楕円形のオパールがついたシンプルなネックレスです。使用されているのは遊色効果が見られる天然オパールであり、石の見た目や大きさは一つひとつ異なります。
オパールの白色とチェーンの金色の組み合わせは、かわいらしく上品な印象です。身につけると、首元をきれいに見せてくれるでしょう。
Amazonの情報を見る
Yahoo!の情報を見る
The Great British Jeweller 天然オパール リング
The Great British Jeweller 天然オパール リングは、真ん中にある楕円形のオパールの両隣に、丸形のオパールがあるデザインの指輪です。3つの天然オパールの総重量は0.69カラットで、指にはめると存在感があります。
ゴージャスな雰囲気の指輪なので、特別な日に身につけると、さらに魅力を引き出してくれるでしょう。
Amazonの情報を見る
Gem Stone King 天然 エチオピアンオパール ピアス
0.6カラットのエチオピア産の天然オパールが使用されたシンプルなピアスです。 耳にピタッとくっつくデザインのため、普段づかいしやすいデザインと言えるでしょう。目立ちすぎるジュエリーは使いにくいという方におすすめです。
Gem Stone Kingのジュエリーには生涯にわたるメンテナンス保証がついています。
Amazonの情報を見る
オパールは奇跡を呼び込む希望の石
オパールは、ポジティブなエネルギーに溢れている石です。元気を出したいときにぴったりのパワーストーンであり、「希望の石」や「幸福の石」とも呼ばれています。
見る角度によって印象が変化する遊色効果も特徴のひとつで、石のなかに虹やオーロラを閉じ込めたような見た目です。
ブラックオパールやファイヤーオパールなど、見た目と石言葉が異なるさまざまなオパールがあるので、今の自分に合ったオパールを身につけるとよいでしょう。