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ブレスレットやリングなど、アクセサリーに使われることが多いオニキス。古代より「魔除けの石」として、強力なパワーを持つと信じられてきました。
そんなオニキスの石言葉や、込められた意味を知りたいという人も多いのではないでしょうか。オニキスには「厄除け」や「成功」といった石言葉があります。
この記事では、石言葉の詳しい説明に加えて、オニキスがもつスピリチュアルな効果についても紹介。記事の後半では、オニキスと相性の良い宝石やアクセサリーも解説します。購入を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
オニキスは、瑪瑙（めのう）と呼ばれる鉱物の一種です。正確には、瑪瑙のなかでも平行な縞模様のあるものがオニキスに分類される一方、近年は縞がない瑪瑙もまとめてオニキスと呼ばれることが多くなっています。
オニキスの色は、赤や青、グレーなどさまざまですが、一般的にオニキスと言うと、深い黒色が特徴の「ブラックオニキス」を指す場合がほとんど。
その美しい艶を活かすために丸い形に加工され、リングやブレスレットとして販売されています。世界中で数多く産出されることから希少性は低く、アクセサリー類は比較的安価で手に入れられるでしょう。
オニキスのモース硬度（鉱物の傷つきやすさを測る基準）は6.5～7で、人間の歯以上の硬さがあります。しかし、落としたり何かにぶつけたりすると傷がつく可能性があるので、アクセサリーなどの取り扱いには注意が必要です。
オニキスにはさまざまな色があります。
- ブラックオニキス
- ホワイトオニキス
- グレーオニキス
- ブルーオニキス
- グリーンオニキス
- イエローオニキス
- レッドオニキス
ただし、これらのほとんどは人工的に染色・脱色加工したもので、ブラックオニキスも例外ではありません。天然のオニキスで黒一色のものはほとんど産出がないため、砂糖と硫酸を使った炭化現象により、人工的に黒く着色されています。
オニキスは、紀元前2500年前頃からパキスタンやインド周辺で採掘されていたようです。古代ローマでは「カメオ（浮彫の宝石）」に使われることが多く、将軍などが好んで身につけていたと言われています。
宗教との関わりも深く、たとえば旧約聖書にはオニキスに関する記述があり、キリスト教で祈りを捧げる際に使う「ロザリオ」にもオニキスが使用されてきました。現在ではアクセサリーに使用される一般的な宝石ですが、「魔除け」や「邪気を払う」といったオニキスの特別な効果は、広く信じられています。
オニキスには以下のような石言葉があります。
| 石言葉 | 意味や効果 |
|---|---|
| 厄除け | 体に強力なバリアが張られ、悪運や悪霊などを遠ざける |
| 成功 | まわりから悪いエネルギーがなくなり、成功が近づく |
| 夫婦の幸せ | 恋愛運を高める／隠し事を暴く（夫婦の浮気を防止する） |
オニキスの石言葉では、「厄除け」がもっとも有名です。古代より「魔除けの石」と信じられてきたオニキスには、今でも悪いエネルギーを追い払う効果があると考えられています。
悪いエネルギーが身のまわりからなくなることで、その人が本来の力を発揮できるようになり、結果として「成功」が近づくという流れです。
「夫婦の幸せ」は、オニキスの「恋愛運を高める」という効果に由来しています。また、オニキスには「隠し事を暴く」という効果もあるため、夫婦の浮気を防いで円満にしてくれるでしょう。
オニキスには、パワーストーンとして多くの効果があると言われています。普段の生活に取り入れることで、いろいろなメリットをもたらしてくれるかもしれません。
精神的な効果、肉体的な効果、魔除けの効果についてそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。
オニキスには、意志力や判断力を高める効果があるとされます。外からの悪い誘惑などを断ち切って持ち主の心を落ち着かせ、潜在的な能力を引き出すためです。
悪いものを遠ざけるオニキスの効果は、人間の内側にも向かいます。「怒り」や「嫉妬」といったマイナスな感情を打ち消して、忍耐力や自制心を高めてくれるでしょう。感情に左右されず論理的に行動する必要がある、弁護士や警察官などの仕事に向いている宝石です。
オニキスが持つ精神的な効果で心が落ち着くと、「体のリラックス」や「睡眠改善」など、肉体的な効果も期待できます。体への負担が減って回復能力が高まれば、より活発に行動ができるようになるかもしれません。
また、オニキスは人間の本能に働きかける効果もあるとされます。闘争心や競争心がアップすれば、結果的に運動パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。スポーツ選手やアスリートにもぴったりな宝石です。
古来より「魔避けの石」と考えられてきたオニキスには、悪いエネルギーを払う強力なパワーがあると考えられています。悪霊のような霊的なものだけでなく、「悪運」や「悪縁」も遠ざけるとされており、事故や災難から身を守る効果が期待できるでしょう。
このほか、他人から向けられる「負の感情」に対しても効果があり、人間関係のトラブルに巻き込まれにくくなるとも言われています。オニキスを身につけることで、いろいろな不安が解消され、心身ともに良い影響があるかもしれません。
強い力を持つオニキスですが、使い方次第で逆効果になったり、宝石との組み合わせでパワーがなくなったりします。
オニキスについてよく理解し、効果を最大限に発揮できるように工夫してみてください。
オニキスに悪い効果があると言われるのは、オニキスのパワーが非常に強力なためです。持ち主とオニキスの波動が合わない場合、オニキスの強いパワーによって「石酔い」が起こり、頭痛やめまいなどの症状が出る可能性があります。
オニキスは、まわりの悪いエネルギーを遠ざけ、本人の意思を強める宝石です。そもそも自分の意思があまりないと感じる人は、購入を控えたほうがいいかもしれません。
オニキスは「縁切り石」とも呼ばれており、持ち主に悪い影響を与える存在を遠ざけます。嫌いな人や、苦手な人から離れたいと考えているなら、オニキスを身につけると良いでしょう。
ただし前述の通り、オニキスのパワーは強力です。自分が負の感情を持っていない相手でも、「持ち主に悪影響がある」とオニキスが感じ取れば、その相手を遠ざけようとします。身につける場所や、タイミングを考える必要があるでしょう。
オニキスを身につけるなら、以下のようなアクセサリーがおすすめです。
- ネックレス
- ピアス
- ブレスレット
ネックレスとして胸のあたりにつけると、意志力の向上など“感情面”で良い効果があるとされています。一方、ピアスとして耳につけると、オニキスが“感覚面”に作用するため、判断力や集中力のアップが期待できるでしょう。
また、手首はエネルギーの出入り口と考えられています。オニキスのブレスレットをつけることで、自分の内面に良いエネルギーを取り入れたり、負のエネルギーを外側に排出したりしてくれるかもしれません。
ほかの宝石との組み合わせによって、オニキスの効果を高めることもあれば、打ち消してしまうこともあります。
相性が良いのは、オニキスと似たような効果を持つ宝石です。水晶の「浄化作用」や、ラピスラズリの「邪気を払う効果」は、オニキスの「魔避けの効果」と組み合わさって強いパワーを発揮します。
アクアマリンにも浄化作用があるものの、パワーが強すぎてオニキスの効果まで消してしまう恐れがあるため、おすすめしません。さらに、翡翠やタイガーアイといった「土の気」をもつ宝石とオニキスは相性が悪く、効果が薄れてしまいます。宝石の組み合わせには気をつけましょう。
| 相性の良い宝石 | 水晶、ラピスラズリ、アメジスト、ヘマタイト |
|---|---|
| 相性の悪い宝石 | アクアマリン、翡翠（ひすい）、タイガーアイ、アンバー |
魔除けの石と呼ばれるオニキスは、アクセサリーとして身につければ悪運や悪縁を遠ざけ、自分の意志力を高めてくれるかもしれません。「まわりに影響されたくない」「自分の気持ちを大切にしたい」という人にはぴったりの宝石でしょう。
ただし、オニキスのパワーは非常に強力であるため、気をつけないと思わぬ悪影響が出ることもあります。ほかの宝石との組み合わせによって、効果が強くなったり弱くなったりするので、オニキスの特性をよく理解したうえで上手に活用してみてくださいね。
