9月の誕生石はサファイアですが、石の特徴や石言葉となると詳しくないという方も多いのではないでしょうか。宝石としても人気の高いサファイアは、色の種類も豊富なため、さまざまなアクセサリーが販売されており、誕生日プレゼントに選ぶ人も多いです。
本記事ではサファイアの特徴や石言葉から、宝石としてのサファイアに関する知識まで、わかりやすく解説します。サファイアを使ったおすすめアクセサリーも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
9月の誕生石はサファイア
9月の誕生石のひとつが、青い宝石としても有名なサファイアです。青以外の色も美しく、その魅力に憧れる女性も多数。まずはサファイアの特徴や石言葉、効果、歴史などの基本情報を解説します。
サファイアの特徴
サファイアの日本語名は、青玉・蒼玉(せいぎょく)です。日本語名からもわかるように、青色が印象的なサファイア。神秘的な美しさが特徴的です。
ブルー以外にも、ピンク、グリーン、イエローなどさまざまな色が存在するサファイア。ブルー以外のサファイアは、「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれています。
サファイアの石言葉
サファイアの石言葉は、慈愛、誠実、徳望、貞操です。「聖人の石」とも呼ばれるサファイアには「一途な思いを貫く」のメッセージも込められています。まさに恋人へのプレゼントにぴったりの宝石です。
不誠実な人がサファイアを持つと変色する言い伝えもあるため、誠実さに欠ける行動は控えましょう。
サファイアの効果
ダイヤモンドに次いで硬度の高いサファイア。傷つきにくく割れにくい性質を持つため「安定」「基礎を固める」効果が期待できます。
そのほかに、集中力を高める、勝負運をもたらすといった効果も。持ち主を災いから守ってくれる性質もあり、スポーツ選手や経営者のお守りとしても人気です。
サファイアの歴史
サファイアの歴史は古く、古代ローマやギリシャの時代には、所有者を嫉妬や危害から守ってくれていたとの言い伝えが残されています。また、聖人の石、哲学者の石とも言われており、身につけることで神の恩恵が受けられると信じられていました。
聖職者や賢者にも愛されてきたサファイア。イギリス王室でも、サファイアを使ったティアラや指輪が使われており、チャールズ皇太子がダイアナ妃にサファイアの婚約指輪を贈った話は有名です。
9月の誕生石とは
サファイアは、9月の誕生石ですが、9月1日から30日までの誕生日ごとに決められた「誕生日石」があることをご存知でしょうか。誕生石を組み合わせることで、幸せが訪れたり、願いがかなったりする言い伝えもあります。
アクセサリーのプレゼント選びの際に、誕生日石を参考にするのもひとつの方法です。下記に、9月の誕生日石をまとめました。
誕生日 | 誕生日石 |
---|---|
1日 | ペリドット |
2日 | ユーディアライト |
3日 | アメトリン |
4日 | サファイア |
5日 | エメラルド |
6日 | ダンビュライト |
7日 | クォンタムクアトロシリカ |
8日 | ルチルクォーツ |
9日 | カイヤナイト |
10日 | ホークスアイ |
11日 | グリーントルマリン |
12日 | シトリン |
13日 | アクアマリン |
14日 | タンザナイト |
15日 | アンバー |
16日 | ラピスラズリ |
17日 | ダイオプテーズ |
18日 | クリソプレーズ |
19日 | ガーデンクォーツ |
20日 | アイオライト |
21日 | プレナイト |
22日 | トパーズ |
23日 | チャロアイト |
24日 | ロードナイト |
25日 | バイカラートルマリン |
26日 | セレナイト |
27日 | トルマリン |
28日 | スミソナイト |
29日 | レモンクォーツ |
30日 | クンツァイト |
サファイアの主な色の種類
さまざまな色の種類があるサファイア。「サファイア=ブルーサファイア」が一般的ですが、産地により色の濃さも変わり、評価や好みも分かれます。
ここでは一般的なサファイアの色と特徴について解説します。
ブルーサファイア
一般的なサファイアを意味する言葉です。青玉・蒼玉の和名の通り、同じサファイアでも、青色の濃度は異なります。最も価値が高いとされているのが、コーンフラワーブルーです。ブルーサファイアほど青みが強くない石は、「ライトブルーサファイア」と呼ばれます。
ピンクサファイア
ピンクサファイアは、含まれるクロムの量で色味が変わります。多ければ濃いピンク、薄ければパステルピンクのような色が特徴です。価値が色が鮮やかなほど上がります。
パパラチアサファイア
パパラチアサファイアは、主にスリランカで産出されます。ピンクとオレンジの中間色であり、やわらかく品のある色合いが特徴です。希少価値が高く、「キング・オブ・サファイア」とも呼ばれています。
イエローサファイア
イエローサファイアの黄色も、レモンイエローからゴールデンイエローまで幅広い点が特徴です。鉄分が多いほど、黄色が濃く出ます。最も黄色が鮮明に出るサファイアを「ゴールデンサファイア」と呼び、希少価値も高いです。
オレンジサファイア
オレンジサファイアは、ルビーのような輝きを持つサファイアです。天然色のオレンジサファイアはかなり稀であり、一般的に見かけるオレンジサファイアは加熱処置されています。オレンジサファイアも、色が濃いほど高価です。
グリーンサファイア
グリーンサファイアの色は、一般的には緑色というよりもライトグリーンに近い色です。「イエローグリーンサファイア」と呼ばれる、黄色と緑色のグラデーションタイプや、青みが強い「ティールサファイア」など、さまざまな種類があります。
バイオレットサファイア
バイオレットサファイアは、高貴な紫色のサファイアです。「パープルサファイア」よりも、青みが強め。色の濃淡がしっかり出ているもの、全体トーンが明るいものは、価値が高いと評価されます。
ホワイトサファイア
別名カラーレスサファイア。色がなく、透き通った美しさが特徴です。宝石としての価値はほとんどないものの、サファイアとしての美しさは確かに感じられます。
スターサファイア
一般的なスターサファイアは、加工などを経て表面に星印が出ているサファイアです。「精神的な結びつきを強める」「信頼」などの意味が込められており、人気の高い石。光が当たると星印がはっきりと浮き出るため、美しさが際立ちます。
サファイアのアクセサリー5選
宝石としての価値も高いサファイア。ピアスやイヤリング、ネックレスなどさまざまなアクセサリーに使用されています。プレゼントにもぴったりな、サファイアを使ったアクセサリーを5つ紹介していますので、ぜひご覧ください。
【未来天使】誕生石 ネックレス サファイア 未来1165WEB_S
身に着ける人の未来が優しく輝くようにとの願いが込められた「未来天使」ブランド。猫と三日月をモチーフとしたネックレスは、大人可愛いと人気です。
輝く天然石は、ホワイトサファイアとアクアマリンの組み合わせ。リボン付きの専用ボックスと専用手提げ袋つきのため、プレゼントにぴったりです。
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【京セラ】ブルーサファイア ネックレス K18イエローゴールド オーバル 8mm*6mm
石の美しさが際立つ、サファイアのペンダント。深い青色と、K18イエローゴールドのチェーンの組み合わせが、さりげない装いを華やかに変えてくれます。
ブルーサファイアは大粒の1.48ct。高級感ただようジュエリーケースに入って届けられるため、特別感があり、「誠実」「慈愛」の石言葉がぴったりな、特別なアクセサリーです。
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【キャンディ】プラチナ バースデーストーン 6本爪ピアス サファイア
サファイアとプラチナを使った6本爪ピアス。水色に近いカラーです。石は小さめのため好みは分かれるものの、「シンプルなピアスが好き」「主張しすぎず、さりげなくオシャレを楽しみたい」「お守り代わりにさりげなくサファイアを身につけたい」といった方におすすめ。巾着袋とケースが付いているため、プレゼントにも最適です。
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【Gem Stone King】1.86カラット 天然 サファイア 指輪
1903年ベルギー創業、現在ニューヨークに本社を置く「Gem Stone King」。ニューヨークの専任デザイナーによるデザインです。
1.86カラットの天然石サファイアを使った指輪は、重厚感と気品を持ち合わせています。メンテナンスサービスは、一生涯有効。記念日や誕生日プレゼントなど、大切な人への贈り物にぴったりです。
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スターサファイアイヤリング カボションカット K18ホワイトゴールド
光が当たることで、美しい星形の光が浮かび上がるスターサファイアイヤリング。京セラの技術によって生み出された再結晶宝石・クレサンベールにより、左右均一の美しさを放ちます。
縦約13.5mm、横約5.5mmのサイズ感は、普段使いからフォーマルな場まで着用可能。透明感あふれるカラーが楽しめるイヤリングです。
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宝石としてのサファイア
ここからは宝石としてのサファイアと題して、主要産地や硬度、見た目の違いなど、サファイアの基礎知識についてわかりやすく解説します。サファイアを選ぶ際の参考にしてください。
主要産地
サファイアの主な主要産地は、オーストラリア、スリランカ、タイ(カンチャナブリ)、ナイジェリア、カンボジアなどです。過去に良質なサファイアが産出されていたのが、インドのカシミール。しかし、現在はほとんど産出されていません。
サファイアとルビーは同じ鉱物
見た目は、全く違うサファイアとルビー。しかし、両方とも酸化アルミニウムの結晶からなる「コランダム」と呼ばれる鉱物からできています。
クロムを含むと赤くなるためルビーに、鉄を含むと青くなるためサファイアに。クロムの方が高い希少価値があります。サファイアよりもルビーの価格が高いのは、このためです。
ダイヤモンドの次に硬い
宝石の硬さを表す「モース硬度」。ダイヤモンドは最も硬い「10」ですが、サファイアとルビーのモース硬度は、ダイヤモンドに次ぐ「9」です。ちなみにトルマリンは、7~7.5、オパールは5.5~6.5。硬度の異なる宝石を隣り合う状態で保存すると、硬度の低い宝石が擦れて傷ついてしまうため、注意しましょう。
産地によって見た目に違いがある
サファイアは、産地によって見た目が異なります。たとえば、タイのカンチャナブリ地方にあるサファイア鉱山は、世界最高級のブルーサファイアの産出地で希少性が高いのが特徴。
中国産のサファイアは黒に近い濃い色、カンボジア産のサファイアは青色がとても濃く、加工してジュエリーとして使われるなど、産地により特徴があります。
サファイアの品質を決定するもの
サファイアの品質は、次の5つのポイントで決まります。
- 原産地
- 加工処理(熱処理など)
- 欠点
- 色合い
- サイズ
原産地の最高評価はカシミール産。不純物によるムラや傷があるものや、色が薄いサファイアは価値が下がります。一般的にサイズを示すカラット数が、大きいほど高額です。
お手入れの方法
硬度の高いサファイアは、お手入れのしやすい宝石です。普段の使用後は、シリコンクロスや鹿革で汗や皮脂を拭き取りましょう。汚れが目立ち始めたら、少量の中性洗剤とやわらかいブラシを使い、やさしく洗います。
それほど汚れていない場合のクリーニングは、ぬるま湯と石鹸を使う方法でも構いません。
9月の誕生石からお気に入りを見つけましょう
9月の誕生石のひとつ、サファイア。サファイアの石言葉には、慈愛や誠実など恋人や夫婦にぴったりの言葉も多く、記念日のプレゼントに最適です。
ブルーサファイアのイメージが強いかもしれませんが、実はカラーバリエーションも豊富にあります。好みの色と合わせて選ぶのもいいでしょう。また、お手入れ方法もシンプルなため、扱いやすい石です。
今回の記事を参考に、ぜひお気に入りのアクセサリーを見つけてください。