自分の誕生石がどんな石か、色や形、意味について気になったことはありませんか?6月の誕生石は真珠(パール)が有名ですが、正式に誕生石として認定された宝石は3種類です。
この記事は、6月の誕生石それぞれが持っている石言葉や、石に込められた意味、ジュエリーとしての特徴などを紹介します。誕生日や記念日のプレゼントとして誕生石のアクセサリーを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
6月の誕生石は?
6月の誕生石は、真珠(パール)とアレキサンドライト、ムーンストーンの3種類です。3つの石それぞれに歴史や意味があるので、誕生石を身に着けたい人は自分に合ったものを選ぶといいでしょう。ここでは、3種類の誕生石がどんな石か解説していきます。
6月の誕生石は真珠(パール)
6月の誕生石である真珠(パール)は、2枚貝から採取できる丸みを帯びた宝石のことです。研磨しなくても輝いているため、古くから人々に愛されてきました。
真珠(パール)は貝の種類や産地によって形や色、大きさが変わる宝石です。スタンダードな丸型やしずく型、楕円形、黒真珠、ゴールデンパールなど、バリエーションはさまざま。
パールの語源は、古代ギリシャ語で洋ナシを意味する「Perla」です。パールの形から、次第に呼び名が決まっていったという説があります。
また、真珠(パール)は、涙を意味する宝石として重宝されてきました。葬儀の場で真珠(パール)のネックレスを身に着けても良い理由は、涙を象徴する宝石だからです。
石言葉
真珠(パール)の石言葉には「純粋無垢・健康・冨」などがあります。健やかな生活をイメージする言葉が多く、末永い幸せを祈って婚約指輪に使われるケースも少なくありません。
一般的な石言葉は前述の通りですが、真珠(パール)の色によって異なる石言葉もあります。ホワイトパールは「誠意」ピンクパールは「辛抱強い愛」など、自分に合った石言葉の真珠(パール)を探してみることもいいでしょう。
真珠(パール)以外の6月の誕生石
真珠(パール)以外の誕生石には、どのような宝石があるのでしょうか。全国宝石卸商協同組合によると、「アレキサンドライト」「ムーンストーン」が6月の誕生石として登録されています。それぞれの特色を探っていきましょう。
アレキサンドライト
アレキサンドライトは、2021年12月に追加された誕生石です。1830年にロシアの鉱山で発見されて以来、宝石愛好家の間で注目を浴びています。
アレキサンドライトという名前は、宝石を献上した当時のロシア皇太子「アレキサンドル2世」から取られました。ロシアでは「皇帝の宝石」としても知られています。
アレキサンドライトの不思議なところは、昼と夜で宝石の色が変わる「カラーチェンジ」という特性を持っていることです。太陽光や蛍光灯の下で眺めると緑色に見えますが、ろうそくやランプの下で眺めると紫がかった赤色に見えます。
色が変わる宝石は世界でも非常にめずらしく、世界三大希少石の一つとして数えられるほどです。
石言葉
アレキサンドライトの石言葉には「情熱・誕生・高貴」などがあり、自分の信念を強く持ち、どんどん前に進みたい人におすすめの石です。
石言葉は昼夜で色が変わって見える「カラーチェンジ」と呼ばれる特性から「秘めた想い」を意味します。周囲とは違う個性を大切にしたり、クリエイティブなアイデアを考えたりしたい人にぴったりです。
ムーンストーン
ムーンストーンは、乳白色や青白い光が魅力的な宝石です。月の光を閉じ込めた石として言い伝えられており、神秘的な石として大切にされてきました。
見る角度によって多彩な輝きを見せることから、ヒーリング効果があるとも言われています。ムーンストーンの癒しパワーにあやかり、幸福な生活や恋愛成就を祈願する人も多いです。
ムーンストーンの産地や品質によっては、光が白っぽくなったり、虹色になったり、光の筋が猫の目のように見える「キャッツアイ効果」が見えたりします。
石言葉
ムーンストーンの石言葉は「健康・幸運・円満」です。月の光が優しく未来を照らすイメージから、ポジティブな言葉が多いとされています。
月は女性を象徴する星のひとつです。月の名前を冠するムーンストーンは、女性的なエネルギーを秘めている石であり、「恋の予感・純粋な愛」など、恋愛に関する言葉もあります。
6月の誕生石の意味と象徴
12か月それぞれに割り振られた誕生石には、一つひとつ意味や象徴するものがあります。この記事で紹介している6月の誕生石も例外ではありません。スピリチュアルな面も含めて誕生石の意味をご紹介します。
真珠(パール)に込められた意味
真珠(パール)は強固な2枚貝に閉ざされていることから、お守りとして使われてきた石です。海上での安全を願ったり、安産を願ったり、さまざまな局面で大切にされています。
また、貝の分泌物が何層も重なることから、真珠(パール)は「大きな富」も象徴する石です。生活の平穏や巨万の富は誰しも夢見るものであり、お守りとしての効能が広まりました。
スピリチュアルな側面
誕生石にはパワーストーンとしての側面もあります。真珠(パール)の持つパワーは、マイナスなエネルギーを浄化し、落ち着いた空間をもたらすものです。
空気の浄化は新たな幸せと縁がつながるきっかけにもなるため、冠婚葬祭の場で身に着ける宝石としてもふさわしいといえます。
真珠(パール)は、人間的な成長を目指したり、厄除けに興味があったりする人におすすめのパワーストーンです。
ジュエリーとしての6月の誕生石
身に着けるとパワーをもらえるとされている誕生石は、ジュエリーに使われる宝石としても人気のアイテム。6月の誕生石を使ったジュエリーについて、どのようなデザインが人気なのか、買取価格や相場はどうなっているのか、順を追って解説します。
人気のデザイン
真珠(パール)のジュエリーを売るときは、できる限り早く決断しましょう。真珠(パール)は有機物なので劣化が早く、購入時期が新しいほど需要が高まります。トレンドを意識したデザインであればあるほど人気です。
ジュエリーブランドから販売されているアイテムは、ブランドとしての価値も加算されます。4℃やティファニーなど、有名なブランドから発売されているものは品質もよく、高値で取引されやすいです。
購買需要
真珠(パール)のジュエリーは、ブランド名や地金の量、真珠(パール)の状態によって買取価格が左右されます。40cm以下のネックレスだと1,500円~12万円、60cm以上のネックレスは5,000円~70万円ほどが相場です。
また、真珠(パール)が作られた貝の種類や、真珠(パール)のカラーによっても需要が異なります。とくに人気のアコヤ真珠や、ホワイトピンクパールを持っている場合、高価買取の可能性が高まるでしょう。
しかし買取店によっては真珠(パール)の価値は重要視されず、地金の状態やサイズだけで査定するケースもあります。宝石の価値を鑑定できるスタッフがいる買取店や、口コミ件数が豊富な買取店を選ぶことが大切です。
6月の誕生石のプレゼント
「誕生石が使われているアイテムをプレゼントにしたい」人は多いのではないでしょうか。ここでは、特別な日の贈り物として6月の誕生石を選ぶ際に、注目すべきポイントを紹介します。ぜひプレゼント選びの参考にしてみてください。
誕生日
誕生日プレゼントとして、誕生石のジュエリーや雑貨を選ぶ人は少なくありません。誕生石は、相手の幸せを願う気持ちをシンプルに伝えられるアイテムで、プレゼント選びが難航したときに選択肢を狭めてくれる意味でも重宝されています。
知人や友人、家族など、贈る人との距離感に応じて価格は変動しますが、3,000~10,000円が一般的な相場です。
記念日
誕生石をプレゼントするシチュエーションは、贈る人の誕生日だけではありません。プロポーズや周年記念など、大切な記念日にプレゼントすることも素敵です。
真珠(パール)は人生の節目節目で大切にされてきた、幸運のお守りとしての側面があり、記念日のプレゼントにふさわしい石といえるでしょう。
社会人の場合、1万円以上が相場とされており、収入や関係性に応じて、1~5万円程度のアイテムを選ぶことをおすすめします。
6月の誕生石「真珠」は高く売れる?
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6月の誕生石は人々の生活に根付いている
真珠(パール)やアレキサンドライト、ムーンストーンといった6月の誕生石についてご紹介しました。人間にポジティブなパワーを与えてくれる誕生石は、古くからさまざまな効能が言い伝えられており、現代でもジュエリーのアクセントとして効果的に使用されています。
誕生日や記念日のプレゼントとしても人気があり、著名なブランドからも誕生石を使ったアイテムが数多く販売されてきました。大切な人や自分へのメッセージを込めて、誕生石を日常に取り入れてはいかがでしょうか。