昨今、「ミニマリスト」という言葉を耳にする機会が増えました。ミニマリストへの憧れや共感から、自分もそうなりたいと思ったことがあるのではないでしょうか。しかし、自分はミニマリストに向いているのかは、なかなか分からないですよね。
実は、自分がミニマリストに向いているかどうかは、性格や特徴から判断できます。ミニマリストになるのは、それらの基準を確認してからでも遅くはありません。
一方、憧れや共感などから衝動的にミニマリストになってしまうと、向いていなかったことにあとから気付いて悔やむケースも多いです。
この記事を読めば、ミニマリストに向いている人・向いていない人の性格や特徴を理解できるので、自分が向いているかどうかしっかりと判断してみてください。
ミニマリストに「向いている」性格・特徴
ここからは、ミニマリストに向いている人の性格や特徴についてお伝えします。自分の性格や特徴と照らし合わせて、ミニマリストに向いているのかどうか、チェックしてみてください。
ものを買うときに悩みやすい人
何かを買おうとしたときに、値段の高さや、今後使うかどうか、ほかのものとの比較などで、本当に買うか悩みやすい人は、買い物をするたびにストレスを感じてしまいます。
そのような人はミニマリストになることで、ものを買うかどうかの明確な基準を持てるようになり、買い物の際のストレスをなくせるので、非常に適していると言えるでしょう。
部屋が散らかっていることがストレスな人
部屋の散らかりは、部屋にものが数多くあることが原因です。ものが多いと整理整頓するのにも手間がかかり、いつの間にか散らかってしまいます。
散らかりがストレスな人は、そもそも部屋に置くものを極力少なくするミニマリストになることで散らかりを防ぎ、ストレスをなくせるでしょう。
内向的で落ち着いた人
内向的な人は、外の世界よりも自分の中の世界・精神状態に重きをおいています。ひとりで過ごす時間を苦にせず、ひとりの空間を好むからこそ、自分の家や部屋の状態は重要。
内向的な人は、外部からの刺激に敏感であることが多いので、部屋の中のものは少ないほうが過ごしやすいことが多く、ミニマリストに向いていると言えるでしょう。
掃除が嫌な人・面倒くさがりな人
掃除をはじめ、炊事・洗濯などの家事、そして服選びなどが嫌だったり、面倒だと感じたりする人はミニマリスト向きです。
ミニマリストになり、部屋の中のものを減らすことができれば掃除は楽になり、自炊のときの食材や食器の選択肢も減ります。
また、洗濯物が減って時短になるほか、服選びの際に悩んだり考えたりすることも少なくなるので、生活のなかのストレスを大幅に減らせるでしょう。
ひとつのことに没頭するのが好きな人
ひとつのことに没頭することが好きな人は、ほかの優先順位が低いことを気軽に手放せる傾向があるため、ミニマリストに向いています。また、マイペースな性格も持ち合わせているとまわりの意見に影響を受けにくく、ミニマリストを続けやすいでしょう。
マルチタスクが苦手な人もミニマリストに向いています。ものを少なくすることで取捨選択の機会が減り、やりたいことに集中できるようになるので、本来のポテンシャルを発揮しやすくなるでしょう。
ミニマリストに「向いていない」性格・特徴
ここからは、ミニマリストに向いていない性格・特徴についてお伝えします。自分に当てはまる部分があると感じたら、ミニマリストになるかは慎重に決めたほうが良いでしょう。
収集欲が強い人
収集欲が強く、ものを集めたりコレクションしたりすることを楽しんでいる人は、ミニマリストには不向きです。
ミニマリストになれば、部屋に置くものを極力少なくし、必要最小限のもので生活することになります。そうなると、今まで集めていたものがあれば、それらを処分する必要が出るうえに、今後集めたいものがあっても我慢しなければなりません。
断捨離や我慢は収集欲の強い人にとってはストレスとなるので、ミニマリストにはならないほうが良いでしょう。
捨てるのがもったいないと感じる人
ミニマリストになるときは、今あるものをたくさん処分して、部屋のものを少なくする必要があります。断捨離のときに捨てることをためらったり悩んだりすると、それ自体ストレスになってしまうおそれが。
一方で、思い切って捨てることでスッキリした気持ちになれる可能性もあるので、そのほかの性格や特徴を加味して考えると良いでしょう。
購入がモチベーションになる人
ミニマリストになれば、すでにあるものを処分することはもちろん、新しくものを買う際もその度に検討が必要です。
買い物自体がモチベーションになる人がミニマリストになると、ものを買う頻度が減ることで、毎日がつまらなくなってしまうおそれがあります。
ミニマリストになるメリット
ミニマリストに漠然と興味があっても、ミニマリストになることで具体的にどんなメリットがあるか知らない方もいるのではないでしょうか。
ミニマリストになることで得られるメリットはさまざまです。ここでは、ミニマリストになるメリットを詳しく紹介します。
お金・時間に余裕が生まれる
ミニマリストになると最低限必要なものだけで生活するようになるので、不要なものを買わなくなり、お金に余裕が生まれます。必要なものが少ないことで維持にかけるお金も節約できる点もメリットです。
また部屋に置くものを減らせるため、掃除や片付けなどの時間が短くなり、自由に使える時間が増えます。洋服を少なくすれば、外出のたびにコーディネートに悩む時間もなくなるでしょう。時間に余裕ができることで、やりたいことに時間をあてられるようになります。
集中力が上がる
不要なものを減らしてスッキリした部屋になると、視界に余計なものが入らなくなり、集中力が続きやすくなります。集中力が高まると作業スピードや効率がアップするため、自宅を仕事場にしている方は、特にミニマリストになるメリットが大きいでしょう。
ものが多い部屋だと作業中に気がそがれ、集中力が途切れやすくなります。自宅で仕事や勉強が捗らないと感じている場合は、不要なものを少なくすると考えがまとまりやすくなるでしょう。
自分の価値観や好みが理解できる
ミニマリストになると必要なものだけを購入するので、時間をかけて買い物するようになります。購入を検討する過程で自分の考えに向き合う時間が増え、自分の価値観や好みが理解できるようになる、という点もミニマリストになるメリットです。
吟味して買い物するようになると、だんだん自分の価値観や好みがはっきりしてきます。自分が気に入ったものを選べるようになるので、購入したものに愛着がわき、ものを大切に扱えるようになるでしょう。
ミニマリストの性格についてよくある質問
ここからは、ミニマリストの性格についてよくある質問や疑問と、それに対する回答をまとめました。「ミニマリストになりたい一方で不安もある」という場合はぜひ参考にしてみてください。
ミニマリストはサイコパスな性格というのは本当?
ネット上などで、「ミニマリストはサイコパスな性格である」という言説を見かけることがあります。これはミニマリストの、必要最小限のものを残してそれ以外を捨ててしまうという性質などが、サイコパスに通じるという理由から生まれたものでしょう。
しかし、この言説に根拠となる調査結果や論文があるわけではありません。噂やネットの情報だけで、ミニマリスト=サイコパスと決めつけるのはやめましょう。
ミニマリストの性格は恋愛でモテないというのは本当?
ミニマリストの性格を持つ人は、現状では少数派であることは否めません。そのため、まわりの人から理解を得られなかったり、話が合わなかったりすることがあります。
特に、ものを買うことや集めることが好きな人からは、モテない可能性はないとは言い切れません。
自分の性格を理解してミニマリストを楽しもう
この記事では、ミニマリストに向いている人・向いていない人の性格や特徴、ミニマリストについての疑問とその回答についてまとめました。
ミニマリストを目指す前に、自分が向いているかどうかを慎重に判断する必要があることは先に述べたとおりですが、ミニマリストになったあともやり過ぎには注意が必要です。
ミニマリストになりたいという思いが先行して、必要なものまで捨ててしまうことのないようにしましょう。
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