12月の誕生石一覧を紹介|意味や特徴なども詳しく解説

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誕生石という言葉は知っていても、宝石の名前や特徴、意味まではわかっていないことが多いでしょう。

誕生石は1月~12月までのそれぞれの月に宝石が割り当てられています。またそれぞれの誕生石に特徴や石言葉があるので、それらを覚えることで誕生石を購入する際に選びやすくなるでしょう。

友人や彼女などに誕生日プレゼントをあげる際に、違う月の誕生石をプレゼントしてしまうことはよくあります。そうなってしまってはお互いに気持ち良くないので、誕生石についてしっかりと調べて身につける人に適した誕生石を選べると良いでしょう。

この記事では、12月の誕生石について特徴や石言葉、価格帯などを詳しく解説します。誕生石の起源や誕生石の決まり方なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

誕生石とは?

誕生石とは、誕生月ごとに種類が決められている宝石のことです。

自分の誕生石を知っている人は多いと思いますが「いつ・誰が・どのようにして」各月の誕生石を決めたのでしょうか。

その歴史や選定方法、また、誕生石は世界共通かなどを解説します。

誕生石の起源

誕生石の起源や由来についてはざまざまな説があり、明確な正解はありません。

『旧約聖書』の『出エジプト記』に登場する祭司の胸当てや、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に登場する聖都の神殿に使用された、12種類の宝石がもとになったとも言われ、その歴史は約3,500年前に遡ります。

また18世紀頃ポーランドへ移住したユダヤ人が、誕生石をお守りとして身につける習慣を広めたという説もあるようです。

誕生石はどうやって決まる?

1900年代には扱われる宝石の種類が増えましたが、利用価値の高いダイヤモンド以外がなかなか売れず、ほかの宝石を売るために宝石商達が知恵をしぼって生み出したのが、「売りたい宝石と誕生月を結びつける」という販売戦略でした。

1912年、アメリカの宝石商組合が正式に「誕生石」として各月の宝石を整理し、1952年に改定。日本ではその改定内容を基準に、1958年、全国宝石商組合が誕生石を決定しました。

2021年、63年ぶりの改定が行われ、現在に至ります。

誕生石は国ごとに違う石の場合もある

誕生石は、国によって共通のものとそうではないものがあります。

例えば12月の誕生石の場合、ターコイズは世界共通ですが、フランスではマラカイト、日本ではラピスラズリやタンザナイトも加わっており、国ごとに異なる点もあるようです。

アメリカでの基準をもとに世界中に広まった「誕生石」ですが、その後、それぞれの国の文化や習慣、各国で産出される宝石の種類の違いなど、さまざまな都合や事情などから少しずつ変化を遂げてきました。

12月の誕生石は4つ。それぞれの特徴や意味を解説

日本の12月の誕生石は、ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンの4つです。

12月は本来、ターコイズ、ラピスラズリの2種類でしたが、2021年の改定で、タンザナイト、ジルコンが追加されました。

それぞれどのような宝石なのか、ご紹介するのでぜひ参考にしてください。

ターコイズ

ターコイズの写真

ターコイズは、世界でもっとも古い歴史を持つ宝石と言われています。

トルコは産地ではありませんが、かつて、各地で産出されたターコイズをトルコの商人が世界に流通させたところ、人々の勘違いから「トルコ石」と呼ばれるようになったそうです。

特徴

「ターコイズブルー」などの色名としても使用されるほど、マットでありながらつき抜ける青空のようにさわやかな青緑色が、ほかの宝石にはない個性と魅力を放ちます。

現在は主にイラン、アメリカ、中国などで産出されていますが、産地によって色合いや模様が異なるのもユニークで、選ぶ際の楽しみかもしれません。

硬度は比較的低く、汗や皮脂などにも弱いとされているので、使用後はやわらかい布などでやさしく拭き取ると良いでしょう。

石言葉

ターコイズの石言葉は「成功」「繁栄」「健康」「旅の安全」などです。

叶えたい目標に向けて頑張っている人、頑張りたい人の、勇気や決断力を向上させ、成功への道しるべを示してくれると言われています。

また、旅の安全を祈願する石なので、旅行の際にお守りとして所持することはもちろん、人生という大きな旅路で何か問題にぶつかったときにも、心と体の健康を支え、ひらめきを授け、ともに戦ってくれることでしょう。

価格帯

買取価格

  • K18 ターコイズ(トルコ石)付き:ネックレス 50,000円
  • K18/Pt900 ターコイズリング:30,000円
  • K18 トルコ石 リング:26,000円
    出典:買取専門店さすがや

販売価格

  • PT950 スリーピングビューティーターコイズ(スタビライズ)リング TQ 約5.00ct:89,800円
  • K18YG スリーピングビューティーターコイズ(スタビライズ)ピアス TQ 約8.00ct:69,800円
  • K18YG スリーピングビューティーターコイズ(スタビライズ)ネックレス TQ 約1.00ct:29,900円
    出典:宝石専門チャンネルGSTV

ラピスラズリ

ラピスラズリの写真

和名では「瑠璃」と呼ばれ、人類が利用してきた最古の鉱物と言われています。

宝飾品としてはもちろん、顔料や着色料としても使用され、ツタンカーメンの黄金マスクや、クレオパトラのアイシャドーに使われていたことでも有名です。

特徴

ラピスはラテン語で「石」、ラズリはアラビア語で「青」や「空」を意味し、紀元前より「聖なる石」として世界中で崇められてきました。

崇高な紺碧に、多くはきらきらとしたパイライト(黄鉄鉱)を含み、星空や宇宙を思わせる深い輝きを持つ宝石です。品質では、最大の産地であるアフガニスタン産のものが最高峰と言われています。

また、硬度は低く傷つきやすいため、使用後はやわらかい布などで空拭きし、直射日光やほかのものとの接触をさけた場所での保管がおすすめです。

石言葉

ラピスラズリの石言葉は「真実」「成功の保証」「幸運」「崇高」などです。

自分自身と向き合う強さや、問題を解決する知恵や勇気を授けてくれると言われています。何かに行き詰まっていたり、進むべき道がわからなくなったりしてしまった人の、背中を押してくれることでしょう。

また、他人に自分の気持ちをはっきりと伝えることが苦手な人にも、気持ちを落ちつかせ、一歩踏み出すための幸運のお守りとなってくれるかもしれません。

価格帯

買取価格

  • K18 Pt900 ラピスラズリ コンビ リング:61,000円
  • K18 ラピスラズリ 1.5ct,アクアマリン0.7ct,シトリン1.1ct,パール0.7ct付きネックレス:55,000円
  • K18 ラピスラズリ デザインリング:45,000円
    出典:買取専門店さすがや

販売価格

  • K18YG ラピスラズリ リング LA 約13.00ct:79,800円
  • PT950 ラピスラズリ ダイヤ ペンダントトップ LA 約1.00ct D 約0.05ct:39,800円
  • K18YG ラピスラズリピアス LA 約18.00ct:38,800円
    出典:宝石専門チャンネルGSTV

タンザナイト

タンザナイトの写真

タンザナイトとは「タンザニアの石」という意味で、1967年に発見されました。タンザニアのメレラニ鉱山でしか産出されず、いつまで採掘できるかもわからないため、ダイヤモンドの1,000倍は希少価値が高いと言われ、大人気の宝石です。

特徴

「タンザニアの夕暮れ時の空」と称される美しい青紫色が印象的です。見る角度や光によって青や紫の深みが変わって見える「多色性」の宝石で、赤寄りの紫で透明度や純度の高いものは、もっとも価値が高いとも言われています。

平均的な硬度ではあるものの衝撃に弱く、また、特定の方向へ割れやすい性質も持つため、超音波洗浄機でのクリーニングはできません。落としたりぶつけたりしないよう気をつけ、使用後はやわらかい布などで汗や皮脂を拭き取ると良いでしょう。

石言葉

タンザナイトの石言葉は「知性」「冷静」「神秘」「高貴」「誇り高き人物」などです。

気高く穢れのないエネルギーにより、冷静で知的な判断力を取り戻すと言われています。感情がうまくコントロールできずに失言してしまいがちな人などには、一旦踏みとどまり、深呼吸することを思い出させてくれることでしょう。

また、どうしても自分に甘くなりがちな人を精神的に成長させ、正しい選択ができるよう導いてくれるかもしれません。

価格帯

買取価格

  • Pt900 タンザナイト リング:18,000円
  • Pt850 Pt900 タンザナイト ネックレス:15,000円
  • Pt900 タンザナイト ダイヤ ペンダントトップ:13,000円
    出典:買取専門店さすがや

販売価格

  • PT950/K18YG タンザナイト ハグリング TA 約2.00ct:138,000円
  • PT950 タンザナイト リング TA 約1.50ct:99,800円
  • PT950 タンザナイト ダイヤ ペンダントトップ TA 約1.00ct D 約0.03c:39,800円
    出典:宝石専門チャンネルGSTV

ジルコン

ジルコンの写真

ダイヤモンドの上質な代用品というイメージもあるジルコンですが、宝石としての歴史はダイヤモンドよりも古く、44億年前に生まれた地球最古の鉱物と言われています。

人工石のキュービックジルコニアとはまったくの別物ですが、昔からあらぬ誤解を受けています。

特徴

ジルコンは白、青、緑、黄、紫、ピンク、赤など、色の種類が豊富です。

加熱処理により生まれる色も多いですが、一番人気のブルージルコンは、なぜか「カンボジア産」の褐色ジルコンを加熱処理することでしか生まれない、希少な色と認識されています。

高い屈折率と強い煌めきを持つなどの特徴がよく似ていることから、ダイヤモンドの代用品としても多く利用されていますが、ジルコンそのものが非常に価値の高い天然の宝石です。

石言葉

ジルコンは「平和の石」とも呼ばれ、石言葉には「安らぎ」「平和」「生命力」「苦しみからの解放」「無限」などがあります。

色ごとに違う石言葉もあり、例えば、ブルージルコンには「心を静めて挑戦を後押しする」などの意味もあるそうです。

何か悲しい事情や深い悩みを抱えている人、人間関係に困っている人に穏やかな力を貸してくれるかもしれません。また、睡眠のお悩みがある人も、安眠効果を期待して枕もとに置いてみてはいかがでしょうか。

価格帯

買取価格

  • ブルージルコンペンダント 1.56ct:41,000円
  • 天然ジルコン まとめ20g:35,000円
  • 天然ブルージルコン 4.290ct:11,000円
    出典:色石BANK

販売価格

  • PT950 ブルージルコン ダイヤ リング ZI 約2.00ct D 約0.02ct:79,800円
  • PT950 ブルージルコン ネックレス ZI 約1.50ct:49,800円
  • K18WG ブルージルコン ダイヤ ペンダントトップ ZI 約1.50ct D 約0.02ct:39,800円
    出典:宝石専門チャンネルGSTV

12月の誕生石は美しい青色が多い

12月の誕生石に青色が多い理由は定かではありません。

しかし人は、心を落ち着かせたいときや癒しが欲しいときに、空を見上げたり海を見に行ったりと、無意識に「青」にまつわるものや場所を求めてしまう人も多いですよね。年の終わりの月に、一年間の疲れを癒したいニーズが反映されているのかもしれません。

また、ひと言で「青」といっても、同じ種類の石にすら何種類もの美しい「青」が存在します。自分がどんな「青」に惹かれるかというインスピレーションで選ぶのがよいでしょう。

特徴や意味を知って自分にあった誕生石を選ぼう

12月の誕生石についてご紹介しましたが、ほかの月の誕生石にもさまざまな種類と石言葉があります。自分の誕生石ではなくても、そのとき惹かれる色や、自分の気持ちに寄り添った意味をもつ宝石があれば、どんどん身につけてよいでしょう。

石が持つ意味や力を知ることで、自分が変わりたいときに気持ちの支えになる宝石を選べるうえに、プレゼントされれば相手がいかに自分の幸せを願ってくれているかに気づけます。

誕生石を身につけることで幸せになれると言われているのは、もしかすると、そういうことなのかもしれません。

神内|KOSOTTO編集部

神内|KOSOTTO編集部

思い切ってものを捨てられる派。古本を売ったり買ったりしています。

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