スマホやタブレットが古くなると、バッテリーの持ちが悪く、出かけているときに充電が切れてしまうことがありますよね。
そんなときに、コンビニや駅などにあるモバイルバッテリーレンタルサービスを利用すると、外でも充電を回復させられるのでとても便利です。
しかし計画的に利用しなければ高い請求が発生したり、必要以上のお金がかかってしまったりすることも。いくつかあるレンタルサービスを比較し、その状況に応じたサービスを選択しなければなりません。
この記事を読んで、モバイルバッテリーレンタルに関して知ることで、有効的にサービスを利用できるようになります。突然充電がなくなって困らないために、サービスについて理解しておきましょう。
モバイルバッテリーのレンタルサービスとは
モバイルバッテリーとは、スマホやタブレットが出先で充電切れになったときに、コンセントなしで充電ができる充電器です。日常使いだけでなく災害時にも利用できることから、防災グッズとして保有する人も増えています。
とはいえ、人によってはモバイルバッテリーの使用頻度はそう高くありません。そのようなときは、必要なときだけ借りられるレンタルサービスが便利。使用目的によって、レンタルのほうが購入と比べて良い場合もあるでしょう。
レンタルサービスとシェアサービスの違い
モバイルバッテリーのレンタルには、レンタルサービスとシェアサービスの2種類があります。まずは、この違いを知っておきましょう。
レンタルサービス
モバイルバッテリーのレンタルサービスは、何度も充電して繰り返し使うことを想定しています。レンタル時に貸出期間を設定し、期間分のレンタル料金をまとめて支払うことでレンタルが可能です。
特によく使用されるのは、海外旅行でしょう。旅行先によっては充電できる場所があまりないような地域もあり、モバイルバッテリーを持っていると助かります。
旅行など一定期間でモバイルバッテリーを繰り返し使いたい場合に、レンタルサービスがおすすめです。
利用の流れ
モバイルバッテリーのレンタルサービスの利用方法をみていきましょう。
1. 店舗かオンラインでレンタルを申し込む
2. レンタル期間前日に店舗へ取りに行くか宅配便で届く
3. 使用して期限までに返却する
最近でhオンラインでレンタルが可能なレンタル店が多く、公式サイトから会員登録とオンライン決済をすることで利用できます。宅配サービスを利用して商品の受け渡しが行われるため、店舗に行く手間も返しに行く手間も省けて便利です。
支払い方法
オンラインでの申込の場合、支払い方法の多くがクレジットカードなどのオンライン決済です。現金はほとんど使用できないので注意しましょう。
一部のサービスで、コード決済、コンビニでの現金払いなどの支払い方法があり、選ぶことができるケースもあります。
モバイルバッテリーの返し方
オンラインで契約した場合は、返却も宅配サービスで行われる場合がほとんどです。返却期限までに発送手続きをすれば、到着日が返却期限を過ぎていても問題ないことが多いですが、レンタル前に確認しておきましょう。
直接お店で借りた場合は、期限内に店頭で返却します。
シェアサービス
モバイルバッテリーのシェアサービスは町中に充電ステーションが設置されていて、お金を支払うことでその場でモバイルバッテリーを借りることができるサービスです。
出先で急に充電が切れてしまいそうなときや災害時などに役立つサービスで、全国に設置数が増えています。
1回の利用料がバッテリーのレンタルや購入に比べて格安なので、利用しやすいことがメリット。どんなスマホでも対応できるよう、3タイプの端子がセットになっていることがほとんどです。
利用の流れ
利用したいスタンドによって利用の方法は異なりますが、おおむね以下の3タイプに分かれます。
- アプリをダウンロードして使う
- 公式サイトから会員登録をして使う
- メールアドレス登録を行う
利用したいスタンドに登録方法が記載されているので、初めてシェアサービスを利用する場合は確認してみてください。
主な設置場所
シェアサービスのスタンドの場所はサービス会社によって異なりますが、主に駅や商業施設、アミューズメント施設、コンビニなどに設置されています。
自分が今いる場所の近くにスタンドがあるかは、各サービスの公式サイトからマップで確認できるので、急に必要になったときはGPSをオンにして確認してみましょう。
支払い方法
アプリやサイトに会員登録する際に、支払い方法を選択できます。主にクレジットカードによるカード決済ですが、PayPayやLINE Payなど一部のコード決済に対応しているサービスも。
キャリア決済に対応しているサービスもあるので、クレジットカードが使えない未成年の方などは、自分が支払える方法で決済できるサービスを探してみてください。
モバイルバッテリーの返し方
レンタルしたモバイルバッテリーは、レンタル期間中は持ち歩いても問題ありません。充電が終わったら、レンタル期間内に同じサービスのスタンドに返却しましょう。自分が借りたスタンドと同じ場所でなくても返却できます。
おすすめのモバイルバッテリーレンタルサービス比較
店舗名 | 店舗紹介 | 評価 | 設置場所 | 料金 | 支払い方法 | レンタル期間 | 返却方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
イモトのWiFi | ★ 3.3 | – | 220円/日(税込)~ | コンビニ後払い | 出発日から帰国日まで | 空港カウンター・東京本社での受け取り 宅配 | |
PANDA STUDIO レンタル | ★ 3.6 | – | 165円/日~ | クレジットカード、PayPal、Amazon Pay | – | コンビニエンスストアからクロネコヤマト | |
GLOBAL WiFi | ★ 3.3 | – | 220円/日 | クレジットカード、NP後払い | – | 空港、宅配便、現地カウンター | |
Charge SPOT | ★ 4.6 | コンビニや商業施設など 全国30,000カ所 | 30分未満165円、 24時間~48時間660円 | クレジットカード、d払い、キャリア決済など | 120時間未満 | 近くのバッテリースタンド | |
充レン | – | 首都圏 | 330円 | クレジットカード、LINE Pay、Pay Pay、キャリア決済 | 借りた日の翌日24時まで利用可能 | レンタルスタンド | |
充電Go! | ★ 3.5 | 沖縄県内(離島含む)飲食店や コンビニ、観光施設 | 110円~ | クレジットカード、 LINE Pay、PayPay、 キャリア決済 | 1時間以内~7日間 | 近くの充電GO! |
※口コミ評価はウリドキやGoogle、その他サイトの情報を参考にしています
レンタルサービス
モバイルバッテリーのレンタルサービスで人気の店舗を6店舗ご紹介します。レンタルは海外旅行に利用されることが多く、空港や現地など利便性が高いところで借りられる店舗が人気です。
レンタル店を選ぶ際は料金や期間だけでなく、受け取りや返却場所もチェックして決定しましょう。
イモトのWiFi
海外で滞在する際のWiFiルーターを貸し出しているレンタル店です。モバイルバッテリーもレンタルができ、空港などにショップがあることから、海外へ持っていくときに簡単に利用できます。
イモトのWiFiの特徴は、空港で受け渡しができることと、支払いがコンビニ後払いであることです。
事前に申し込みをしておけば、出国する空港のイモトのWiFiカウンターで出国時にモバイルバッテリーを受け取れます。帰国時も空港で返却ができ、返送などの手間も省けて便利です。
注意点は、支払いが利用期間終了後、コンビニ後払いであること。なにかトラブルに巻き込まれて帰国が遅くなった場合も、実際貸し出されていた期間の請求をされます。場合によっては、本体価格を超える請求額になることも考えられるので気をつけましょう。
店舗情報
イモトのWiFi | |
---|---|
主な設置場所 | – |
利用料金 | 220~396円/日(税込) (機種によって変動) |
公式サイト |
PANDA STUDIO レンタル
PANDA STUDIO レンタルはモバイルバッテリーのほか、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機、家電などさまざまな機器をレンタルできるお店です。
オンラインで会員登録をして申し込むと、レンタル日の前日に宅配サービスで自宅に商品が届きます。前日に届くのは配送サービストラブルを避けるためですが、事前に受け取ることで充電をする時間などを作れるので便利です。
返却も宅配サービスで行います。レンタル最終日の24時までにコンビニで発送受付を済ませるだけで、返却が可能。発送が翌日になっても問題はありません。レンタル期限ギリギリまで使用できます。
レンタルできるバッテリーの種類も豊富なので、さまざまな用途に合わせた利用ができるレンタル店です。
店舗情報
PANDA STUDIO レンタル | |
---|---|
主な設置場所 | – |
利用料金 | 330円/日~、 3日以上レンタル220円/日~、 7日以上レンタル165円/日~ (機種によって変動) |
公式サイト |
GLOBAL WiFi
国内の17カ所の空港に34個のカウンターをもつ、業界大手のモバイルWiFiレンタルサービスを行う店舗です。主に海外で使用するモバイルWiFiをレンタルしていますが、同時に必要となるモバイルバッテリーもレンタルできます。
GLOBALWiFiのモバイルバッテリーは2種類あり、用途に合うほうを選ぶことが可能。一方は通常のモバイルバッテリー、もう一方はAC付超大容量バッテリーです。旅行先によって使い分けることもでき、海外旅行の際に利用すると便利でしょう。
商品の受け取りと返却は空港、宅配便、現地のカウンターでできるほか、コンビニでの受け取りなどが選べます。モバイルバッテリーを持ち運ぶ時間が短く済み、帰国後もすぐに返却できるので利用しやすいレンタル店です。
店舗情報
GLOBAL WiFi | |
---|---|
主な設置場所 | – |
利用料金 | 通常 220円/日(税込)、 大容量 550円/日(税込) |
公式サイト |
シェアサービス
バッテリーのシェアサービスは、出先でスマホの充電がなくなりそうなときなど緊急性が高いときに使用することが多いサービスです。
チャージできるスポットの数や場所などから使用しやすいサービスを3つご紹介します。緊急のときに慌てないためにも、チャージスポットについて知っておきましょう。
Charge SPOT
Charge SPOTは全国30,000カ所に充電スポットを構える大手のシェアサービスです。その数は全国No.1で、コンビニや駅、カラオケなどに設置されています。
Charge SPOTは専用アプリのほか、PayPay、auPay、LINEpayなどさまざまなキャッシュレス決済を使って利用するサービスです。
使いたいときはスタンドに行ってQRコードを読み取り、支払い方法を選択するだけ。使用後は最寄りのCharge SPOTのスタンドに返却するだけなので、とても手軽に利用できます。
スマホ1台の充電なら30分165円という安さも魅力的です。利用したいときは、スタンドの場所をアプリで検索して使ってみてくださいね。
店舗情報
Charge SPOT | |
---|---|
主な設置場所 | コンビニ、カフェ、 アミューズメント施設、駅 |
利用料金 | 165円/30分~、1,650円/ 96時間以上120時間未満 |
公式サイト |
充レン
充レンは首都圏の駅やショッピングモール内にスタンドがあり、設置エリアを拡大中のシェアサービスです。黒くスタイリッシュなデザインのスタンドが目を引きます。
スマホでQRコードを読み取って利用するため、専用アプリのダウンロードは必要ありません。支払いはLINEpayやPayPay、クレジットカード、キャリア決済のなかから選択します。現金払いはできないので注意しましょう。
返却は、最寄りのスタンドで空のスロットがあるところならどこでも可能。レンタル中は持ち歩いても問題ありません。
充レンの特徴は、LINEと提携しているところです。LINEを使ってレンタルすると、翌日24時まで再レンタルが無料。いくつかの機材を充電しなければならないときなどに、とても便利です。
店舗情報
充レン | |
---|---|
主な設置場所 | 首都圏の駅やショッピングモールなど |
利用料金 | 1泊2日330円(税込)、 5日目3,300円(税込)で買取 |
公式サイト |
充電Go!
スマホの充電がなくなって困ってしまうのはm普段のお出かけだけではありません。旅行の際も、見知らぬ土地でスマホの充電が切れると大変ですよね。
旅行先として人気の沖縄県で、モバイルバッテリーのシェアサービスを行っているのが「充電Go!」。沖縄県内の空港や駅、観光地などを中心に約1,000カ所設置されています。
旅行者がよく立ち寄る美ら海水族館やネオパークオキナワ、御菓子御殿にも設置されていて、旅行者の目につきやすいです。
レンタルにはLINEか公式専用アプリを使用します。どちらも手軽で難しい手続きはありません。支払い方法はクレジットカード・デビットカード、 LINE Pay、PayPay、キャリア決済の利用が可能で、現金払いはできないので注意しましょう。
店舗情報
充電Go! | |
---|---|
主な設置場所 | 沖縄県内(離島含む)飲食店や コンビニ、観光施設 |
利用料金 | 110円/時、~880円/ 168時間以内(7日間) |
公式サイト |
モバイルバッテリーをレンタルするメリット
モバイルバッテリーのレンタルサービスは、キャッシュレス化が進み、スマホにさまざまな機能が集約している現代において、多くの人が必要としているサービスです。
ここでは、そのサービスのメリットを改めて確認してみましょう。
コンビニや駅など身近な場所で充電できる
シェアサービスを利用する際に重要なのは、充電がなくなる前にスタンドに着くということです。スマホがなければ、スタンドの位置を知ることもコード決済で支払うこともできません。
シェアサービスのスタンドはコンビニや駅など身近な場所にあり、すぐに駆け込めて充電ができます。
低い料金で充電できる
シェアサービスを利用すると、30分で165円〜という低価格で充電が可能です。コンビニや駅など身近な場所に設置されているので、わざわざ交通費をかけて移動する必要もありません。
スタンドがあれば借りた場所とは別の場所でも返却ができ、充電中に移動する必要があるときも、わざわざ戻る手間や交通費をかけずに済みます。
モバイルバッテリーを持ち歩く必要がない
充電切れを心配する場合は、モバイルバッテリーを購入して持ち歩いていれば安心です。
しかし、常に携帯していなければ意味がないので、少し邪魔に感じることもあるかもしれません。そのためにバッグを持ち歩かなければならないという人もいるのではないでしょうか。
使うときだけ持ち歩くというレンタルサービスであれば、不要なときに持っている必要がなく、便利です。
モバイルバッテリーのレンタルに関してよくある質問
モバイルバッテリーのレンタルサービスに関して、よくある質問をまとめました。レンタルサービスを利用する前に、確認しておきましょう。モバイルバッテリーを購入するか、レンタルにしようか迷っている人も参考にしてください。
モバイルバッテリーは購入とレンタルどちらがいい?
モバイルバッテリーは種類によって価格は異なりますが、おおよそ2,000~3,000円で購入できる商品です。
金銭面では使用頻度の高さによって、購入のほうが得をする場合があります。スマホのバッテリーのもちが悪くなってきたという人は、購入を考えたほうがいいかもしれません。
また購入すると、充電スタンドが使えないような非常時にも使用できて便利というメリットもあります。
モバイルバッテリーを返却しないとどうなる?
モバイルバッテリーを返却せずに持っていた場合、一定の期間が過ぎたら買取をしなければならなくなります。期間はサービスを提供する会社によって異なるので確認しましょう。シェアサービスだと買取になるまでの期間が短いことが多く、特に注意が必要です。
支払いは最初にレンタルする際に登録した支払い方法から、自動的に引き落とされる形で行われます。
無料で充電できるスポットがある?
出先で充電がなくなってきたとき、無料で充電できたら嬉しいですよね。
そんなときは大手キャリアのショップに行きましょう。au、SoftBank、docomoの3社のショップでは、充電スタンドが設置されていて、無料で利用できることがあります。
近くにキャリアショップがあるときは、利用するとお得です。
充電が持たなくなったらモバイルバッテリーレンタルを使おう
モバイルバッテリーのレンタルサービスの紹介や使い方、メリットデメリットをご紹介しました。
スマホは使っていくと、だんだんバッテリーの消費が早くなってしまいます。一方でキャッシュレス決済など、スマホを使用する場面は年々増え続けていて、スマホのバッテリーがなくなってしまうと大変な思いをすることに。
スマホの充電がなくなりそうなときや、充電ができない環境に行くときは、困らないように事前に準備をしておきましょう。