使い古した鍋や壊れた鍋を手放す方法はさまざまです。手放す方法としては捨てることが一番簡単に思われますが、自治体によって分別方法が異なり、捨て方がわかりにくく感じる人も多いでしょう。
捨てる場合は、各自治体の分別方法に合わせた方法をとる必要があります。ただし、鍋を手放す方法は捨てるだけではありません。
この記事では、鍋の正しい捨て方や、捨てる以外の処分方法を紹介しています。鍋の状態や自分の都合に合った処分方法を検討してみましょう。
鍋は一般的に、普通ゴミのように簡単には捨てられません。何も考えずに捨てると不法投棄となるおそれがあるため、鍋のサイズや状態に応じて、適した方法で捨てることが必要です。ここでは鍋の正しい捨て方について、3つの観点から解説します。
ゴミの分別や出し方は自治体によって異なるため、自治体の規定に合った分別をする必要があります。一般的には、鍋は不燃ゴミもしくは粗大ゴミとして分別する場合がほとんどです。
鍋は金属でできているものが多く、不燃ゴミのなかでも特に小型の金属ゴミとして分類されるケースが多く見られます。
ただし、もっとも長い辺が既定のサイズを上回った場合は粗大ゴミと分類されるため、手数料を支払って回収してもらうケースもあるので要注意です。
直径が既定のサイズを下回る鍋は、持ち手を外してゴミに出せば粗大ゴミにはならず、無料で捨てることもできます。規定のサイズは自治体によって異なるものの、30cm以上のものを粗大ゴミとする自治体がほとんどです。
鍋をゴミとして捨てる際は、なるべく油汚れを落として捨てたほうがよいでしょう。
油汚れが残ったままで捨てると、いっしょに捨ててあるほかのゴミまで汚れてしまい、自治体によっては回収してもらえない可能性もあります。
また、油汚れが野良猫やカラスなどを呼び寄せ、ゴミの集積場が荒らされるなどのトラブルの原因となるケースも少なくありません。
最初から持ち手が外れる仕様の鍋もあるものの、一般的な鍋はドライバーなどの工具を使ってネジをゆるめて持ち手を外す必要があります。
取り外しの際に無理にドライバーを回そうとするとネジ穴がつぶれてしまい、外せなくなることも。ドライバーはネジに対して真っ直ぐ刺し、押しつけるように力を加えながら回すと、ネジ穴をつぶさずにネジをゆるめられます。
また、ドライバーはネジ穴に合ったサイズを選ぶと、ネジ穴がつぶれにくくなるでしょう。
劣化して使えなくなった鍋は捨てるしかありません。しかし、まだ使える状態の鍋であれば、もったいないと感じて捨てにくい人も多いでしょう。ここでは、不要な鍋をゴミとして捨てずに処分する方法を紹介します。
不用品回収業者とは、自治体ではなく民間でゴミや不用品を回収してくれる業者です。定期的に回収を行う自治体とは異なり、依頼に応じて回収してもらえます。
不用品回収業者は、基本的に自宅まで回収に来てくれるので、大量の不用品や大きな家具なども楽に処分できるでしょう。料金を支払えば家の中からの運び出しなどにも対応してもらえる業者も少なくありません。
なかには遺品整理や片付けのサポートなど、ユーザーの多様なニーズを満たすサービスを提供している業者もあります。
ただし、処分費用は自治体に比べて高くなる傾向にあり、回収品の量が少ない場合にはあまり向いていません。また、悪質な業者も多く、トラブルに見舞われるケースもあります。
ゴミとして捨てる場合は費用がかかるケースもありますが、リサイクルショップに持ち込んで値段がつけば、臨時収入になる可能性があります。
また、店頭に持ち込んで買取ってもらうだけでなく、店舗によっては宅配買取や出張買取など、自宅にいながら査定を受ける方法もあり、買取の方法が多彩です。
鍋については、すべてのリサイクルショップで買取対象となるわけではありません。買取対象となる鍋は店舗によって異なるものの、基本的には未使用品や、ル・クルーゼやストウブなどのブランド品が買取対象となる場合がほとんどです。
ただし需要の高いアイテムであれば、多少の使用感があっても買取ってくれる業者もあります。
ジモティーは、地元の掲示板として不用品などを処分したい人と欲しい人をつなぐサービスです。登録や利用は無料で、基本的に個人間で取引を行います。
ジモティーでは調理器具のような小さなものから大型の家具まで、さまざまなアイテムが取引されており、売買するだけでなく無料で譲り渡すことも可能です。
まだ使える鍋を手放すのであれば、ジモティーなどを利用して他人に譲ることも検討してみましょう。
不用品は、捨てずに団体に寄付することも可能です。寄付されたアイテムは、団体を通じて発展途上国や難民キャンプ、被災地など必要とする人がいる場所に渡ります。
まだ使える鍋でも、買い手やもらい手がいなければ、寄付をしてリユースしてもらうことがおすすめです。
ただし、団体によって寄付を受け付けている品目に違いがあります。興味があれば、鍋などの調理器具を受け入れてくれる団体を探して寄付してみましょう。
リボーンプロジェクト（REBORN）
調理器具の寄付を受け入れている活動に、「リボーンプロジェクト」があります。リボーンプロジェクトに寄付すると、不要な調理器具を必要としている人に受け渡してもらうことが可能です。
また、不用品をダンボールに詰めて寄付するだけで、発展途上国のポリオワクチン募金に参加できます。リユースだけでなく、社会貢献や国際支援への参加もできるので、不用な鍋を多くの人のために役立てたい人におすすめです。
処分したい鍋が大量にある場合や、ほかにも処分したいものがある場合は、不用品回収業者を利用すると費用を抑えて処分できます。トラブル回避のためには、古物商許可を取得した業者に頼むことが大切です。
ここでは、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者を紹介します。
| 店舗名 | 店舗紹介 | ロゴ | 評価 | 買取方法 | 送料 |
|---|---|---|---|---|---|
| 片付け堂 |  | ★ 5.0 | 出張 | – | |
| ECOクリーン |  | ★ – | 出張 | – |
※口コミ評価はウリドキやGoogle、その他サイトの情報を参考にしています
★★★★★5.0
片付け堂は、全国にチェーンを展開している片付け専門店です。片付け堂ではゴミ屋敷の片付けや遺品整理などさまざまなニーズに対応したサービスを展開。不用品回収とあわせて不用品買取サービスも提供しています。
引越しなどで出た大量の不用品を費用を抑えて回収できるだけでなく、状態の良いものを買取ってもらうことでさらに費用を安く抑えることが可能です。
不用品の回収と買取をワンストップで対応してもらえるので、複数の業者に依頼する手間がかからず、楽に不用品を処分できます。
片付け堂では事前の下見・見積りやキャンセルは無料です。作業の変動がなければ追加料金もかからないため、大量の調理器具や家具の処分を検討している人は、一度相談してみましょう。
| 片付け堂 | |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-3310-55 |
| 公式サイト | |
☆☆☆☆☆–
ECOクリーンは、第三者調査機関の不用品回収部門で、「スピード対応」「顧客満足度」「価格満足度」の3冠を達成。スピーディーかつコストパフォーマンスの優れたサービスに定評があります。
スタッフは研修制度で厳しい指導を受けた人ばかりです。質の高いスタッフが一人ひとりに親切・丁寧な対応をしてくれます。また、全国に多数の拠点があり、連絡から最短10分で到着できるので、迅速な対応が期待できるでしょう。
加えて、拠点が多く現場への移動距離と移動コストを削減することで、低価格なサービスを実現し、顧客満足度を高めています。鍋を含めた不用品を急いで処分したい人や、できるだけ安く処分したい人におすすめの業者です。
| ECOクリーン | |
|---|---|
| 電話番号 | 050-3186-4780 |
| 公式サイト | |
状態の良い鍋を、費用をかけて捨てることは惜しいですよね。未使用品に近い鍋やブランド品の鍋を処分する場合は、リサイクルショップに売るとよいでしょう。ここでは、鍋を処分する際におすすめのリサイクルショップを紹介します。
| 店舗名 | 店舗紹介 | ロゴ | 評価 | 買取方法 | 送料 |
|---|---|---|---|---|---|
| エコリング |  | ★ 3.1 | 店頭、宅配、出張 | 無料 | |
| トレジャーファクトリー |  | ★ 4.2 | 店頭、宅配、出張 | 無料 |
※口コミ評価はウリドキやGoogle、その他サイトの情報を参考にしています
★★★☆☆3.1
エコリングは、全国に200店舗以上を展開し、ブランド品から日用品まで幅広い買取を行っているリサイクルショップです。年間の取引件数も50万点以上と豊富で、第三者機関の調査では回答者の主婦のうち82%が利用したいと回答し、高い評価を得ています。
SDGsにも積極的に取り組んでいる点もエコリングの特徴のひとつです。エコリングでは買取品を海外で販売するなど、積極的なリユース活動に取り組んでいます。エコに興味がある人や、不用品を少しでも役立てたいと考えている人にはエコリングがおすすめです。
LINE査定も行っているので、いきなり実物を査定することはハードルが高いと感じている人は、気軽にLINEで査定を依頼してみましょう。
| エコリング | |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-611-511 |
| 公式サイト | |
★★★★☆4.2
トレジャーファクトリーは、全国に200以上の店舗を展開する大手リサイクルショップです。年間買取数は100万件以上と豊富で、安心して買取を依頼できるでしょう。
トレジャーファクトリーでは日用品も幅広く買取っており、鍋やフライパンといった調理器具も買取対象としています。特に有名ブランドの鍋や未使用のアイテムを中心に取り扱っているため、自宅に眠っているブランド調理器具があれば査定を依頼してみるとよいでしょう。
鍋は宅配買取でも査定を依頼できます。そのほか衣類や雑貨も送料無料で送れるので、近隣に店舗がない人も気軽に査定の依頼が可能です。
| トレジャーファクトリー | |
|---|---|
| 電話番号 | 店舗による |
| 公式サイト | |
鍋を捨てるためには、サイズや自治体ごとの基準に合わせて分別する必要があり、場合によっては粗大ゴミとして処分費用がかかります。
不要な鍋を処分するために余計なお金はかけたくないですよね。自分の状況や処分したい鍋の状態にあわせて、なるべくコストを抑えて処分する方法を選ぶことが大切です。
鍋のほかにも大量に処分したいものがあれば、不用品回収業者がおすすめです。また、未使用品やブランド品の鍋が自宅に眠っている場合は、リサイクルショップで買取ってもらうことを検討してみましょう。
