ミニマリストは靴をこう選ぶ。おすすめの種類と買うときのポイント

ミニマリスト

玄関や靴箱をスッキリさせたいと思っても、どの靴を残しておくべきか迷いますよね。

最小限のアイテムで暮らすミニマリストは、「自分に必要な靴」を把握し、捨てるとき・買うときのルールも決めています。根拠なく靴を整理すると、「やっぱり取っておくんだった」と後悔したり、「買ったけどほとんど履いていないな」とお金をムダにしたりするかもしれません。

この記事では、ミニマリストが靴を整理するときの考え方と、買うときに重視するポイント、おすすめの種類などを紹介します。最後まで読めば、自分に必要な靴の種類が分かり、よく履く靴だけをすっきり収納できるので、ぜひ参考にしてみてください。

ミニマリストが靴を捨てるときの考え方

ミニマリストは、どのように靴の数を減らしているのでしょうか。

ここでは、ミニマリストが靴を捨てるときに大事にしているポイントを解説します。

履く頻度が少ないものは捨てる

ミニマリストは、まず履く頻度が少ないものから処分しています。

ヒールの高さ・足の幅がイマイチ合わなくて履きづらかった靴や、色が強すぎて合わせる服がむずかしかった靴など、年に数回しか履かないものは思い切ってお別れするとよいです。

「この靴はこの用途で必要」「とてもお気に入りだから必要」という強い理由がないのであれば、手放しても不便に感じません。履いた回数が少なく、良い値段のするブランドものんなどは、フリマアプリなどで売る方法もあります。

ワードローブを整理したら靴も見直す

ワードローブ(クローゼット内の衣装)の数を整理したときは、 靴が今持っている服に合うかどうかもチェック しましょう。

靴単体で良いものを持っていても、洋服やバッグと合わせたときに靴だけ浮いていると、「合わないな」と思い結局履かなくなります。

靴は履いてこそ活きるものなので、ずっとシューズボックスにしまっておくよりは、売ったり譲ったりしたほうがよいです。「今ある洋服に合う靴を探す楽しみができた」と思えば、手放すのも惜しくなくなります。

季節ものは少なくする

ミニマリストは少ない靴を使い回し、 サンダルやブーツなど、特定の季節しか履かない靴はできる限り持たない ようにしています。

しかしミニマリストに明確な基準はないので、サンダルやブーツを一切履いてはいけないわけではありません。サンダルが好きなら持っていてもよく、寒いのが苦手ならブーツは必要でしょう。

「夏はサンダルを履くのが普通だと思っていたけれど、自分は別にスニーカーでいい」と、自分が好きか・必要かに当てはまらないのであれば、買い揃える必要はありません。

最小限の靴で暮らすために、「自分にとって」要るものかどうかを基準にして、季節ものはなるべく減らすことをおすすめします。

ミニマリストが靴を買うときのポイント

ミニマリストは、新しい靴を買うときの「マイルール」を作っている人が多いです。

ここでは、ミニマリストが靴を買うときの考え方を紹介します。

ライフスタイルに合わせて上限数を決める

ミニマリストが持っている靴の数は、だいたい5足前後が多いです。まずは、自分が暮らしていくうえでどのような靴が必要なのかを考えます。

自分にとって必要な靴を考えるには、以下について整理してみてください。

  • 仕事でどれだけ歩くか(立ちっぱなしor歩き回るorデスクワークなど)
  • 通勤時間・方法
  • 住んでいる地域(雪は降るか)
  • 足のサイズ、幅

仕事で歩き回るなら、フォーマルかつヒールが低い楽なものがよく、汗をかくことを考えても2足は要るでしょう。よく雪が降る地域に住んでいるなら、ブーツは必須アイテムです。

「参考にしているミニマリストが持っているから」ではなく、 「自分のライフスタイルにはどの靴が何足あれば暮らしやすいのか」 を基準にしてください。

必要性と好みを重視する

ミニマリストが持っているのは、「本当に必要な靴」と「自分がとても気に入っている靴」だけです。

靴を使うシーンとしては、主に以下が挙げられます。

  • 仕事用
  • 普段使い用
  • デートやディナーなどのおしゃれ用
  • 運動やレジャー・旅行用
  • 冠婚葬祭用

靴を使うシーンを思い返し、持っておく靴の数を決めます。「ほとんど在宅勤務だから仕事用とプライベート用は兼ねる」「フォーマルな靴と葬儀用の靴は同じものを使う」など、兼用できそうなものを考えると、靴の数を減らせますよ。

用途別の上限数を決めたら、 「1足捨てたら1足買う」 の買い替えをルールにして、上限数が増えないようにコントロールしていくことが重要です。

また、使用用途が明らかでなくても、「この靴を1足持っておけば自分のテンションが上がる」というお気に入りの靴は、おしゃれを楽しむために必要なもの。

なんとなく買ってみた、ブランド物が安かったから買ったなど、使用用途も気に入っている理由もない靴は買わないようにしましょう。

レンタルで間に合うものは買わない

結婚式に出席するときの靴など、頻繁に履かない靴はレンタルも視野に入れるとよいです。突然参列が決まる葬儀と違って、結婚式は招待状を受け取ってから日にちがあるため、レンタルしても間に合います。

まわりの結婚ラッシュが終わって、たまにしか結婚式がないのであれば、 レンタルで毎回違う靴を履くほうが楽しい ですよ。購入するものは使うシーンを選ばないベーシックカラー中心にして、めったに履かない靴は使うときだけ借りましょう。

箱はもらわない

靴を買うときは、箱をもらわないことも大切です。靴の箱があると、収納にスペースを取られるうえ、通気性も悪くなります。

箱にしまっておくくらい使用頻度が低い靴は、そもそも買わなくていいものです。用途が明確なもの・気に入ったものを買えば、返品するための箱は要りません。

「何かあったときのために一応取っておこう」という考え方ではミニリストのようにモノを減らせないので、箱はもらわないと決めましょう。

ミニマリストが持つ靴の種類

ミニマリストが持つ靴は人にもよりますが、だいたい 5足前後 です。靴の種類を絞って、 使いやすいものを色違いで2足持っている 人も多いですよ。

どんな靴を持てば少ない数で使い回せるのか、おすすめを紹介します。

普段使い・運動用「白・黒のスニーカー」

ミニマリストの多くが持っているのは、白や黒のスニーカーです。履く頻度が高いスニーカーは1足だと衛生面が悪く、底もすり減ってすぐダメになるため、2足もっている人もいます。持っている洋服にあわせて、白と黒1足ずつか、黒2足がおすすめです。

スニーカーを買う際には、以下のポイントを満たしているかチェックしてみてください。

  • オンオフ両方で使える(立ち仕事など靴がカジュアルでよい場合)
  • 長く歩いたときの履き心地がよく、疲れない
  • 雨の日でも履ける
  • デザインが好み(シンプルすぎて人と被るのが嫌な場合)

明るい色のスニーカーは汚れやすいので、防水スプレーをしておき、サッと拭けば汚れが落ちるものを選ぶと、より長くきれいな状態で履けます。

仕事で使える「黒の革靴」

仕事でたくさん歩く日など、「パンプスでは疲れるけれど、スニーカーだとカジュアルすぎる」という場面で使えるよう、黒の革靴が1足あると便利です。

革靴は履くたびに足になじみ、変化を感じる楽しみもあります。少し良い値段のするブランドで買うと、メンテナンスなどの対応もしてくれますよ。

ディナーやフォーマルな場面で履く「パンプス」

お出かけやフォーマルな場面で使うのに、パンプスも一足持っておくと便利です。

普段使いするならヒールが低めの靴、気合をいれておしゃれをするとき用ならお気に入りの洋服にあわせたカラーのものをおすすめします。

日常でパンプスを履く機会が少ないのであれば、スーツや礼服を着るとき用に、黒にしておくと困りません。歩いたり立ちっぱなしになったりする場面を想定して、足に優しくてフィットするものを選びましょう。

ミニマリストのように靴を整理して、お気に入りだけを履こう

ここまで、ミニマリストが靴を捨てるとき・買うときのポイントや、おすすめする靴の種類を紹介してきました。

大切なのは、「自分にとって必要な靴かどうか」です。まだあまり履いていないものを手放すのは迷うかもしれませんが、きれいな状態ならフリマアプリなどで売る方法もあります。

思い切って靴を整理すれば、自分のお気に入りだけを履く暮らしが待っているので、ぜひチャレンジしてみてください。家を出るのが楽しみな毎日になることを願っています。

森山|KOSOTTO編集部

森山|KOSOTTO編集部

おいしいものに癒されながら、せっせと生きている20代後半女性。食べているときが一番幸せ。いかにリーズナブルに生活を豊かにできるか、日々模索中。

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