「枕を新しく買ったので、古いものを処分したいが捨て方がわからない」と困っていませんか?枕は大きく、種類がたくさんあり、捨て方が難しいですよね。
実は、枕の捨て方は自治体ごとで異なります。よって自分が住んでいる自治体の捨て方に従うのが正しい方法。しかし、枕は素材や大きさに応じて正しい捨て方をしなければ、処理施設に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
また、風水的にも枕は重要なアイテムで、処分する際は配慮が必要だといわれています。
この記事を読んで枕の正しい捨て方について知れば、自分の枕を捨てるときに正しく処分できるでしょう。自己判断で捨てる前に、一度読んで確認してみてくださいね。
正しい枕の捨て方は自治体によって異なる
枕は子ども用の小さいものから、抱き枕のような大きなものまで、さまざまなサイズがあります。また素材も、プラスチックや綿、蕎麦殻、ウレタンなどさまざまです。
したがって枕は、各自治体の処理施設によって、大きさや素材ごとに処分方法が分かれます。枕を処分する際は、枕の大きさや素材を自治体での回収方法と照らし合わせて確認しましょう。
ここでは主な処分方法である3つの方法について、簡単な処分方法や注意点をご紹介します。
燃えるごみ
多くの自治体で、枕は主に燃えるごみとして回収されます。特に綿、羽毛、蕎麦殻など自然由来の素材の中身の枕は燃えるごみとして分類されやすいでしょう。
スポンジなどは、燃えるごみになったり広島市のように「その他プラ」に分類したり、判断が分かれる素材なので注意が必要です。
また、燃えるごみとして出す際に枕の大きさにも気をつけなければなりません。自治体のなかには燃えるごみに出せる大きさを決めているところがあり、おおむね30〜50cm以内とされています。
それを超える大きさのものは、燃えるごみの素材であっても、粗大ごみとして回収になるので注意しましょう。粗大ごみに出しづらく、燃えるごみで回収してもらいたい場合は、指定のサイズ内に切れば回収してもらえます。
不燃ごみ
プラスチック製のビーズやスポンジ、パイプは、不燃ごみとして回収している自治体が多い素材です。一見すると綿などの燃えるような素材の枕でも、内部にスポンジやパイプが入っていることがあるので、処分前に枕の素材をしっかり確認しましょう。
内部に不燃の素材が使われている場合は枕に切り込みを入れるなどして、できるだけ分別します。分別しきれない場合はそのまま不燃ごみととして出すか粗大ごみになるか、自治体によって分かれるのでルールの確認が必要です。
自治体のルールに詳細の記載がない場合は、問い合わせて確認しましょう。回収業者に迷惑をかけないように心がけることが重要です。
粗大ごみ
多くの自治体で、燃えるごみにするにはサイズオーバーの枕や、不燃物と分けられない混合素材の枕などを処分する際は、粗大ごみとして回収します。
横浜市、大阪市、東京都内でも大田区や文京区などがこの分別方法です。
粗大ごみの回収方法は、自治体によって異なります。ごみ処理施設に直接持ち込む地域や、業者に連絡することで家まで取りに来てくれる地域など居住地域によるので、回収方法は自治体の公式サイトで確認しましょう。
粗大ごみで回収する場合は、自治体によって処分費用がかかることがあります。枕は軽いのでかかっても数百円でしょう。処分費用をかけたくない場合や、持ち込みや回収の手間をかけたくないという場合は、素材に応じて切って燃えるごみと不燃ごみに分別して処分するしかありません。
ごみに出す以外に枕の処分方法
自治体の処分方法では、時期によって回収までに時間がかかることがあります。そのためすぐに処分したいときには不便に感じる側面も。
ここでは枕を自治体の処分方法で処分するのが難しい場合に、考えられるほかの処分方法をご紹介します。それぞれ使用できる状況であれば、使用を検討してみてください。
未使用ならリサイクルショップやフリマサイトで売る
処分したい枕が未使用の場合は、リサイクルショップやフリマサイトで販売できます。特にブランド品や有名メーカー製のものは売れる可能性が高いので、一度販売してみましょう。
ただしフリマサイトで販売した場合、送料がかかります。枕は大きく圧縮もしづらいため、販売価格を高めに設定していなければ、送料を含めると赤字になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼をして引き取ってもらうという選択肢もあります。
ただし不用品回収業者は枕一点だけの回収ができるところと、まとまった量でなければ回収できないところがあるので注意しましょう。
また、燃えるごみや粗大ごみとして処理するよりも、処分費用が高くついてしまうことも考えられます。枕のほかにも処分に困っているものが数点あれば、依頼してみてください。
枕は小さく切ると燃えるごみに出せる?
多くの自治体では、燃えるごみとして捨てられるものの大きさを定めています。そのため枕を小さく規定内のサイズに切った場合、燃えるごみに分類される素材なら回収が可能です。
中にパイプが入っているようなものも、切って不燃の部分を取り外せば残りは燃えるごみとして出せます。不燃や粗大ごみの回収日が少なく、処分しづらいという場合はこの方法がおすすめです。
分別して部分的にでも燃えるゴミに出してしまえば、不燃や粗大ごみの保管が少量になり、楽になるのではないでしょうか。
風水上の正しい枕の捨て方
風水では、人は寝ているときに厄を落とすとされています。そのため寝具には厄がついていて、シーツや枕カバーなどまめに洗えるものは洗うと運気が上がると考えられているのです。
枕にも同様に厄がついていて、捨てるときには自分の厄を受けてくれた感謝の思いをもって、お清めをしてから処分するといいといわれます。
粗塩と清酒を少量ずつかけることでお清めができるので、枕を捨てる際には感謝の思いで清めてから捨てるようにしましょう。
風水上での枕を捨てるときの注意点
お浄めをするほかにも、風水上、枕を捨てるときに注意しなければならない点がいくつかあるのでご紹介します。
寝具を変えるのをきっかけに、運をアップさせたいと考える人は、以下の点に気を付けて枕を捨てる手順を確認しましょう。
枕と生活ごみを一緒に捨てない
自分から出た厄を受けとってくれた枕なので、感謝の思いをこめて、今以上に汚れないように捨てましょう。燃えるごみに出せるサイズだからといって、生活ごみと一緒にまとめて袋に入れるのはおすすめできません。
少しもったいないと感じるかもしれませんが、枕だけを袋に入れてごみに出します。もし一緒に使用したカバーやシーツもあわせて処分する場合は、お清めしたうえで一緒に入れてもいいでしょう。
枕を洗ってから捨てる
枕は一度洗ってから捨てましょう。これには受けてくれた厄を落としてから処分するという意味と、厄を受けとってくれた感謝の思いを込めるという意味があります。
水洗いが難しいような素材の枕の場合は、天日干しをしたり粘着クリーナーなどでごみを取り除いたりするなど、自分でできる限りきれいにしましょう。
枕をお清めしてから捨てる
枕は直接肌に触れるため、自分の分身としてとらえる考え方もあり、ごみに出すことに抵抗がある人もいるでしょう。その場合は、お清めしてから処分するのがおすすめです。
まず、枕全体を白い紙にのせます。本来は半紙が望ましいとされていますが、枕サイズの半紙が用意できない場合はほかの白い紙で問題ありません。
次に枕に粗塩と清酒を少量振りかけ、白い紙で包めばお清めが完了します。
できるだけ切り刻まない
自分の分身と考えられ、代わりに厄を受けとってくれた感謝の意味を込める意味で、できる限り枕を切らずに処分しましょう。
ただし、自治体のごみの回収方法に従わなければ迷惑をかけてしまうので、切らなければ処分できない場合は切っても問題ありません。その場合も、自治体のルールの範囲内で原形を保ったまま処分するのがおすすめです。
枕は正しく分別して処分しよう
枕の捨て方についてご紹介しました。
枕を捨てる際には、自治体のルールに従って正しく分別することが重要です。ルールは各自治体の公式サイトなどに掲載されています。枕の素材がわからない場合は、メーカーサイトなどで確認しましょう。
しかしそれとは別に、風水的に気をつけたほうがいいポイントもあります。新しい枕とともに運気アップが期待できるよう、気を配って処分してくださいね。