ミニマリストを目指してものを捨てようとしても、実際にどのようなものを捨てればいいのかよくわからないですよね。
実際にものを捨てた人は、「部屋がすっきりして掃除がしやすくなった」「新しいものが増えなくなった」など、多くのメリットを感じています。
しかし、この先必要になると結局ものを捨てられず、部屋の片付けで終わってしまう人も多いです。それでは、いつまでたってもものを減らせないでしょう。
そこで本記事では、ミニマリストが捨てたものをジャンルごとに紹介します。捨てるときの判断基準も解説するので、ものを捨てやすくなるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。
【クローゼット】ミニマリストが捨てたもの5選
まずクローゼットのミニマリストが捨てたものを5つ紹介します。
- 1年以上使用していない洋服・バッグ・アクセサリー
- 古い部屋着・下着
- サンダル・ヒールが高い履き物
- 予備のボタン
- ハンガー
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
1. 1年以上使用していない洋服・バッグ・アクセサリー
使用していない洋服・バッグ・アクセサリーは、いつか使うと考え捨てずに収納しがちです。しかし、結局いつも使用するのは、新しく購入したものやお気に入りのものばかりではないでしょうか。
長く収納していても、この先使用する確率は極めて低いと考えられます。使用していない期間の判断目安は1年程度。それ以上していない洋服・バッグ・アクセサリーは思い切って処分しましょう。
2. 古い部屋着・下着
部屋着や下着は、ほかの人から見えないため愛着の湧いたものを長期間使いがち。もし、ほつれや汚れが目立つものがあれば、こちらも捨ててしまいましょう。
新しいものを買うときは、気分が上がり使用するときも気持ちがよいですよね。使い続けることも大切ですが、古くなったら気分転換で新しいものに買い替えることがおすすめです。
3. サンダル・ヒールが高い履き物
サンダルは主に暑い季節にしか使用しません。ヒールが高い履き物も、長時間歩く場合やアウトドアの場合は、使用を避けがちです。
履き物は、スニーカーやかかとがフラットなものなど、日常使いしやすいものを残して、履く機会が少ないものは処分しましょう。処分すれば、クローゼットや玄関がすっきりします。
4. 予備のボタン
洋服を購入すると付いてくる予備のボタン。意外とボタンがとれることはまれで、予備のボタンの大半は使わないのではないでしょうか。
予備のボタンをひとつひとつ確認しながら、どの洋服のボタンかわからない場合は捨てましょう。とれそうなボタンを見つけ次第付けなおせば、予備のボタンを使う機会が減るはずです。
5. ハンガー
クリーニングや洋服の購入時にもらうことがあるハンガー。洋服の数に応じて余分なものは処分しましょう。
ハンガーの数は洋服を収納できる数ととらえやすく、ハンガーにかけられるだけ洋服が増え続けてしまいます。ハンガーが足りなくなったら、洋服が増えた証拠。洋服を処分するきっかけにもできます。
また、ハンガーをまとめて購入し統一感を出せば、よりクローゼットがすっきりして見えますよ。無料でもらえるハンガーは、もらわないようにするかその都度捨てるようにしましょう。
【リビング】ミニマリストが捨てたもの11選
次に、リビングでミニマリストが捨てたものを11個紹介します。
- プリンタ
- ゲーム類
- インテリア時計
- カーペット・ラグ
- ルームフレグランス・アロマ・芳香剤
- ごみ箱
- アイロン台
- 本・雑誌
- 文房具
- 化粧品
- 郵便物・クーポン券・ポイントカード
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
1. プリンタ
プリンタは頻繁に印刷やコピーをする人には必要ですが、あまり使う機会がない人は、処分を検討してもよいでしょう。近年は、インターネットによる手続きや書類の電子化が増え、書類自体を必要としなくなってきています。
プリントの印刷やコピーは、コンビニエンスストアでも手軽に利用可能。プリンタを処分しても、困ることはほとんどないと考えられます。プリンタを置いていたスペースもすっきりし、プリンタの電気代も削減できますよ。
2. ゲーム類
ゲーム機やゲームソフトは、定期的に最新版が販売されています。古いゲーム機や一度クリアしたゲームソフトは、長年使わないことが多いです。
ゲーム類は、最新のものほど高く買取ってもらえます。使わなくなった時点で、早めに売ってしまいましょう。
3. インテリア時計
掛け時計や置き時計はインテリアとして飾る人が多い一方、時刻自体はスマートフォンやテレビの時刻表示で確認する人がほとんどです。
インテリア時計は、意外とほこりがかぶりやすく掃除する手間がかかります。もし、時刻を確認するために使用していなければ、思い切って処分しましょう。
4. カーペット・ラグ
カーペット・ラグもインテリア時計と同様、ごみがたまるため頻繁に掃除しなければなりません。思い切って処分すれば、床がすっきりして掃除もしやすくなります。
また、処分後は寝転がらなくなり、生活にメリハリがついた人もいるようです。ソファや椅子など、床以外に座れる場所がある場合は、処分を検討してもよいでしょう。
5. ルームフレグランス・アロマ・芳香剤
いい香りに惹かれて、思わず買いがちなルームフレグランスやアロマ、芳香剤。誕生日などにもらうことも多く、いつのまにか数が増えてしまいますよね。
しかし、香りが混ざるので一度に複数は使用しないはず。気に入っているものに絞り、残りは思い切って捨ててしまいましょう。
部屋をきれいに保っていれば、嫌なにおいになることは基本的にありません。ルームフレグランス類をまったく使わないミニマリストもいるようです。
6. ごみ箱
ごみ箱は、部屋が極端に多くなければ、ごみの種類ごとにひとつずつで問題ありません。
ごみ箱が複数ある場合、設置している数だけ1か所に集める手間がかかります。ごみ箱がひとつであれば部屋がごみ臭くならず、ごみ捨ては1袋をしばって捨てに行くだけです。
さらに、部屋にごみ箱がないだけで生活感が薄れます。思い切って部屋からごみ箱を失くしてもよいでしょう。
7. アイロン台
近年、服がしわになりにくい洗剤や、服をハンガーにかけたままアイロンできる商品が販売されており、アイロン台の需要は減っています。
アイロン台は出し入れが面倒です。アイロン不要の洋服を着用したりクリーニングを利用したりすれば、アイロン台は必要なくなるでしょう。
8. 本・雑誌
一度読んだきり読まなくなった本や雑誌は、思い切って処分しましょう。本や雑誌は、本棚にしまったまま放置していると、ほこりがかぶったり紙が傷んだりします。
さらに本や雑誌の数が多くなると、かなりの重さです。部屋の模様替えや引越しで運ぶとなるとかなり重労働となってしまいます。
本や雑誌は、残したいもの以外は処分し、新しいものは電子書籍を購入して、数が増えない工夫をしましょう。
9. 文房具
近年若い女性の間で人気となっている文房具。ついつい買ってしまう人も多いでしょう。しかし、使わない文房具は持っていても仕方がありません。使わないものは、思い切って捨ててしまいましょう。
ボールペンは2種類、蛍光ペンは1種類など、文房具の機能ごとに所有本数を決めると、数が増えるのを防げますよ。
10. 化粧品
女性がついつい買ってしまうのが化粧品です。季節ごとに新商品が発売されるので、使い切っていないにもかかわらず、次から次に新しいものを買ってしまいます。
化粧品は、使い切らないうちに新しいものを購入しないようにしましょう。化粧品の使用期限は、開封後半年程度です。化粧品の購入頻度は、ものを増やさないことを優先すれば半年に1回が理想と考えられます。
また、試供品をもらった場合も、早めに使い溜め込まないようにしましょう。
11. 郵便物・クーポン券・ポイントカード
郵便物やクーポン券、ポイントカードは家庭で溜め込みやすい書類です。
郵便物は、届いてすぐは必要だと判断し保管していても、気づいたときには不要となっていることも。こまめに確認して、いらない書類はその都度捨てるようにしましょう。
また、財布の中に期限切れのクーポン券やポイントカードを、入れたままにしていませんか。財布がパンパンだと、まわりにガサツな印象を与えてしまいます。財布の中も、定期的に整理整頓するようにしましょう。
【キッチン】ミニマリストが捨てたもの5選
次に、キッチンでミニマリストが捨てたものを5つ紹介します。
- 専用調理家電
- 便利な調理グッズ
- 三角コーナー
- 食器・グラス・カトラリー・保存容器
- 調味料
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
1. 専用調理家電
ワッフルメーカーやポップコーンメーカーは、使うと楽しい専用調理家電ですが、使用する機会は少ないです。たまにしか使わない調理家電は収納場所を狭くするだけなので、処分を検討してもよいでしょう。
また、炊飯器やトースターは、土鍋やフライパンで代用可能。ミニマリストのなかには、処分した方も多く見られます。調理家電は、自分の料理の頻度や調理方法にあったものなのか考えて購入しましょう。
2. 便利な調理グッズ
キャベツの千切り専用カッターやリンゴカッターなど、便利な調理グッズが数多く販売されています。100均でも手軽に購入できるので、ついつい買ってしまいがちです。
しかし、これらは包丁で十分調理可能。調理が簡単になるのは魅力的ですが、絶対に必要というものではありません。ほかで代用可能な調理グッズは処分がおすすめ。購入するときは自分の悩みが解決するのか考え、便利さだけに惹かれて買わないようにしましょう。
3. 三角コーナー
シンクの三角コーナーは、長時間設置しているとヌメリや黒ずみが発生します。掃除に手間がかかり衛生面でもよくありません。
水切りができるごみ袋を設置すれば三角コーナーは必要ないので、思い切って処分しましょう。三角コーナーを撤去すれば、シンクの掃除がしやすくなりますよ。
4. 食器・グラス・カトラリー・保存容器
食器やグラス・カトラリーは、好きなデザインのものを手に入れやすい一方、割れない限り使い続けられるため、買い替えしにくいというデメリットがあります。
さらに、プレゼントに選ばれやすい面から、人にもらうことで数が増えてしまいがちです。食器やグラス・カトラリーも、定期的に使わないものは処分しましょう。
また、保存容器もセットで販売されることが多く、数が増えやすいです。自分の使用頻度にあわせて、不要なものがないか確認しましょう。
5. 調味料
調味料は、多数持っているとさまざまな料理に使えますが、結局使い切らずに賞味期限が切れてしまうことも。定期的にチェックして、賞味期限が切れていれば処分しましょう。
また、タルタルソースやお好み焼きソースなど、使い切れないものは必要な量をその都度手作りして、なるべく調味料を購入しない工夫をすることがおすすめです。
【水回り】ミニマリストが捨てたもの3選
次に、水回りでミニマリストが捨てたものを3つ紹介します。
- バスマット・トイレマット
- 専用の洗剤・ブラシ
- タオル
こちらもひとつずつ順番に見ていきましょう。
1. バスマット・トイレマット
バスマットやトイレマットは、こまめに掃除しないとほこりが溜まってしまいます。さらに、定期的に取り替えをしないと衛生面もよくありません。
バスマットやトイレマットは思い切って処分し、何も置かないようにしましょう。バスマットはタオルで代用可能ですし、トイレマットはないほうが簡単に掃除できて便利です。
2. 専用の洗剤・ブラシ
キッチン用・トイレ用・お風呂用洗剤は、ものによって成分が似ている場合があります。こまめに掃除すれば、専用洗剤を使用しなくてもキレイな状態を維持できるはず。
家中どこでも使用可能な中性洗剤のみにするなど、洗剤は代用できるものがないか確認してみましょう。ブラシも同様、場所ごとに設置せず、万能ブラシや雑巾で家の大半を掃除できますよ。
3. タオル
人からもらうことも多いタオル。使い続けて古くなった場合は、処分して買い替えましょう。洗濯回数が多い場合は、タオルの所有枚数を減らせば収納場所がすっきりします。
また、使い古したタオルは、リメイクして雑巾にするのもおすすめです。
【そのほか】ミニマリストが捨てたもの6選
最後に、そのほかのミニマリストが捨てたものを6つ紹介します。
- 壊れた家電
- 来客用布団
- ホテルのアメニティ
- 紙袋
- 写真・文集
- 季節の飾り物・お土産の品
処分するか迷いがちなものもありますが、思い切って捨てれば気持ちがすっきりします。ぜひ、処分を検討してみてください。
1. 壊れた家電
壊れた家電は、処分に手間がかかるため収納して放置しがちです。場所を取ってもったいないだけなので、早めに処分しましょう。
大型のものや大量にある場合は、不用品回収業者に処分を依頼するのもおすすめです。ミニマリストはいらないと判断して、処分するのも早い方が多く見られます。いらないと判断したら即処分を心がけましょう。
2. 来客用布団
来客に備えて用意している布団。もし、使用頻度が少なければ、こちらも思い切って処分しましょう。
布団は、必要なときにレンタルが可能です。また、布団は長期間収納しておくと、ダニやカビの原因となり衛生的にもよくありません。頻繁に使わなければ収納場所を圧迫するだけなので、来客用布団は思い切って手放すことをおすすめします。
3. ホテルのアメニティ
ホテルに宿泊するたびに持ち帰ることもあるアメニティ。歯ブラシやカミソリなど、持ち運びに便利なアメニティは、万が一に備えて家に溜め込んでしまいます。
しかし、使わない場合は思い切って捨ててしまいましょう。コンビニエンスストアやスーパーでいつでも買えるので、常備しておく必要はありません。ものを増やさないために、不要なアメニティはホテルから持ち帰らないことも大切です。
4. 紙袋
おしゃれなデザインから溜まりやすいのが、商品を購入したときに入っていた紙袋です。あると便利なことも多いですが、紙袋は長期間収納し続けることで色あせて劣化してしまいます。
定期的に紙袋を整理して、数が多ければ不要なものから処分しましょう。
5. 写真・文集
思い出の写真や卒業文集は、見ると懐かしい気持ちになる大切なものです。しかし、見る機会は少なく、収納したままになることが多いのではないでしょうか。今後も見ることがなければ、処分を検討してもよいでしょう。
ただし、再度手に入るものではないので、安易に処分しないよう注意してください。「思い出は残したいけれど、ものを減らしたい」という方は、写真をデータ化して現物を処分するのがおすすめです。
6. 季節の飾り物・お土産の品
季節の飾り物やお土産の品は、飾る季節や場所が限られる場合があります。代表的なのが、クリスマスツリーやスノードームなど。使用頻度が少なく必要性を感じなければ、処分してもよいでしょう。
季節のイベントはものを飾らなくても、定番料理を食べたり出先で飾り付けを目にしたりすれば、十分楽しめます。
捨てられない人必見。3つの判断基準
ものを捨てたくても、なかなか決心がつかずに悩む人もいるでしょう。ここでは、ものを捨てるときの3つの判断基準を解説します。
- 1年以上使用していないもの
- 使用目的が明確にないもの
- 同じ機能で代用可能なもの
ものを捨てられない人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 1年以上使用していないもの
洋服や食器など1年以上使用していないものは、なくても問題なく生活できた証です。今後も必要になることはほとんどないでしょう。
1年以上使用していないものは、思い切って処分しましょう。価値があって捨てにくい場合は、買取を依頼したり知り合いに譲ったりすれば手放しやすいはずです。
2. 使用目的が明確にないもの
何かに使えそうだととっておきがちな収納用品やかごは、使用するために逆にものを増やす原因になりかねません。使用目的がない場合は、すべて処分しましょう。
3. 同じ機能で代用可能なもの
調味料や便利な調理グッズ、専用洗剤は、同じ機能を持つもので代用可能な場合があります。便利さから購入しがちですが、ほかのもので代用できないか考えて購入しましょう。
代用可能で使わなくなった場合は、思い切って処分してください。
ミニマリストを目指してものを捨てよう
ミニマリストが捨てたものは、ジャンルごとにさまざまありますが、そのほとんどが1年以上使用していないものや、代用可能なものです。
人によって、趣味趣向やものの価値観が異なります。生活の仕方で、本記事で紹介したものも必要と感じる場合があるでしょう。
大切なことは、生活を見直し、自分自身で捨てられるものを見つけること。日ごろから、いらないものをこまめに捨てる習慣を身に付ければ、自然とものは減っていきますよ。
ぜひ、ミニマリストを目指して、できるところからものを捨てることを実践してみてください。