洋服の正しい捨て方完全ガイド|燃えるゴミで捨てていい?

洋服

着古してしまった洋服や、サイズが合わなくなった服などの捨て方に悩んだことはありませんか。洋服は自治体によって普通ゴミとして処分も可能ですが、リサイクルやリユースを選ぶことで環境に配慮して手放すことが可能です。

しかしリサイクル・リユースと聞いても、実際にはどのように行うのか分かりにくく、資源ゴミとして出された洋服が実際にどうなるのかイメージが付かない方もいるでしょう。

この記事では洋服の適切な処分の必要性や、適切な処分の具体的な方法について紹介します。洋服の捨て方が気になっていた方はぜひ参考にしてみてください。

なぜ洋服の適切な処分が必要なのか

サイズアウトした子どもの服や好みではなくなった洋服など、着なくなった洋服の処分に困ったことはありませんか。普通ゴミとして出してしまうよりもいい方法がないかと頭をよぎることもあるでしょう。洋服を捨てるとき、なぜ適切な処分が必要なのか解説します。

環境への影響

ファッション産業が環境に与える影響は大きく、製造にかかるエネルギーの膨大な使用によるCO2の排出や、衣類の廃棄によって生まれる大量のゴミが国際的に問題視されています。

洋服を手放す人の6割が「リサイクルやリユースに出すことが面倒」などといった理由で可燃ゴミ・不燃ゴミとして捨てられている現状です。環境問題の視点からみても、リサイクルが重要であることが分かりますね。

経済的な側面

可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てられた洋服は、焼却・埋め立て処分となり年間でおおよそ48万トンにも及びます。廃棄コストがかかり、環境に負荷を与えているのが現状です。

サステナブルなファッションのあり方は国際的に広まっており、洋服の譲渡や寄付、リサイクルなど、ゴミを出さない環境への配慮は経済的な側面から見ても重要な課題であると言えるでしょう。

洋服の適切な捨て方とは

可燃ゴミ・不燃ゴミとして捨ててしまう手段のほかにも、服を手放す方法はたくさんあります。「なるべく環境にやさしい手段を選びたいけれど、どのような捨て方があるのか分からない」という方もいるでしょう。

ここからは、洋服の適切な捨て方について紹介します。

一般ゴミとしての廃棄

自治体によっては一般ゴミとして廃棄できる地域もあります。指定された袋に入れて、しっかりと縛ってからゴミ出しをしましょう。

このとき洋服が濡れている状態だと水分を吸収し、とても重たくなってしまいます。一般ゴミとして出すときには濡れていない状態で廃棄するように注意が必要です。また、一般ゴミとして捨てられない自治体もあるため、事前によく確認しておきましょう。

資源としての回収・再利用

着なくなった洋服を資源ゴミとして廃棄することで、リサイクルや海外への輸出、布として再利用され新しい布製品に生まれ変わります。

自治体によっては洋服も資源ゴミとして回収している地域があったり、洋服の販売店で回収ボックスが設置されているなど、簡単にリサイクルに貢献できることがメリットです。

一般ゴミとして廃棄するよりも少し手間はかかってしまいますが、手放したい洋服がたくさんある方におすすめの手段です。

買取やフリマアプリを利用した処分

買取やフリマアプリを使って、不要になった洋服をお金に換える方法です。手放す洋服のブランドや状態によっては、高価買取が狙えるケースもあります。

買取店や洋服の状態次第では買取不可とされてしまう可能性がある点や、フリマアプリの場合は売れるまで自宅で保管しなければならない点がデメリットです。

しかし、ゴミとして手放そうとしていたものが、売ることでお金を手に入れられることは大きなメリットであり、少しでもお金に換えたい方におすすめの手段です。

寄付や譲渡

まだ着れるキレイな状態の洋服なら、寄付や譲渡による処分もおすすめです。家族や友人にお下がりとして渡したり、海外に向けて寄付したりと、方法はさまざまあります。

例えば、お子さんの洋服や制服であれば、バザーなどのイベント時に寄付を募ることもあるでしょう。体操服など、子供のときにしか着ないような服は渡してあげると喜ばれる傾向にあります。

また、古着の寄付を行う団体を通し、アジアやアフリカなど発展途上国を対象に寄付を行うことも可能です。「せっかくなら誰かに喜んでもらいたい」と考える方にピッタリの処分方法です。

洋服の再利用・リサイクルの方法

今では着なくなってしまった洋服でも、以前は何度も着用して想い出の詰まったものもあるでしょう。大切にしてきた洋服は、ゴミとして処分してしまうよりも再利用やリサイクルができると気持ちが良いですね。

ここからは、洋服の再利用・リサイクルの方法について紹介します。

資源ゴミとしての回収

一般的に資源ゴミとしてリサイクルなどを目的とした場合の処分方法は、お住まいの地域を管轄する自治体で資源ゴミの回収が行われていれば簡単に処分できます。

もし洋服を資源ゴミとして回収していない場合には、回収ボックスを設置している販売店の利用や、回収サービスを行っている買取店を利用するといいでしょう。

なかには洋服を資源ゴミとして扱っていない自治体や、回収の対象が限定されている回収ボックスもあるため、利用前には一度調べておく必要があります。

回収された洋服の行方

資源ゴミとして回収された衣類は、古着としてリユースされたり、海外へ送られたりしています。服としてリユースできない状態のものは、布としてリサイクルされているのが現状です。リサイクルされた洋服は主に、断熱材やクロスなどに生まれ変わります。

一般ゴミとして処分していたら焼却・埋め立てされていた洋服が、資源ゴミとして出すことでどこか違う場所で着られることは、環境問題の観点からも良い行いであると言えるでしょう。

回収ボックスの利用方法

近年では、大手アパレルメーカーが店舗に衣類の回収ボックスを設置している光景をよく目にするようになりました。買い物ついでに不要になった洋服を持ち込みボックス内に投入するだけなので、とても簡単に利用できます。

気を付けておきたいポイントは、メーカーによって回収の対象が異なること。自社商品のみ回収を行う企業や、自社商品に限定せず衣類の回収を行っている企業などさまざまです。

また、回収ボックスを利用する際は洗濯を済ませたキレイな状態で投入することがマナー。汚れが付いたままの状態で入れないよう気を付けましょう。

リフォーム・リペア・リメイクの方法

気に入っていた洋服はボロボロになってしまったり、色あせてきてしまったりと、経年劣化を理由に処分する方も多いでしょう。お気に入りだった洋服は、リフォームやリペア、リメイクを行うことで使い続けられます。

プロの業者に依頼すると、見違えるほどキレイになるでしょう。費用を抑えたい方は、自分で裁縫にチャレンジしてみるのもいいですね。

伝統技術やサービスを利用したリメイク

ニットやセーターのほつれや伝線、ズボンの裾上げ、スカートの丈出しなど、自分ではなかなかむずかしく感じることも、プロに依頼するととてもキレイに仕上げてくれます。

費用は発生しますが、自分自身で行うよりもはるかに完成度も高く、仕上がりを重視したい方におすすめです。

また、衣類のリフォーム専門業者でなく、アパレルメーカーで自社商品のお直しに対応している企業もあります。お気に入りだった洋服を、もっと長く着られるかもしれません。

修繕・補修のポイント

仕上がりはとてもキレイにしてくれますが、リフォーム業者に依頼するとどうしても費用や時間がかかってしまいます。早くキレイにしたいお急ぎの方や、あまりお金をかけたくない方は、自分自身で修繕・補修に挑戦してみることもおすすめです。

補修に必要な道具は手芸用品店でもそろえられますが、使い心地など品質にこだわらないのであれば、100均ショップでも購入できます。軽微なほつれや伸びてしまったウエストゴムの交換などは、案外簡単にできるでしょう。

洋服は環境に配慮した捨て方が理想

ファッション産業が環境汚染産業と言われる理由は、大量生産・大量廃棄による環境への悪影響だとされています。なるべく長く使い続けられる洋服を選び、処分するときにはリユースやリサイクルが理想です。

大切な洋服はリフォームや修繕を行うことで、より長く使い続けられるでしょう。またブランドによっては買取店に依頼することで、お金に換えられる可能性もあります。着ないからとゴミとして処分してしまう前に、捨てない手段を検討してみてください。

世界的に取り組まれている環境問題、私たちにできることからはじめてみましょう。

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