【2023年4月最新】浴室乾燥機の電気代は?節約方法や衣類乾燥との比較も

節約

浴室乾燥機は梅雨時期や冬の間に特に活躍する便利なアイテムですよね。

さらに浴室乾燥機は洗濯物を乾かすだけでなく、部屋を乾かしてカビを防いだり、ヒートショック対策に使用できたりというメリットもあります。

しかし電気代がどんどん上がっているなか、浴室乾燥機を毎日使い続けたときの電気代が気になるという人も多いのではないでしょうか。節約しながら浴室乾燥機を使う方法を知っておくべきでしょう。

本記事では浴室乾燥機の電気代や、節約しながら使用する方法を紹介します。また、同じく衣類を乾燥できる乾燥機能付き洗濯機との比較もしているので、これから浴室乾燥機の導入を検討している人は参考にしてください。

浴室乾燥機の電気代は?

浴室乾燥機の電気代を、2023年4月現在の東京電力の従量電灯Bプランをもとに計算してみましょう。

電気代は1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)で求めます。

同プランでは電気単価約30円、浴室乾燥機の消費電力は1250W前後なので、この数字を式に当てはめると、1.250kW×1h×30円/kWh=37.5円。

つまり浴室乾燥機を1時間使用したときの電気代は、約38円ほどです。

洗濯物を乾かすには4時間ほどが必要だとされているので、1日当たりの電気代は38円×4時間=152円、1か月では4,560円もかかる計算になります。

さらに東京電力では、2023年6月以降電気単価が平均17%あがる予定です。ほかの電力会社も同時期に値上げの予定を組んでいます。この動きにより、浴室乾燥機の電気代も2023年6月以降は上がることでしょう。

また、上記の計算は平均的なモデルの一例です。電気代は電気単価や消費電力、乾燥時間が、導入する浴室乾燥機の種類や、電力会社の契約プランによって異なります。正確に電気代を把握したい人は、自宅にある機械と契約プランを調べて計算してみましょう。

浴室乾燥機の電気代を下げる方法

浴室乾燥機は便利で、梅雨の時期や冬は活用したい道具ですよね。しかし電気代が気になるので、節約のために使用は控えているという人も多いのではないでしょうか。

そこで、できるだけ浴室乾燥機の電気代を押さえながら使用する方法を紹介します。

プランや電力会社を見直す

電気単価を安く抑えるということが、節約に直結する方法です。

2023年4月現在、電力自由化が進み、電気は大手の電力会社から購入するだけではなくなりました。多くの会社が電気販売事業に参入し、安い電力プランを提供しています。

住んでいる地域や自治体によって、利用できるサービスは異なるので、今の住所でより安くなるプランがないか検討しましょう。

また「電気代が安い時間」と「電気代が高い時間」に分けられているプランがあります。自分が契約しているプラン内容を見直し、安い時間に浴室乾燥機を稼働させるのもいいでしょう。

干し方を工夫する

何も考えずに順番に洗濯物を並べてはいませんか?干し方を変えるだけで、早く乾かせるようになり、浴室乾燥機の稼働時間を抑えられます

まず、洗濯物は幅を開けて干しましょう。乾きづらい厚手のものや、フード付きのパーカーなどは浴室乾燥機の吹き出し口の近くに干すことがおすすめです。

また、浴室の窓かドアを少しだけ開け、風の通り道を作るのも早く乾かすコツ。ただし外気温が低いと、浴室自体が温まらず逆効果になることもあるので注意しましょう。

サーキュレーターや扇風機を併用する

サーキュレーターや扇風機を置いて、風を洗濯物に向けるだけで早く乾きます。浴室乾燥機の暖かい風が当たりづらい場所に向けると、より効果的です。

浴室の中に機械を置ける場合はそれが一番ですが、難しい場合は脱衣所からでも問題ありません。その場合は、脱衣所をあらかじめ温めておくことと、浴室乾燥機の風が脱衣所のほうばかりに逃げていかないように工夫することを忘れずに。

浴室の湿気を取り除いてから使う

家族のお風呂が終わってから、洗濯物を干すという人は多いのではないでしょうか。洗濯のタイミングとしてはいいかもしれませんが、そのまま浴室乾燥機を使うのはおすすめできません。

浴室内の湿度が高く、室内を乾かすまでにかなりの電力を消費してしまうためです。

お風呂上がりの浴室で浴室乾燥機を使う場合は、まず換気をして室内の湿気をなくします。そのあと濡れた場所を拭き上げ、浴室内の湿気を取ってから、浴室乾燥機を稼働させましょう。

フィルター掃除などお手入れは欠かさない

浴室乾燥機には、空気の吹き出し口にフィルターがついていて、掃除をしなければ目詰まりを起こします。その状態で運転を続けると、風が弱くなり、洗濯物がなかなか乾かず、長時間運転することにつながり、電気代がかかることに。

浴室乾燥機のフィルターは週1回をめどに簡単に掃除をしましょう。

浴室乾燥機のパネルとフィルターに掃除機をかけ、雑巾で周りをふくだけで、かなり効果がありますよ。フィルターが水洗い可能であれば、洗い流してしまうのも楽な手入れ方法です。

日中に使用し、部屋干しと併用する

電力会社の契約プランで、夜のほうが電気代が安いのであればこの項目は該当しません。

安い時間が昼間にもある場合や、どの時間に使っても電気代が一律のプランであれば、浴室乾燥機は日中に回しましょう

日中は外気温が比較的高いため、浴室が暖かくなりやすく、短時間で乾燥させられるので電気代を抑えられます。

さらにある程度乾いたあとに浴室乾燥機を止め、部屋干しに切り替えると、効果的に浴室乾燥機を使いつつ、電気代の節約が可能です。

乾燥機能付き洗濯機とどちらがお得?

浴室乾燥機と乾燥機能付き洗濯機は、どちらがお得に洗濯物を乾かせるのかと考えたことはありませんか。それぞれに導入するメリットはありますが、毎日使うものなので後悔のないように、慎重に比較してから導入したいですよね。

電気代は乾燥機能付き洗濯機が安い

それぞれの電気代を比較してみましょう。条件をそろえるために、洗濯機は洗濯部分を除き、乾燥運転のみの時間で電気代を記載しています。

消費電力量乾燥時間1日の電気代1月の電気代
浴室乾燥機1,250Wh約4時間152円4,560円
縦型洗濯乾燥機(ヒーター型)約1,720Wh約2.3時間118円3,540円
ドラム式洗濯乾燥機(ヒーター型)約1,590Wh約1.7時間81円2,430円
ヒートポンプ型洗濯乾燥機620Wh約2.2時間40円1,200円

電気単価は1kWhあたり30円(税込)で計算
2023年4月現在

出典:タテ型洗濯乾燥機BW-DV80H|HITACHIドラム式洗濯乾燥機BD-SG110HL|HITACHIななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL|Panasonic

このように、比較すると浴室乾燥機の電気代は洗濯機に比べて高くなってしまいます。それは温める空間の大きさが原因です。

狭い洗濯機の中だけを乾燥させる洗濯機に対して、浴室乾燥機は浴室全体を乾かさなければならないため、より電気代が高くなります。

浴室乾燥機を使用するメリットは?

電気代が高いという面においては、浴室乾燥機のデメリットが大きいと感じるかもしれません。しかし浴室乾燥機を使うメリットもあります。

導入を検討している人は、メリットとデメリットを比較して検討してみましょう。

ヒートショックを防止できる

冬場の室温とお風呂の温度差によって起きやすくなるヒートショック。浴室の温度が低いほど、温度差が大きくなり、ヒートショックになりやすいとされています。

浴室乾燥機は、稼働させることで浴室を温めることが可能です。お風呂に入る30分ほど前につけておいてから入浴を始めれば、気温差を埋められ、ヒートショックになりづらい環境で入浴ができます

特に気をつけなければならないといわれている、高齢者や小さい子どもがいる人にはおすすめの使用方法です。

縮んだりしわが寄るのを防ぐ

乾燥機付き洗濯機で衣服を乾燥させた場合、衣服が縮んでしまったり、しわが寄ってしまったまま乾いてしまったりすることがあります。

しわは、乾燥したあとではのばしづらく、そのまま着用することは難しいような状態になってしまうことも。浴室乾燥機はハンガーなどにつるして干すので、しわが寄りづらく、縮むこともあまりありません

衣類の素材によって、乾燥ができるものとできないものがあり、それぞれ洗濯タグに記載があります。よく使う衣服が乾燥機NGであれば、浴室乾燥機のほうがおすすめです。

浴室のカビを防ぐ

浴室の掃除で一番大変なのは、カビ取りではないでしょうか。浴室を使用したあとに浴室乾燥機を使用すると、部屋が乾燥するのでカビが発生しづらくなります

特にカビが生えやすい冬場や梅雨どきは、洗濯物が乾きづらく、よく洗濯乾燥機を使う時期でもあるので、洗濯物を乾かすついでにカビの防止ができ、手入れが楽です。

夏場の長風呂には冷風機能が使える

夏の暑い日。疲れを取りたくて、長めのお風呂に入ろうとしたけれど、暑くて長く入っていられなかった、という経験はありませんか。

実は浴室乾燥機には、夏に使うと便利な「冷風機能」がついている事が多いです。

使用すると、噴き出してくる風が冷風のため、窓を開けて入浴しているような涼しい風に当たりながら入浴が可能になり、のぼせづらくなります

暑い季節の長風呂には必須のアイテムといえるでしょう。

浴室乾燥機は効果的に利用しよう

浴室乾燥機の電気代や、節電のコツ、乾燥機能付き洗濯機との電気代の比較や、浴室乾燥機のメリットを紹介しました。

浴室乾燥機は確かに電気代が高く、基本電気料金が上がっている近年、なかなか使いづらいアイテムです。しかし効果的に使えば、それほど電気代が上がることなく、メリットを感じる使い方ができるのではないでしょうか。

これから導入を考えている人は、浴室乾燥機のメリットと、ほかの衣類乾燥の方法をしっかり比較したうえで検討してみてくださいね。

神内|KOSOTTO編集部

神内|KOSOTTO編集部

思い切ってものを捨てられる派。古本を売ったり買ったりしています。

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