日傘を購入しようと考えた時にふと気になるのは、「どのような日傘を選ぶべきか」ということでしょう。日傘の選び方はさまざまですが、日焼け防止や熱防止を徹底したい場合には、何を基準に選ぶかということが非常に重要です。
単純に好みのデザインかどうかで選ぶのも良いですが、今回は日傘選びで重要なポイントについて詳しくお伝えしていきます。具体的な選び方については分かりやすく解説していますので、気になる方は今すぐチェックしてみてください。
記事の最後には、おすすめの日傘を12選紹介しています。折りたたみと長傘に分けて紹介していますので、自分の好みに合った日傘をセレクトしてみてくださいね。
日傘選びで重要なポイント
日傘で日焼け対策や熱を防止するには、次の3つのポイントをチェックすることが重要です。
- 紫外線遮蔽率(UPF)
- 遮光率
- 遮熱率
この3つのポイントは、紫外線対策に欠かせません。それぞれを詳しくみてみましょう。
紫外線遮蔽率(UPF)
紫外線遮蔽率(UPF)は紫外線をどれほど遮断するのかを示すものです。日本独自の規格で測定されたものは「UVカット率」、世界基準で測定されたものは「UPF」と表記されてます。UPFは、UVカット率と併記されていることが一般的です。
タグなどに「紫外線遮蔽率〇%」のように記載されており、数値が高いほど紫外線を遮る効果が期待できます。UPFの場合は数値の範囲は15〜50です。「UPF30」などのように記載され、50を超える場合は「UPF50+」と表記されます。
遮光率
遮光率は光をどのくらい遮るかを示すものです。遮光率が高いほど光を遮る効果が高くなります。タグなどに以下のように記載されているため、購入前にチェックしてみましょう。
- 1級:遮光率99.99%以上
- 2級:遮光率99.80%~99.99%未満
- 3級:遮光率99.40%~99.80%未満
なお、級数の記載はない場合もあります。また、「遮光率100%」の場合は「完全遮光」と表記されていることもあり、これは傘にした状態ではなく生地の状態での測定値です。
実際には、縫い目の隙間や地面からの照り返しにより完全に遮光するのはむずかしいため、完全遮光と書かれていても一切の光を遮断するわけではない点に注意しましょう。
遮熱率
遮熱(しゃへい)率は熱をどれほど遮るのかを示すものです。太陽の光による熱を遮る性能を示しており、遮熱率が高いほど涼しく感じられます。
ただし、遮熱率は実際の外気温や使い方によって左右されるため、具体的に何度涼しくなるかは記載されていません。遮熱率の検査をクリアしたものには、「遮熱効果」と記載されていることが一般的です。
また、日傘を差した状態であれば、日傘がない状態よりも体感温度は1〜2℃低くなるといわれており、遮熱率に関係なく遮熱効果は期待できるでしょう。
日傘のおすすめな選び方
日傘とひと口にいってもさまざまなタイプの商品があり、結局どれを選べば良いのか迷ってしまう方もいることでしょう。日傘を選ぶ際には。用途や傘の色などにも注目して選ぶことが大切です。
続いて、日傘のおすすめな選び方を解説します。
完全遮光を選ぶ
夏の強い日差しや暑さを防ぐなら、「完全遮光」の日傘を選びましょう。完全遮光の場合は太陽の光をほとんど通さず、濃い日陰を作れます。また、遮光率が高いほど傘の内側の熱が上がりにくく、遮光率が低いものよりも涼しく感じられるでしょう。
逆に遮光率が低いと、太陽の光を通すため傘の内側の温度が高くなってしまうことがあります。遮光率は、体感温度に直結するものです。暑さ対策もしたいのであれば、完全遮光のものを選びましょう。
紫外線遮蔽率も100%がおすすめ
紫外線対策を徹底したい場合には、紫外線遮蔽率100%のものがおすすめです。紫外線遮蔽率が高いほど紫外線をカットできるため、日差しによる日焼けを防げます。
ただし地面からの照り返しによる紫外線も完全に防げません。日焼け止めやアームカバーなど、日傘以外の紫外線対策も行いましょう。
また、現在販売されている日傘は、紫外線をカットする加工がされているものが主流です。ただし傘の表面に紫外線カットの薬品を塗ったタイプの製品は、長く使用していると薬品が剥がれて効果が薄くなる可能性があります。
紫外線カット効果がある素材を日傘の布自体に使用した「UVカット素材製品」であれば、効果が半永久的に持続するでしょう。
遮熱効果ありの日傘を選ぶ
夏の暑さ対策も考慮するならば、遮熱効果がある日傘を選びましょう。遮熱効果の記載がなくても、直射日光を防げるため日傘がない状態よりは涼しく感じられます。しかし遮熱効果ありの場合は、さらに体感温度を低くできるでしょう。
先述のとおり、遮熱率は実際の使用環境によって左右されるものであり、一般的には具体的な温度の変化やパーセンテージは記載されていません。遮熱の検査をクリアしているものを選びたいなら、「遮熱効果」と記載されているものを選びましょう。
軽さと丈夫さのバランスを意識
日傘は軽すぎると壊れやすい一方、丈夫すぎると重い傾向があるため、軽さと丈夫さのバランスが重要です。
軽いものであれば重さがそれほど気にならず、持ち運ぶ際にも負担にならないでしょう。しかし、耐久性が弱く強い風が吹いたときなどにすぐに壊れてしまう可能性があります。
しっかりとした作りの丈夫な日傘は、長く使用できる点がメリットです。しかし重さがあるため、手荷物が増えた感覚になる可能性があります。使用頻度や持ち運び方法なども考慮して選びましょう。
折りたたみか長傘かは用途で選ぶ
日傘は折りたたみタイプと長傘タイプがあり、普段から頻繁に使う場合は折りたたみ、イベント時だけなど頻度は低いけれど長時間使用する場合には長傘がおすすめです。折りたたみであれば軽量なものが多く、使わないときはカバンに入れて持ち運べます。
長傘はパラソルが大きめな形状のものが多く、太陽の光からしっかりカバーしたい場合におすすめです。遮光や遮熱効果などの機能面が優れたものが多いため、長時間日の当たる場所にいるときに場合には長傘が活躍するでしょう。
内側の色は暗色がおすすめ
地面からの照り返しを考慮すると、日傘の内側の色は黒や紺などの暗色がおすすめです。内側が白や明るい色の場合、照り返しの光や紫外線を反射するため、まぶしく感じたり顔や首に紫外線を浴びてしまったりする可能性があります。
暗色の場合は光や紫外線を吸収する性質を持っており、照り返しによる肌へのダメージを防げるでしょう。また内側が暗色であれば顔まわりの熱も吸収してくれるため、暑さ対策も期待できます。
外側の色は好み
日傘の外側の色は、白がおすすめ派と黒がおすすめ派に分かれています。
白は太陽の光を反射する性質を持っており、傘表面の温度上昇は緩やかです。また、涼やかな印象があるデザインのものが多く販売されています。そのため、見た目も体感も涼しくしたいという方におすすめです。
黒は光や紫外線を吸収する性質を持っており、紫外線カット効果は白よりも高く、しっかりと紫外線対策ができる一方、表面温度が高くなりやすく熱がこもってしまう可能性があります。
しかし、現在販売されているのはUVカット加工が施され遮熱効果も持っているものがほとんどであり、色による性能の違いはそれほどありません。カラー展開が豊富な商品も多いため、外側の色は好みのものを選ぶとよいでしょう。
完全遮光でおすすめの日傘6選【長傘編】
紫外線や暑さ対策をしっかりと行いたい人には、長傘タイプの日傘がおすすめです。長傘タイプはパラソル部分だけでなく、ハンドルもおしゃれなものも多く販売されています。完全遮光でおすすめの長傘タイプの日傘を紹介します。
KIZAWA 日傘 uvカット
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パラソルの縁がフリルになっている、かわいい長傘タイプのアイテムです。
カラーやデザインが28種類展開されており、好みのデザインのものが選べます。ハンドルは高級感のあるバンブーやラタン、クリアなどパラソルのデザインに合わせて異なっており、おしゃれにこだわりたい方におすすめです。
また耐風骨を使用しているため、風に強く耐久性にも優れています。おしゃれな日傘を長く愛用したい場合にぴったりです。
日傘 長傘 a.s.s.a
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遮光だけでなく遮熱効果もある生地でつくられた、紫外線対策と熱防止の両方をしっかりと対策できる日傘です。さらに晴雨兼用のため、急な雨が降ってきても対応できます。
パラソル部分には花柄やレースが施され、細い柄が女性らしさを引き立たせてくれるおしゃれな日傘です。約265gと長傘タイプのなかでは軽量で、長時間使用していても疲れにくいでしょう。
Wpc. 日傘 UVO2-06
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12本骨で耐久性に優れ、丸みを帯びたドーム型のフォルムが上品なアイテムです。骨が多いため風に強く壊れにくく、長く愛用できるでしょう。パラソル部分は55cmと少し大きめで日差しからしっかりとカバーしてくれます。
ハンドルはバンブーで握りやすくデザイン性にも優れており、おしゃれな日傘を長く愛用したい方におすすめです。
日傘 長傘UPF50+ 日傘兼用雨傘
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バンブー風のハンドルや、パラソルの縁のデザインがおしゃれな日傘です。星の刺繍やバイカラー、ドットなど4種類のデザインが展開されています。カジュアルコーデやきれいめコーデのどちらとも相性がよく、合わせやすいでしょう。
完全遮光だけでなく、撥水加工や耐風性も備えているため、雨の日にも使えます。天気に左右されずにおしゃれを楽しみたい方におすすめです。
レフューム 日傘 REFU-0002P
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フリルがかわいらしく、女性らしさを引き立たせてくれるデザインが目を引く日傘です。かわいらしさと上品さを兼ね備えたデザインで、どんな服装にも合わせやすく、ファッションアイテムとしても優れています。
また、完全遮光でしっかりと紫外線対策ができ、遮熱効果もあるため夏の強い日差しからしっかりと守ってくれる点も魅力です。
日傘 長傘 55cm 大きめ
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一般的な日傘よりもパラソルが大きめで、太陽の日差しからしっかりガードしてくれるアイテムです。裏地も黒のため照り返しによる紫外線も吸収してくれます。サイズは大きめですが軽くて持ちやすい点も魅力です。
ハンドルには高品質なラタンが使用されており、自然の優しい温もりが感じられます。上品な印象のデザインで、あらゆるファッションに合わせやすいでしょう。
完全遮光でおすすめの日傘6選【折りたたみ編】
折りたたみタイプの日傘にも、完全遮光のものが数多くあります。折りたたみタイプを選ぶなら、開閉のしやすさや持ち運びのしやすさも重視したいポイントです。
おすすめな折りたたみタイプの日傘を紹介します。
日傘 超軽量 189g-199g
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完全遮光だけでなく、UVカットの加工も施されている日傘です。外側は白、内側は黒い布地でできており、紫外線だけでなく暑さ対策にも向いています。
また、ワンタッチで自動開閉でき、荷物を持っているときでも片手で簡単に開けられるでしょう。軽量でコンパクトなサイズで持ち運びしやすく負担にならないため、日常的に日傘を持ち歩きたい方におすすめです。
ザクラシックトーキョー 国内機関UVカット率100%認証 日傘
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UVケアを意識した商品を数多く展開している「ザクラシックトーキョー」のアイテムです。現役皮膚科医が監修したUVカット率・遮光率ともに100%の製品で、紫外線対策を徹底したい方に向いています。
軽量タイプではなく、傘布が大きめで丈夫な分重量感があるため、人によっては持ち運びには向いていないと感じる場合もあるでしょう。
日傘 UVカット100収納ポーチ付き
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雨の日にも使える晴雨兼用タイプのアイテムです。折りたたみ後のサイズは長さが約17cmとコンパクトになるため、小さめのバッグにも収納できます。撥水加工も施されており、急な雨が降ってきたときにも安心です。
収納ポーチがついており、もしも傘の外側が汚れても収納ポーチにしまえばバッグの中が汚れません。晴雨兼用タイプが欲しい方におすすめです。
折りたたみ日傘 超軽量
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ハンドル部分が長傘のようにJ型ハンドルになっている、折りたたみタイプの日傘です。J型ハンドルのため、長傘と同じように腕やバッグにかけられるだけでなく、傘を差すときにも安定しやすいでしょう。
またゴールドの糸を使用したおしゃれな星柄の刺繍が施されており、ファッションアイテムとしても向いています。カラー展開も豊富で、好みのデザインを選んでおしゃれを楽しめるでしょう。
UVカット 猫の肉球日傘
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ハンドル部分が肉球型のかわいいアイテムで、ハンドル部分は手触りのよい材質で作られています。肉球も本物のような感触を実現しており、猫好きにはたまりません。
パラソル部分は直径約96cmと大きめで、顔まわりだけでなく肩までしっかりとカバーできる点も魅力です。
サイズは大きめながら軽量設計になっているため、通勤や通学などで日常的に持ち運んでいても負担にはならないでしょう。かわいい日傘を日常使いしたい方におすすめです。
日傘 Flinelife収納ポーチ付き
ワンタッチで自動開閉でき、携帯性にも優れた日傘です。晴雨兼用のため雨が降る日にも使用できるだけでなく、付属の収納ポーチを活用すれば濡れた傘もバッグにしまえます。
カラーやデザインが豊富に展開されており、プレゼントにもおすすめです。シンプルなデザインのものもあり、女性だけでなく男性も抵抗なく使用できるでしょう。
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日傘は用途に合ったものを選ぼう
日傘は紫外線や暑さ対策をするなら欠かせません。紫外線対策や熱防止をしたいのなら「完全遮光」や「遮熱効果」と表記されているものがおすすめです。選ぶ際には、デザインだけでなく日傘の性能にも注目して選びましょう。
また、用途によって折りたたみタイプか長傘タイプを使い分けることもおすすめです。カラーやデザインなどの種類が豊富なため、ファッションアイテムとしても重宝します。紫外線対策や熱防止をしながら、おしゃれを楽しみましょう。