2023年7月19日に、ルイ・ヴィトンは価格改定を発表しました。それに伴い、「具体的にどの商品が値上げされたか知りたい」という方も多いでしょう。
本記事では、今回の価格改定で値上げされた商品をすべて紹介します。また、過去の値上げ情報や近年大幅に値上げされている理由についても解説。今後の価格改定を予想するうえで重要な要素なので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
【2023年7月】ルイ・ヴィトンが値上げした商品
ルイ・ヴィトンは、2023年7月19日に約3%ほどの値上げを実施しています。2023年は2月、6月と続き、さらなる値上げが行われたことは、購入を検討している方にとってショックな情報かもしれません。
具体的に、どのような商品が値上げされたのか見ていきましょう。値上げ後の価格は2023年7月21日のものを参考にしています。
カプシーヌ
出典:Amazon
サイズ | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
カプシーヌMINI | 852,500円 | 880,000円 | 3.23% |
カプシーヌBB | 935,000円 | 962,500円 | 2.94% |
カプシーヌMM | 1,023,000円 | 1,056,000円 | 3.22% |
参考:FUKU CHAN
ルイ・ヴィトンのアイコンバッグとして知られる「カプシーヌ」は、一生ものとしても名高い逸品。元の値段も、ほかのラインアップと比較すると高価格帯に入るバッグです。
使われている素材は最高品質のレザーを使用し、持ち主の所有欲をも満たします。サイズ展開も豊富で、デイリーユースからフォーマルシーンにも対応できる点が魅力的でしょう。
カプシーヌは元の値段が高いために、数%の値上げでも購入検討者にとっては手が出しにくい存在となってしまうかもしれません。
ツイスト
出典:Amazon
どのような着こなしにも寄り添うように合うヴィトンの「ツイスト」。バッグの中央に配置されたルイ・ヴィトンのブランドモチーフがポイントとなり、自然と目を惹きます。
「ツイスト」という名前はその名の通り、バッグの開閉をモチーフの「L」と「V」それぞれを重ねるようにツイストして行うため。秘密の扉を開けるようで、わくわくする気持ちを演出してくれますね。
参考価格は、いずれのサイトにも掲載されていませんでした。約3%ほどの値上げを念頭に置き、詳細を知りたい方は販売店に直接問い合わせてみてください。
シティ・スティーマー
出典:Amazon
ビジネスバッグを思わせる、かっちりとした印象の「シティ・スティーマー」。大きなルイ・ヴィトンの刻印はなく、さりげなく中央に配置された刻印が大人の雰囲気を漂わせます。
機能面は、ビジネスシーンで役立つものを完備。書類やファイルを多く収納でき、ビジネスパーソンにとっても頼れるアイテムのひとつとなるでしょう。
参考価格は、いずれのサイトにも掲載されていませんでした。約3%ほどの値上げを念頭に置き、詳細を知りたい方は販売店に直接問い合わせてみてください。
アルマ
出典:Amazon
サイズ | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
アルマBB | 248,600円 | 256,300円 | 3.10% |
アルマPM | 273,900円 | 281,600円 | 2.81% |
参考:FUKU CHAN
丸みを帯びた、かわいらしい形をしたモノグラムバッグ「アルマ」。収納力も高く、ファスナーを開けば前後に大きく開くので、使い勝手もいいです。マチが広く自立する点も、機能面で優秀なバッグでしょう。
「アルマ」はモノグラムにキャンバスという仕様が基本的ですが、ほかのデザインもラインアップされています。表情を変えた「アルマ」にも注目してみてくださいね。
スピーディ
出典:Amazon
サイズ | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
スピーディ 25 | 215,600円 | 222,000円 | 2.97% |
スピーディ・バンドリエール 25 | 257,400円 | 265,100円 | 3.00% |
スピーディ・バンドリエール 30 | 265,100円 | 272,800円 | 2.90% |
参考:FUKU CHAN
ボストンバッグの形をした「スピーディ」は、その見た目通り収納力に優れ、シンプルな美しさが魅力的なバッグです。「スピーディ」は、“折りたためる旅行用バッグ” として発表された、コットン素材の「キーポル」を元にして制作されたといわれています。
「スピーディ」のサイズ展開も豊富で、使いやすいサイズを選択可能。モノグラムのデザインだけでなく、ほかにもラインアップされているので、ひとつずつコレクションしたくなる魅力があります。
ネヴァーフル
出典:Amazon
サイズ | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
ネヴァーフルPM | 236,500円 | 243,100円 | 2.79% |
ネヴァーフルMM | 245,300円 | 253,000円 | 3.14% |
参考:ヤマカワ
使いやすい形のトートバッグ型で、ビジネスシーンからデイリーユースと用途を選ばず活躍するバッグです。
「ネヴァーフル」の名前の由来は、「どれだけたくさん入れてもあふれない=Never ful」。その名の通り、多くの荷物が入ります。また、肩にかけられるという点も魅力のひとつでしょう。
付属品としてポーチがついてくるので、おまけみたいでうれしい気分になりますね。ポーチは、マイナーチェンジの際についてくるようになりました。ルイ・ヴィトンが、「ネヴァーフル」をもっと便利に活用してほしいという願いから付属したのかもしれません。
オンザゴー
出典:Amazon
サイズ | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
オンザゴーMM | 407,000円 | 419,100円 | 2.97% |
オンザゴーGM | 423,500円 | 436,700円 | 3.12% |
参考:FUKU CHAN
「ネヴァーフル」に並んで人気のあるトートバッグが、この「オンザゴー」です。マチが十分にあるので、自立するうえに収納力があります。内側にはロングストラップがついており、肩かけバッグとしても使用可能。
側面ごとにモノグラムの表情がかわる点が、遊び心をくすぐり魅力的なところですね。性別や年齢問わず、幅広い方が利用できる万能なバッグでしょう。
ルイ・ヴィトンの過去の値上げ情報
ルイ・ヴィトンは過去にも幾度か値上げをしています。どの時期に、約何%の値上げだったかを把握すると、これから先の値上げについて見えてくるものがあるかもしれません。
値上げをした時期を、新しい日付順で追っていきましょう。
2023年6月の値上げ
2023年6月1日に約6%ほどの値上げを実施しています。今年に入ってから2回目の値上げなので、注目している方も多かったのではないでしょうか。7月の値上げ幅から比較すると、倍の数値で値上げが実行されています。
以下、具体的に値上げされた商品を挙げました。
- ネオノエ
- モンスリBB
- モンスリPM
- モンテーニュBB
このとき、「ネヴァーフル」は値上げされていませんでしたが、7月の値上げで約3%の値上げが実施されています。
2023年2月の値上げ
2023年2月3日に価格改定を実行しました。2023年最初の値上げとなったこのときは、レザー製品が約5%値上げされています。バッグや財布を始め、ルイ・ヴィトンではレザー製品を多く扱っているので、ほとんどの商品が対象となったかもしれません。
一方で、このときの値上げとは反対に値下げとなった商品もあります。トート型の「ネヴァーフル」や「オンザゴー」がその対象になりました。ルイ・ヴィトンでは値下げされる場合もあるので、そのタイミングを狙って購入を検討することもおすすめです。
以下は値上げされた商品です。
- ツイストMINI
- ツイストPM
- ツイストMM
- ネオノエ
- パームスプリングスMINI
値上げ幅も大きかったため、今後の値上げに備えて駆け込みの購入も多かったことが考えられます。
2022年11月の値上げ
2022年11月1日にも値上げを敢行しています。2022年に入って2回目の値上げです。こちらは約3%の値上げ幅でした。
値上げ幅はどのような基準で決まるのかは、ルイ・ヴィトンの施策や世界情勢などさまざまではありますが、少しずつ確実に価格が上がっているのは間違いありませんね。
以下に値上がりした商品を挙げています。
- スピーディ25
- スピーディ30
- アルマBB
- アルマPM
- ヴァニティNV PM
大きな値上げ幅ではないにしろ、元の価格が高いため、数%でも手の届かないバッグになりえます。どのタイミングで購入するかを見極めることが大切です。
2022年2月の値上げ
2022年2月16日の値上げは、ルイ・ヴィトンが値上げすると発表しています。値上げ幅は不明ですが、このときからルイ・ヴィトンの商品を購入・検討している方は、毎月の情報に敏感になっていたのではないでしょうか。
世界中で起きていた値上げラッシュが、さまざまな面で影響を見せ始めていたころです。ルイ・ヴィトンも、質の高い製品を作り続けるために踏み切った値上げだったのでしょう。
以下は、値上がりした商品を挙げています。
- スピーディ25
- スピーディ30
- ネヴァーフルPM
- ネヴァーフルMM
ルイ・ヴィトンのなかでも値上がりし続けているバッグ。この時点でもバッグの値上げは対象でした。
ルイ・ヴィトンが値上げする理由
ルイ・ヴィトンが値上げし続ける理由は、どこにあるのでしょうか。それにはさまざまなことが要因として挙げられますが、主な理由は2つあります。
- ス原材料費や生産コストの高騰
- 為替レートの影響
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
原材料費や生産コストの高騰
世界中でわき起こる値上げの波は、この原材料費や生産コストの高騰が原因といわれています。製品を製造するために必要な原材料や、生産にかかるコストが上昇し、結果的に価格に反映されているのです。
これは避けようがないもので、労働に対する賃金の上昇やエネルギー価格の上昇などが要因とされています。また、ルイ・ヴィトンがよりよいものを作ろうとする際に、コストがかかることもあるでしょう。
為替レートの影響
日本は2023年7月現在、円安の立場に置かれています。円安には多くのメリットがありますが、ブランド品など海外のものを輸入して販売する点においては、残念ながら円安は値上げとしてのデメリットが存在するのです。
ほかの理由としては、転売を防ぐ目的もあります。価格改定を年に複数回行うことで、転売を抑制しているのです。
ルイ・ヴィトンが今後値上げする可能性は高い
ここまで、ルイ・ヴィトンが値上げした商品やおおよその値上げ幅、過去の値上げ情報もあわせて解説しました。さらに、ルイ・ヴィトンが値上げする理由を理解すれば、自然と今後も値上げする可能性が高いことがわかります。
ルイ・ヴィトンは憧れのハイブランドであり、値上げの情報が入ってくるたびにショックを受ける方も多いかもしれません。大切なのは価格変動の動きを理解し、手に入れたいと考えている商品をどのタイミングで購入するか計画を立てることです。
ルイ・ヴィトンの今後の値上げに対応するためにも、常に最新の情報をしっかりと把握していきましょう。