コロナ過に入り、家にいる時間が増えたことで、最近ではネットショッピングを利用する人が多いです。また、自宅にいながら買い物ができるので、便利さからハマっている人は多いのではないでしょうか。
さまざまなサイトがありますが、有名なものの一つに「メルカリ」があります。人気があり正規店で購入できなかったものや、趣味のアイテムを買いたい時は非常に便利ですよね。
しかし、ネットショッピングといえばクレジットカードのイメージが強く、支払い方法の種類が分からない人もいるでしょう。なかにはクレジットカードがないため、諦めていた人もいるかもしれません。
そこで本記事では、メルカリを使用する時に使える支払い方法について解説します。また、どの支払い方法がお得になるのかもご説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メルカリで選べる支払い方法一覧
支払い方法 | 1回の上限額 | 後払い | 手数料(税込) |
---|---|---|---|
クレジットカード払い | 999万9,999円 | 〇 | 無料 |
コンビニ払い | 30万円未満 | × | 100~880円 |
ATM払い | 10万円未満 | × | 100円 |
キャリア決済 | キャリア別設定金額以内 | 〇 | 100円 |
FamiPay | 10万円 | × | 無料 |
残高(売上金)使用 | – | × | 無料 |
ポイント使用 | – | × | 無料 |
メルペイスマート払い | 非公開(運営が設定) | 〇 | 支払方法による |
チャージ払い | – | × | 無料 |
Apple Payの支払い | – | 〇 | 無料 |
メルカリクーポン使用 | – | × | 無料 |
メルペイ定額払い(分割) | 50万円 | 〇 | 15.0%(実質年率) |
出典:支払い方法|メルカリ
クレジットカード払い
クレジットカード払いは、決済時にカード番号などの情報を入力し、カード会社が代理で支払う方法です。振込みの手間がなく、高額決済でも後払いができます。
コンビニ払いの上限金額は最大30万円ですが、クレジットカードなら利用金額内での支払いが可能。高額なアイテムを購入する際は、クレジットカード払いが主流です。
また、クレジットカード払いでは、バンドルカードやデビットカードも使用できます。
コンビニ払い
コンビニ払いは30万円を上限にコンビニを利用して支払う方法です。誰でも利用できる方法のうえ、24時間あいているコンビニではいつでも支払いができます。クレジットカードがない方やオンライン決済を避けたい方は、コンビニ払いを利用するのがおすすめです。
支払う手順はコンビニによって違います。コンビニごとの支払い手順は下記を参照してください。
コンビニ | 支払い手順 |
---|---|
セブンイレブン | 取引画面の「払込票を表示する」をタッチして表示されるバーコードか、払込票番号をレジに提示 |
ローソン・ミニストップ | Loppiでお客様番号と確認番号を入力して申込券を発券し、レジに提示 |
ファミリーマート | マルチコピー機に企業コードと注文番号を入力して収納票を発行しレジに提示 |
デイリーヤマザキ | レジでオンライン決済と伝えてオンライン決済番号を入力 |
セイコーマート | レジでインターネット支払いと伝えて受付番号と確認番号を登録 |
出典:コンビニ払い|メルカリ
なお、手数料は支払金額によって変わります。支払金額による各手数料を下記の表にまとめたので、支払金額にあわせて確認してください。
支払金額 | 手数料 |
---|---|
〜5,000円 | 100円 |
5,001〜10,000円 | 200円 |
10,001〜20,000円 | 300円 |
20,001〜30,000円 | 500円 |
30,001〜40,000円 | 700円 |
40,001円〜 | 880円 |
ATM払い
ATM払いは10万円を上限にペイジー(Pay-easy)という仕組みを利用して、金融機関に設置されているATMや銀行の窓口、ネットバンキングを利用して支払う方法です。コンビニのATMでは支払いができないので気を付けましょう。
支払う手順は金融機関によって少しだけ異なりますが、おおよそは同じです。メニューから税金・料金払込みを選び、収納機関番号・お客様番号・確認番号を入力したら表示された画面を確認し、現金かキャッシュカードで支払います。
また、ATM払いは各金融機関に来店して支払うイメージがありますが、ネットバンキングを利用すれば自宅からでも支払いが可能です。
なお、手数料は支払金額によって変わります。支払金額による各手数料を下記の表にまとめたので、支払金額にあわせて確認してください。
支払金額 | 手数料 |
---|---|
〜5,000円 | 100円 |
5,001〜10,000円 | 200円 |
10,001〜20,000円 | 300円 |
20,001〜30,000円 | 500円 |
30,001〜40,000円 | 700円 |
40,001円〜 | 880円 |
キャリア決済
キャリア決済は各携帯会社の支払時にメルカリの支払いを合算して支払う方法です。クレジットカードを利用せずに後払いできるうえ、携帯の支払方法を口座振替にしておけば自宅にいながら支払いが完結します。
決済手順は各キャリアによって異なっており、確認したい方はこちらから確認するといいでしょう。また、上限金額も各キャリアごとに異なっており、上限金額を確認したい方は各キャリアのホームページを確認してください。
なお、手数料は支払金額によって変わります。支払金額による各手数料を下記の表にまとめたので、支払金額にあわせて確認してください。
支払金額 | 手数料 |
---|---|
〜5,000円 | 100円 |
5,001〜10,000円 | 200円 |
10,001〜20,000円 | 300円 |
20,001〜30,000円 | 500円 |
30,001〜40,000円 | 700円 |
40,001円〜 | 880円 |
FamiPay
Famipay払いは、コンビニ払い選択時のファミリーマートでの支払いとは異なり、専用のアプリを使う方法。最大10万円の上限と、手数料が無料である点がコンビニ払いとの違いです。
手数料を節約できるので、専用アプリを使う手間が気にならない方にはオススメの方法ですよ。
残高(売上金)使用
メルカリで出品したものが売れると、アプリ内で売上金として計上されます。また、銀行口座を設定していれば、手数料はかかりますが売上金を口座に振り込むことが可能です。
しかし、アプリ内の売上金を購入時の支払いに使うと手数料はかかりません。そのため、メルカリで頻繁に出品を行っている人には、非常にオススメの方法です。
ポイント使用
メルカリで売れた売上金ですが、本人確認や口座登録が終わっていない場合、引き出すことはできません。
しかし、未設定の方でもアプリ内のポイントへと変更することは可能です。また、ポイントは購入時の支払いに使うことができ、手数料はかかりません。
売上金残高を使う点は同じですが、現在のステータスによって使用方法が違うので覚えておきましょう。
メルペイスマート払い
メルペイスマート払いは、当月分の支払いを翌月に繰り越せるサービスです。後払いができるので、クレジットカード払い同様、今の手持ちが少なくても使えることが利点。
しかし、クレジットカード同様、上限金額は信用度によって決定されるため、誰でも使えるわけではありません。
申し込みはメルカリアプリ内で簡単にできるので、気になる人は公式サイトをチェックしましょう。
メルペイ定額払い(分割)
メルペイ定額払い(分割)は、メルペイスマート払いのご利用金額を月々に分割できるサービスです。実質年率15.0%の手数料は発生しますが、支払い期間中なら設定額をいつでも変更可能。毎月の収支や都合に合わせられることが大きなメリットです。
ただし、買い物から支払い期限の前日20:00までに設定が必要なため、忘れないように注意しなければなりません。まずは、アプリ内のシミュレーションの利用をおすすめします。
チャージ払い
チャージ払いとは、銀行口座からメルペイ残高にチャージして支払う方法です。チャージした分が上限金額となり、使いすぎを防ぐことができるメリットがあります。
また、手数料は無料なので気軽に使え、アプリ一つで買いものができるのも魅力的でしょう。
Apple Payの支払い
Apple Payとは、クレジットカードをiPhoneやWalletアプリを介して支払う方法です。対応可能なクレジットカードは、Mastercard、JCB、AMEXで、残念ながらVisaは使えません。
しかし、クレジットカード同様に後払いが可能で、手数料も無料と、非常に使い勝手の良い支払い方法です。
メルカリクーポン使用
メルカリでは定期的にクーポンを配布しています。配布されるクーポンは購入時の値引きやポイントなど、さまざまな種類があり、すべてにおいて支払い時に使えるものです。
全額クーポンでの支払いはむずかしいので、基本的にはほかの方法との併用となるでしょう。
おすすめの支払い方法は「クレジットカード払い」
さまざまな種類の支払い方法を紹介しましたが、どれが良いのか、決めるのはむずかしいですよね。しかし、メリットの多さを考えると、やはりオススメはクレジットカード払いでしょう。
なぜなら、次の3つの利点があるからです。
- 手数料がかからない
- クレジットカードのポイントがつく
- キャンペーンでさらにお得になることもある
それぞれ詳しく見てみましょう。
手数料がかからない
クレジットカード払いがオススメな理由として、手数料がかからないことが挙げられます。メルカリ支払い時の手数料は、基本的に100円かかります。
あまり気にならないかもしれませんが、注意してほしいのが1回の買いもので発生する点です。日常品や洋服など、頻繁に購入するのであれば、いつのまにか大きな金額となっているでしょう。
例)
① 月に5回メルカリで購入
1ヶ月 100円×5=500円
1年間 500円×12=6,000円
② 月に15回メルカリで購入
1ヶ月 100円×15=1,500円
1年間 1,500円×12=18,000円
月に5回であれば、週に一度くらいの頻度でメルカリを利用していることになります。また、週に一度でも、毎回3点ほど購入するならば月に15回はいくでしょう。
1回の支払額は小さくても、利用頻度に応じて損してしまうので、手数料が無料なのは大きな利点といえます。
クレジットカードのポイントがつく
クレジットカード払い最大のメリットは、ポイントが付くことでしょう。クレジットカードのポイントはカード会社によって異なりますが、少なくても100円で1ポイントは付いてきます。
例えば、10万円の買い物をすれば1,000ポイント付くので、1,000円もらったのと同じとなるのです。
パソコンや家電など、メルカリで高額商品を買うのならば、ポイントを付けなければ大きな損をするでしょう。
そのため、ポイント還元率の高いクレジットカードの利用がオススメなのです。
キャンペーンでさらにお得になることもある
クレジットカード会社によっては、キャンペーンを行っている場合があります。
例えば、
- 特定サイトでの買い物時にポイント還元率アップ
- 特定日に利用でポイント還元率アップ
- ショッピングサイトと連携することでポイント2倍
このようなキャンペーンを行っているため、上手く利用することで非常にお得となります。特にメルカリと相性の良いクレジットカードをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
dカード
携帯キャリアのdocomoが発行しているdカードは、メルカリとの相性は抜群です。特徴やメリットは次の通り。
【特徴】
- docomoユーザーは携帯料金の支払いでdポイントが溜まりやすい
- 大手キャリアのため、d払いなど対応できる店舗が豊富
【メリット】
メルカリとdカードは、2020年より「メルカリID」と「dアカウント」の連携サービスを開始しています。
そのため、メルカリで利用した金額分のdポイントが溜まり、クレジットカードポイントとの2重取りができるのです。
楽天カード
楽天グループが発行している楽天カードも、メルカリで使用する際にオススメです。
【特徴】
- 申し込みから約1週間のスピード発行
- 楽天ショッピングでのポイント3倍
- 使える店舗が豊富
【メリット】
楽天カードを使用すると楽天ポイントが付き、ユーザーに還元されます。残念ながら、dカードのようにメルカリの利用でポイント2倍はありません。
しかし、一般的なクレジットカードに比べるとポイント還元率は高く、使える店舗が多いので溜まりやすいメリットがあります。
1ポイント=1円として使えるため、メルカリを含めネットショッピングの利用が多い人にオススメです。
現金で支払うなら「コンビニ払い」「ATM払い」
クレジットカードがお得と分かっていても、無駄遣いをしないように持たない人もいますよね。
現金での支払いを考えているのならば「コンビニ払い」か「ATM払い」を利用するのがオススメ。手数料は100円以上かかりますが、別のアプリを用意したりする必要がなく、簡単に利用できます。
また、財布から現金を出すことで、使いすぎを抑制するきっかけにもなるでしょう。
メルカリでの支払い方法を確認・変更する場合
支払い方法を設定したつもりでも、きちんと変更されているのか、気になりますよね。こちらでは、メルカリでの支払い設定を確認する方法について解説します。
また、購入後の支払い変更が可能なのかも説明するので、知らなかった人は参考にしてみてくださいね。
支払い方法を確認するやり方
メルカリでの支払い方法を確認するやり方ですが、シチュエーションによって少し異なります。大きく次の2パターンが考えられるでしょう。
- 自分の支払い方法を確認する
- 購入者の支払い方法を確認する
それぞれ見てみましょう。
自分の支払い方法を確認する
メルカリで購入した際の支払い方法は、以下で確認できます。
【購入した商品の支払い方法】
メルペイ支払いの明細は、メルペイ画面下部「使った履歴」で確認できます。
利用した支払い方法に応じて、残高(売上金含む)、ポイント、メルペイスマート払いを確認してください。
また、デフォルトで設定されている支払い方法の確認は次の通りです。
【デフォルトの支払い方法確認】
アプリ内のマイページにログインして確認しましょう。初期設定では、メルペイスマート払いに設定されています。
購入者の支払い方法を確認する
自分が出品者だった際に、購入者の支払い方法を知りたいときもありますよね。なぜなら、入金前の商品発送はルール違反だからです。そのため、コンビニ払いなど、タイムラグがある場合は発送を待たなくてはいけません。
購入された際の相手の情報は、取引ページにて確認することができます。また、入金確認がされた段階でメルカリからメールが届くので、こちらを待つのが良いでしょう。
支払い方法を変更するやり方
さまざまな理由で、支払い方法を変更したい場合もあるでしょう。こちらでは、支払い方法の変更について解説します。
また、購入後に変更が可能なのかも気になりますよね。こちらについても説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
購入後の支払い方法の変更はできない
よくある疑問点として、購入後の支払い方法変更があります。結論として、変更は不可です。
そのため、クレジットカード払いをしたいのに、間違えてコンビニ払いを選んだのならば現金で支払う必要があります。
時間が無いなどで急いでいる時に間違えやすいので、気を付けるようにしましょう。
デフォルトの支払い方法を変更するやり方
メルカリの支払い方法は、デフォルトではメルペイスマート払いに設定されています。しかし、口座登録や本人確認、クレジットカード登録など、終わっている本人情報によって初期設定が違うので注意してください。
メルカリに登録した段階で、マイページから初期設定を確認しておくと良いでしょう。また、マイページからすぐに変更ができるので、同じ支払い方法しか使わないのであれば、あらかじめ設定しておくと便利です。
設定確認を忘れていても、購入時に毎回変更できるので安心してくださいね。
支払い方法を選べない時に考えられる原因
メルカリでは、商品購入時にさまざまな支払い方法を選択できますが、「支払い方法が選べない」「ほかの支払い方法に変更できない」と、悩むケースも多いです。
ここでは、これらの事象が発生する原因について解説します。
スマート払いにチェックが入っている
選択画面で「スマート払い」にチェックが入っている場合は、支払い方法を選べません。そのまま購入すると、意図した支払い方法とは異なる内容で進んでしまい、後戻りできなくなることもあります。
購入する際は、必ず「スマート払い」のチェックを外すようにしましょう。
ポイント使用にチェックが入っている
選択画面で「ポイントを使用する」「メルペイ残高を使用する」にチェックが入っていると、支払い方法を選択できないことがあります。
ただし、支払い方法が選べないのはポイントやメルペイ残高が商品金額を上回っている場合のみで、一部のポイント使用では選択可能です。
支払い方法に「選択できません」と表示されていたら、ポイント使用の項目を確認してみましょう。
着払いの送料はどうやって支払う?
送料が購入者負担の着払いに設定されている場合は、商品の受け取り時に支払いを行います。主な支払い方法は現金ですが、配送業者によっては電子マネーやQRコード決済なども利用可能です。
ただし、着払いの送料はアプリ上で事前に把握できないため、出品者に自ら確認しなければならないというデメリットがあります。
支払い方法を見直し買い物を楽しもう
この記事では、メルカリを利用する際の支払い方法について解説しました。メルカリの支払い方法は、ほかのネットショッピングに比べると非常に多く、初心者は困惑してしまうでしょう。
そのため、何も考えずにコンビニ払いを選ぶ人も多いと思います。しかし、頻繁に利用するのであれば、少しでも安くなるように最適な支払い方法を選ぶべきでしょう。
この記事を参考に、メルカリの支払い方法を見直し、よりお得にネットショッピングを楽しんでもらえれば嬉しいです。