「カーローンの審査に落ちてしまったけど、いったい何が理由なんだろう?」
カーローンの審査に落ちた方の多くは、上記のような悩みを抱えているかと思います。審査落ちしても再審査はできますが、原因が分からないことには対処するのも難しいでしょう。
また、すでに審査落ちしてしまった方でも、車を購入する手段は他にもあります。方法によっては車に乗れる可能性があるため、諦めずに頑張りましょう。
本記事では、カーローンの審査落ちについてよくある7つの理由をご紹介します。審査落ちしないためのポイントや、すでに審査に落ちてしまった場合の対処法もお伝えしていますので、参考にしてみてください。
カーローンの審査に落ちる7つの理由
車のローン審査に落ちる理由は人それぞれですが、原因を知らなければ解決することはできません。今後、カーローン審査で悩まないように、落ちる理由について学んでおきましょう。
ここでは、カーローンの審査に落ちる理由を7つ紹介するので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
年収が見合ってない
車に関わらず、ローン審査では申込者の年収が重要です。
ローンというのはクレジットカードと同じで、商品購入代金をローン会社が一度立て替え、それに対して月々返済を行っていきます。したがって、毎月の返済が可能かどうかが非常に重要。
年収が低ければ、ローン会社は「返済できないのでは」と考えてしまいます。絶対に審査落ちするわけではないですが、年収が高いほど、審査通過の可能性も上がるでしょう。
申し込み金額が高すぎる
自分の収入面以外に、申し込み金額が高いとカーローンの審査は通りづらいです。
先述した通り、ローン会社は信用を基に商品代金を立て替えてくれます。商品の申し込み金額が高すぎると、そのぶん信用を得るのに厳しい審査を通過しなければいけません。
また、申し込み金額が高すぎると「ローンを利用した現金化」を疑われる可能性もあります。カーローンの審査に通るためにも、申し込み金額には注意しておきましょう。
勤続年数が短い
カーローンの申し込み時に「勤め先」「勤続年数」の記入を必ず行います。「勤め先」は、大企業であればあるほど信用を得やすいですが、あまり気にしなくて良いでしょう。
重要なのは「勤続年数」のほうで、こちらの期間が短ければ、カーローンの審査では不利です。
たとえば、有名企業で数か月働いている方と、中小企業で数年働いている方なら、後者が信用を得やすいでしょう。
「勤続年数が短い」=「仕事が長続きしない」と捉えられてしまうため、勤続年数は長いほど、車のローン審査では有利です。
自営業やフリーター
先ほど「勤め先は気にしなくて良い」と伝えましたが、ひとつだけ例外があります。それは、自営業やフリーターといった職種の方です。
まず自営業の方は、経営面で不安視される可能性が高く、ローンの審査は厳しくなるでしょう。また、フリーターの方は社会的信用が低く見られがちで、自営業同様に審査が厳しいです。
カーローンやクレジットカード、住宅ローンなど、長期利用・返済を目的とした審査では、かなり不利な立場にあたる職種だと考えておいてください。
他社からの借入がある
ローンや借入など、いわゆる「借金」にあたるものには、賃金業法の総量規制が関わってきます。この総量規制とは、年収の三分の一しか借入ができない法律で、借り過ぎを防ぐことが目的。
カーローンは総量規制の対象外ですが、信用情報開示時に他社借入はチェックされてしまいます。
他社からの借入が少なければ、あまり審査に響きませんが、総量規制ぎりぎりまで借入していると信用を得づらいでしょう。
「カーローンの審査に落ちた」「車のローン審査に不安がある」場合は、他社借入を終わらしておくことをおすすめします。
信用情報に傷がある
ローンやクレジットカードなどの返済・借入状況は、すべて信用情報機関に保存されています。新たにローンを組む際は、申し込み者の記録を信用情報機関から開示されて、すべてチェックされると考えておいてください。
そのため、信用情報に事故記録が残っていると、審査に大きな悪影響を与えてしまうでしょう。
特に忘れがちなのが、スマホ・携帯の分割支払いです。スマホ・携帯の分割代金は、使用料金と含めて支払うため、支払日に遅れるとローンの事故記録として残ってしまいます。
仮に延滞して未払いのままだと、まずカーローンの審査は通りません。信用情報は個人でも開示できるため、気になる方は確認しておくと良いでしょう。
選んでいるカーローンの審査が厳しい
カーローンとひと括りに呼んでも、実際は3つの種類にわかれています。それぞれ特徴や金利が異なりますが、ローンの審査基準も違うことは知っておきましょう。
簡単にカーローンの種類をまとめたので、次を参考にしてみてください。
審査元 | 特徴 |
---|---|
マイカーローン | ・銀行などの金融機関が審査 ・金利が安い ・比較的審査が厳しい |
ディーラーローン | ・車メーカー独自の審査 ・金利が高い ・比較的審査は通りやすい |
自社ローン | ・車販売店独自の審査 ・金利がないぶん、車両価格が高い ・審査が通りやすい |
総支払額は大きくなりますが、カーローン審査に落ちないことを優先するなら、自社ローンを組んでいる車販売店がおすすめです。
カーローンの審査に落ちないためには
カーローンの審査に落ちないよう、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 審査基準を知っておく
- 年収とのバランスを考える
- 他社から借入をしないようにする
それぞれ詳しく解説するので、カーローンの審査で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
審査基準を知っておく
カーローンの審査基準は公開されていませんが、主に次の4つが審査されるでしょう。
- 年収
- 勤続年数
- 職業・雇用形態
- 信用情報
基本的にローン審査では「返済能力」が審査されるため、年収は非常に大切です。また、勤続年数や職業・雇用形態も同様で、長年同じ会社に勤めていたり、契約社員ではなく正社員だったりすると有利でしょう。
それぞれ「〇〇なら大丈夫」といった基準はないですが、チェックされるポイントを知っておくと対策も立てやすいでしょう。
年収とのバランスを考える
カーローンの審査では、自分のステータスだけでなく、希望する金額(購入額)とのバランスが大切です。
たとえば、年収200万円の方が1,000万円のカーローンを希望しても、返済のイメージができません。また、200万円の希望でも、収入がなければ「どうやって返済するの」と思われてしまいます。
自分の年収はもちろんのこと、大事なのは収入に見合った金額のカーローンを申し込むことです。
他社から借入をしないようにする
他社から借入があると、カーローンの審査で落ちる可能性は非常に高くなります。
特に総量規制ぎりぎりまで借入をしている場合は、「返済能力がない」と判断されかねません。現時点で他社から借入があるなら、先に返済してから申し込みましょう。
ただし、借入があると絶対に落ちるわけではありません。あくまで可能性が高くなるだけなので、借入している金額を重要視してください。
カーローンの審査に落ちた時の対処法
カーローンの審査に落ちたからといって、諦めるのはまだ早いです。人によっては「どうしても車が必要」というケースもあるため、まずはいくつか対処法を試してみましょう。
次で紹介する対処法は、以下のとおりです。
- 信用情報を確認してみる
- 再審査してみる
- 他社で審査してみる
- 一括で購入する
- カーリースを利用する
信用情報を確認する
ローンやクレジットカードにおける事故情報は、信用情報機関にすべて保管されています。保管期間は信用情報機関や内容によって異なりますが、完済から数年は残ると考えておきましょう。
そのため「他社からの借入はない」と思っていても、以前の事故情報により、カーローンの審査に落ちる可能性は十分にあります。何度申し込んでも審査に落ちるなら、一度信用情報を開示して、自分で確認しておくと良いでしょう。
国内における信用情報機関は3つあり、それぞれの特徴や開示方法を以下にまとめたので、参考にしてみてください。
機関名 | 開示方法 | 手数料/ 支払方法 | 必要なもの |
---|---|---|---|
CIC | ・郵送 ・インターネット | 手数料は一律1,000円 【郵送の場合】 【インターネットの場合】 | 【郵送の場合】 ・信用情報開示申込書 ・定額小為替証書 ・本人確認書類2種類 【インターネットの場合】 |
JICC | ・郵送 ・スマホアプリ | 手数料は一律1,000円 【郵送の場合】 【スマホアプリの場合】 | 【郵送の場合】 ・信用情報開示申込書 ・定額小為替証書または開示等手数料お支払い票 ・本人確認書類2種類 【インターネットの場合】 |
KSC | ・郵送 ・インターネット | 手数料は一律1,000円 【郵送の場合】 【インターネットの場合】 | 【郵送の場合】 ・開示請求申込書 ・本人開示手続利用券 ・本人確認書類2種類 【インターネットの場合】 |
(2023年6月時点)
参考:CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター|一般社団法人 全国銀行協会
再審査してみる
カーローンの審査では、希望する金額(購入額)と自分の収入とのバランスが大切です。一度審査に落ちた場合、金額を見直して再申し込みしてみるのも良いでしょう。
ただし、多少金額を下げる程度では同じ結果になりかねません。必ず「落ちた原因が何か」を自問自答したうえで、しっかりと対策を取ってから再審査しましょう。
他社で審査してみる
カーローンは、サービスを提供している会社によって審査基準は異なります。A社のカーローンに落ちたからといって、B社の審査も落ちるとは限らないでしょう。
そのため、他社で審査を再度申し込むのもひとつの手段。ただし、先述したように銀行系のローンは審査が厳しいです。
審査通過の可能性を上げるためにも、「ディーラーローン」や「自社ローン」を提供しているところで申し込みましょう。
一括で購入する
希望額を見直したり、収入を増やしたりした結果、カーローンの審査に通るとは限りません。いくら対策を取っても、通過基準に届いていなければ、何度申し込んでも結果は同じでしょう。
その場合は、カーローンを組むことを諦めて、一括で購入するのもひとつの手段です。もちろん、ローンが組めないぶん、家計への負担は大きいでしょう。
しかし、「一括であれば車を購入できる」という事実だけは覚えておいてください。ケースバイケースですが、ひとつの手段として視野に入れておくと良いです。
カーリースを利用する
車に乗るための手段は、何も購入するだけではありません。最近では、新車をレンタルできる「カーリース」も増えており、こちらを利用するのもひとつの手段です。
特にカーリースの場合、契約満了時の車体下取り価格をあらかじめ差し引いたうえでローンを組むため、通常のカーローンに比べると支払う総金額が低くなります。
人気車種を新車で入手できるうえに、ローンに通りやすくなるメリットを考えれば、カーリースを利用しない手はないでしょう。
審査に通りやすい!おすすめのカーリース3選
先ほど紹介したカーリースですが、多くの企業がサービスを提供しており、どこを選べば良いか迷う方は多いかもしれません。また、審査が通りやすい自社ローンといえど、審査落ちは避けたいですよね。
そこで、審査に通りやすいおすすめのカーリースを3選紹介します。カーローンの審査落ちで悩んでる方は、ぜひ参考にしてみてください。
定額カルモくん
サービス紹介
定額カルモくんは、実店舗のないWEB申し込みのカーリースサービスです。
定額カルモくんの大きな特徴は、定額払いで追加支払いが発生しないことだと言えます。ボーナス払いや初期費用もないため、出費を抑えながら車を購入可能。
また、自動車税なども定額料金に含まれることで、「今月中に車の税金支払わなければ」といって焦ることもありません。
ややこしい支払い方法もなく、毎月の支払いだけで新車に乗れることが、定額カルモくんの魅力です。
サービス情報
定額カルモくん | |
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電話番号 | 0120-559-442 |
公式サイト |
KINTO
サービス紹介
KINTOは、大手車メーカー「TOYOTA」が提供しているカーリースサービスです。トヨタ・レクサスの新車が定額料金で使用でき、税金・車検・メンテナンス費用もすべて料金に含まれていることが特徴。
初期費用なし・解約金なしの2つのプランがあり、出費を抑えたい方におすすめなカーリースです。
また、KINTOは契約期間中であっても車の乗り換えが可能。「子どもができた」「結婚した」など、使用者のライフスタイルの変化に合わせて、自由に変更できるのも特徴のひとつです。
頻繁に車を乗り換えたい方にも、おすすめなサービスだと言えます。
サービス情報
KINTO | |
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電話番号 | – |
公式サイト |
リースナブル
サービス紹介
リースナブルは、業界トップクラスの価格設定で人気を集めているカーリースです。
2023年6月現在、台数限定ですが月額6,600円から利用できます。もちろん、頭金や車検・自動車税はかからないため、出費を抑えたい方には非常におすすめ。
また、車種が豊富なうえオプションも完備しており、好きなメーカーの車を選んだり、グレードを上げたりもできます。
3分で完了するスピード審査もあるので、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。
サービス情報
リースナブル | |
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電話番号 | 0120-064-581 |
公式サイト |
審査に落ちても対処法はある
本記事でも紹介したように、カーローンの審査に落ちた場合は何かしらの原因があります。原因を知って改善できれば、再審査でカーローンを通過できる可能性は高くなるでしょう。
また、審査落ちした原因のなかには、人によって改善が難しいものもあるかもしれません。しかし、カーローンを組むだけが、車に乗るための手段でもないです。
カーローンの審査に落ちても対処法はあるため、車の購入を諦めないことが大切だと言えます。
この記事を参考に、念願のカーライフを楽しんでみてください。