幅広い年代から人気が高いゴヤールは、海外セレブ愛用のブランドです。日本ではバブル期に人気を博し、現在も多くの芸能人から愛されています。
その一方で、「ゴヤールについてあまり詳しくない」「ゴヤールってそもそもどういうブランドなのかわからない」という人もいるかもしれません。
この記事では、ゴヤールの特徴・魅力などについて解説します。向いている年齢層やおすすめの定番アイテムも紹介するので、参考にしてみてください。
ゴヤールとは
出典:ゴヤール
日本国内だけでなく、海外セレブにも人気が高いゴヤールですが、その歴史についてご存じない人は多いのではないでしょうか。ゴヤールについて詳しく知れば、その魅力はさらに増すことでしょう。
ここでは、ゴヤールの始まりやブランド誕生の裏話などについて紹介します。
元々トランクメーカーとしてスタート
ゴヤールは1792年にフランスで発祥しました。立ち上げ当初は「ゴヤール」という名前ではなく、創業者ピエール・フランソワ・マルタンの名前を取って「メゾン・マルタン」とされていた歴史があります。
当時は旅行用トランクなどを作るメーカーで、トランクとは別に梱包用の箱も作っていたようです。
創業者マルタンには跡継ぎがおらず、ルイ・アンリ・モレルを後継者として迎え入れました。後継者となったルイ・アンリ・モレルは、会社をパリ一番のトランクメーカーにまで成長させます。
フランソワ・ゴヤールにより現ブランド誕生
会社を急成長させたルイ・アンリ・モレルに弟子入りしたのが、フランソワ・ゴヤールです。この名前を見てピンと来た人はいるかもしれません。この人こそが、現在のメゾン・ゴヤールを誕生させた人物です。
モレルは先代から引き継いだノウハウを、自身が築き上げてきたノウハウとともにゴヤールに引き継ぎます。モレルからトレーニングを受けたゴヤールは、1852年のモレル急逝を機に会社とブランドを受け継ぎました。
その翌年の1853年に、看板がモレルからゴヤールに変更されます。これが現在のブランド名「メゾン・ゴヤール」誕生の瞬間でした。
ゴヤールが向いている年齢層
ゴヤールは幅広い年齢層に似合うブランドですが、そのなかでも支持を得ているのは30〜50代といわれています。その理由は、デザインがシックで大人っぽい見た目をしているからかもしれません。
人目を引くデザインから離れ、大人なデザインのブランド品を持ちたいと思い始めるのは、30代頃からが多いようです。
この頃になると、「知名度の高いブランド品はあまり持ちたくない」「人と違ったブランド品を身につけたい」と思う人も増えてきます。このような考えの人がゴヤールに落ち着くのでしょう。
ゴヤールの特徴と魅力
根強い人気を誇るゴヤールですが、その秘訣はどこにあるのでしょう。ゴヤールの主な特徴や魅力として、以下の5つがあげられます。
- アイコニックなデザイン
- 機能性に優れた素材
- ユニセックスなラインアップ
- 豊富なカラーバリエーション
- パーソナライゼーションアート
それぞれの特徴・魅力について解説するので、参考にしてください。
アイコニックなデザイン
出典:ゴヤール
ゴヤールといえば、ヘリンボーン柄を思い浮かべる人もいるかもしれません。魚の骨をイメージして作られたデザインです。
点描で描かれたこのデザインは、機械が一切使われていません。すべて職人による手作業で作成されています。最初に下地を塗り、その上から合計3回の手作業によって色が塗り重ねられている点が特徴です。
工場での大量生産が多いなかで、プリント技術を一切使っていないヘリンボーン柄は、ゴヤールブランドのこだわりでしょう。
機能性に優れた素材
ゴヤール独自の素材といえば「ゴヤールディンキャンバス」です。素材そのものはコットンと麻が織り込まれたキャンバス生地ですが、その上から天然樹脂でコーティングされています。
そのままでも強いキャンバス生地が、コーティングをすることでさらに耐久性・耐水性に優れた生地に生まれ変わったのです。
この素材は、第二次世界大戦後に生産が一度中止されてしまいます。しかし、1998年にジャン・ミッシェル・シニョルが会社を引き継ぎ、復活させました。
ユニセックスなラインアップ
出典:トートバッグ|ゴヤール
ゴヤールブランドは、男女兼用のアイテムが多い点も特徴であり、人気が高い理由のひとつです。たとえばトートバッグは性別を問わない色合い・デザインが多く、さまざまな人たちからの支持を集めています。
男性専用・女性専用のデザインの場合は、毎日使用していると飽きてくることがあるかもしれません。たまには違うデザインのものを持ちたいと思う日もあるでしょう。
ゴヤールのユニセックスデザインなら、購入時にデザインは同じで色違いのものを購入しておくと、恋人や夫婦間で気分・TPOに合わせて交換できますよ。
豊富なカラーバリエーション
多くのブランドでも色違いのものは発表されていますが、ゴヤールほどカラーバリエーションが豊富なブランドはあまり多くないでしょう。
TPOを問わない黒・ダークグレー・ネイビー・ワインレッドなどに加え、イエロー・オレンジ・スカイブルーといった鮮やかでカジュアルなカラーも展開されています。
仕事のときには落ち着いたカラーのものを使用し、プライベートでは明るいカラーのものを使用するなど、ひとつのブランドでさまざまな使い分けが可能です。
パーソナライゼーションアート
ゴヤールでは、「マーカージュ」と呼ばれるサービスが展開されており、自分の好みに合わせたさまざまなカスタマイズが可能です。主なカスタマイズ内容として、以下のようなものがあります。
- 文字(フォント・カラーを含む)
- 生地のカラー
- ストライプの有無
- 配置場所
これらを駆使してカスタマイズすれば、世界にひとつだけのゴヤールアイテムが完成するでしょう。ほかの人と違うものを持ちたい人におすすめのサービスです。
【年齢層別】ゴヤールの定番おすすめアイテム
ゴヤールではさまざまなデザイン・アイテムが展開されており、どれを選べばよいのかわからない人もいるかもしれません。
そこで、年齢層別にゴヤールの定番おすすめアイテムを紹介します。それぞれのアイテムの特徴もお伝えするので、参考にしてください。
30代におすすめのアイテム3選
30代がゴヤールを持つ場合、どのようなデザイン・アイテムを選ぶとよいのでしょう。カラーにも注目して探してみるとよいかもしれません。
ここでは30代におすすめのゴヤールアイテムを紹介します。
ゴヤール アルパン ミニ バックパック グレー
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小ぶりながら、携帯や財布など必要なものがきちんと収納できるアルパンミニバックパック。2本のモジュラーストラップの取り付け方次第で、ハンドバッグやショルダーバッグとしても使える便利なアイテムです。
ゴヤールディンキャンバス仕様により、重さはわずか300g。ほかに手荷物を持ちながらでも楽に背負えるので、旅行にもおすすめです。
ゴヤール ポワティエ パウダーピンク ショルダーバッグ ミニトート
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ゴヤールの「ポワティエ」は、ショルダーストラップ付きのミニトートバッグです。付属品としてゴヤールの内袋が付いており、これに財布などを入れて開口部を紐で絞れば中身が見えません。
カラーは明るすぎないパウダーピンクです。一般的なピンクと比べて落ち着いたカラーなので、華美すぎず差し色になるでしょう。大きなバッグに入れると迷子になりやすい携帯や財布を入れて持ち歩けば、すぐに取り出せて便利です。
ゴヤール サンルイ レターズカモフラージュ GM ピンク
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ゴヤールのなかでは、人目を引くデザインである「サンルイレターズカモフラージュ」のトートバッグです。森がテーマのデザインですが、大変スタイリッシュな見た目をしています。
耐久性・耐水性の高いゴヤール独自の素材のゴヤールディンキャンバスが使用されているので、傷がつくリスクは軽減されるでしょう。なお、付属品として同じデザインの内袋が付いています。
40代におすすめのアイテム3選
40代になると、落ち着いたカラーやデザインのものを持ちたいと思う反面、たまには人目を引くようなものも持ってみたいと思うこともあるのではないでしょうか。
ここでは、40代におすすめのアイテムを紹介します。アイテムの特徴についても解説するので、参考にしてください。
ゴヤール ベルヴェデーレ PM バッグ ブラック&ナチュラル
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大人ならではのさりげない華やかさを演出できるベルヴェデーレ。取り外しや長さの調節ができるストラップつきで、ショルダーバッグやクロスボディバッグとして使えます。
必要な小物が収納できる機能性と、軽量でコンパクトという使いやすさが特徴です。ブラックのヘリンボーンと明るいブラウンの組み合わせは、周囲に上品なインパクトを与えてくれるでしょう。
ゴヤール エディション サンルイ カノペ GM カーキ
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ゴヤールでは人気の高い「サンルイカノペ」のオープントートバッグです。「カノペ」はフランス語で林冠という意味があり、トートバッグにも森をイメージさせるデザインが施されています。
開口部は大きく開く作りで、500mlのペットボトルやタブレットなどもゆとりを持って収納できるでしょう。
また、ゴヤールオリジナルのヘリンボーン柄ポーチが付属品として付いています。蓋の部分はホック式なので、ポーチだけの利用も可能です。
ゴヤール ボエム ホーボー バッグ PM ブルー
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ゴヤールのファスナー付きショルダーバッグです。ゴヤール定番のヘリンボーン柄ですが、色鮮やかなスカイブルーがスタイリッシュな見た目を演出しています。「今日はカジュアルなバッグを持ちたい」というときに役立ってくれるでしょう。
スマートな作りで、カジュアルな雰囲気のなかにも大人っぽさを秘めています。付属品であるホック付きのポーチは同じデザインで、このポーチだけイヤリング・ピアス入れ用として持ち歩くこともおすすめです。
50代におすすめのアイテム3選
50代になると、「カジュアルすぎる見た目は避けたい」と思う人が増えるかもしれません。しかし、人とは違ったアイテムを持ちたいと思うときもあるでしょう。
ここでは、50代におすすめのゴヤールアイテムを紹介します。
ゴヤール プリュメ ポーチウォレット ブラック
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ゴヤールのなかでも、持ちやすい大きさのショルダーストラップバッグです。紙幣・小銭・カード専用の収納スペースが用意されており、財布を持ち歩く必要がありません。
ストラップは取り外し可能です。ショルダーストラップとして持ち歩くことはもちろん、ストラップを外せばクラッチバックとしての使用もできます。
黒地にヘリンボーン柄のデザインは、シックさとスタイリッシュさの両方を兼ね備えており、大人っぽさを演出してくれるでしょう。
ゴヤール アンジュ ミニトート ブラック
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ゴヤールのリバーシブルトートバッグです。定番のヘリンボーン柄と無地のレザーのリバーシブルは、ゴヤールのなかでは珍しいデザイン。
フォーマルなシーンでは黒レザー側を表にして使用し、カジュアルなシーンではヘリンボーン柄を表にするといった使い分けが可能です。
ヘリンボーン柄のホック付きポーチが付属しており、鍵のようなバッグのなかで迷子になりやすいものを入れておくと便利でしょう。
ゴヤール 長財布 205 リシュリュー グリス グレー
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ゴヤールで人気の高い長財布の「リシュリュー」です。カードポケットは6つもあり、さまざまなクレジットカードなどが収納できます。
マチありの札入れや小銭入れとは別に、マチなしポケットが3つ付きです。カード入れが不足した場合は、ここにも収納するとよいでしょう。
黒地にヘリンボーン柄のデザインは、男性にも女性にもおすすめです。シックで大人っぽさを感じさせる見た目は、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
ゴヤールはさまざまな年齢層にあうブランド
本記事ではゴヤールについて紹介しました。30~50代に人気が高いゴヤールですが、ピンクやスカイブルーのようなカジュアルなカラーも豊富なことから、若い年齢の人にもおすすめのブランドです。
性別を問わないデザインが多く、恋人や夫婦でおそろいで持つのもよいかもしれません。交換しながら使えて便利ですよ。
海外セレブからも人気の高いゴヤールは、ひとつ持っておくとフォーマルなシーンで役立ってくれるでしょう。オリジナルのデザインも可能なので、大人っぽさを演出したい場合にはぜひ取り入れてみてください。