フライパンの捨て方は? 各自治体のルールや長く使うためのコツ

生活雑貨

「食材が焦げつきやすくなってきた」「取っ手がガタガタして調理しにくいな」と、 フライパンが使いにくくなっていませんか?コーティングされているフライパンは1年程度、コーティングがされていないプロ仕様のフライパンは10年程度と言われているフライパンの寿命。調理中の使い勝手が気になってきたら、ご家庭のフライパンを見直すタイミングかもしれません。

今回は、不要になったフライパンの捨て方や各地域のルールを解説。さらに、まだ使えそうなフライパンを処分することなく再利用に回せる方法や、買い替えたフライパンをこれからも長く使うためのコツまで紹介します。

こんな状態は要注意! フライパンを捨てるタイミング

寿命が近いフライパンは、料理の仕上がりや使い心地に影響することも。自宅で使っているフライパンの捨て時が近づいているのかどうか、まずは状態をチェックしてみましょう。

料理に焦げがつきやすくなった

フライパンには、食材がくっつかないようにフッ素などによるコーティング加工が施されています。故意ではなくてもヘラやフライ返しなどの調理器具によって料理をしているうちにフライパンを傷つけ、コーティングが剥がれてしまうおそれも。

コーティングが剥がれるとフライパンから食材が離れずに料理が焦げやすくなり、フライパンに付着した焦げも落としにくくなります。普段の料理で焦げを感じやすくなったら、処分を考えるタイミングと言えるでしょう。

取っ手が不安定

料理中にフライパンを持ち上げたり振ったりしているうちに、取っ手部分がゆるんでしまう可能性も。まずは取っ手部分を取り付けているネジがしっかりと締められているか確認し、それでもガタガタがおさまらない場合は、寿命の合図です。

支えが不安定なフライパンでは、安全に扱えません。毎日の調理を快適にするためにも、取っ手が不安定なフライパンは捨ててしまうのが得策でしょう。

フライパンは各自治体のルールに従って処分

使い勝手が悪くなってきたら、安全面を考えて破棄することをおすすめします。不要になったフライパンは、住んでいる地域のルールに従って捨てるのがマストです。各地域での捨て方の一例を紹介します。

大阪市

取っ手部分を除いた直径が30cm以下のフライパンは、「資源ゴミ」として破棄。空き缶・空きビン・ペットボトルなどの生活用品をひとつにまとめ、中身が見える透明な袋に入れて指定の場所に出してください。

直径が30cmを超える金属製のフライパンは「粗大ゴミ」として破棄しましょう。

横浜市

取っ手部分を除いた一番長い辺が30cm未満のフライパンは、「小さな金属類」として破棄。「缶・びん・ペットボトル」とは別に、袋に入れないでそのままの状態で指定の場所に出しましょう。

一番長い辺が30cm以上の金属製品は、「粗大ゴミ」の扱いです。

京都市

最長部分が30cm以下の金属は、「小型金属類」に分類されます。「缶・びん・ペットボトル」とは分けて中の見える袋に入れてください。

「金属」と書いた紙を袋に貼ったり、袋に直接「金属」と記入したり、わかるようにメモをして指定の場所に出しましょう。

名古屋市

どのようなサイズでも、「不燃ごみ」として捨ててください。他のごみとまとめて「家庭用不燃ごみ用指定袋」に入れて、指定の場所に出しましょう。

新宿区

「金属・陶器・ガラス」に分類して破棄します。蓋つきの容器、もしくは中身の見える透明な袋に入れて、指定の場所に出してください。

フライパンを捨てる際の注意点

指示されている通りに破棄されていないと、ごみとして回収されないことも。住んでいる地域のウェブサイトや張り紙などを確認し、ルールに従って破棄するようにしましょう。

正しく分別する

各自治体によってフライパンの分類が異なり、袋の有無や捨て方にルールが設けられています。サイズによって対応が変わる場合もあるので、持っているフライパンのサイズ感も把握してから、指定の方法で処分するようにしてください。

指定の場所・日時に捨てる

回収日や、フライパンを破棄できる場所も指定されている場合があります。月2回や週1回など、地域によって捨てられる日が限られているので、日付と場所をチェックして、捨てるタイミングを逃さないようにしましょう。

ゴミとして破棄する前に。フライパンを捨てないエコな選択肢

フライパンの状態によっては、買取に出したり、フッ素加工を施して再度利用したりすることができます。

再利用してごみを減らすことはエコにつながるので、財布にも地球にもやさしい行動です。また使えそうなフライパンは、捨てずにすむ他の選択肢も考えてみましょう。

不用品回収業者にお願いする

フライパンのほかにも、不用品をまとめて破棄する際は、不用品回収業者への依頼も選択肢のひとつです。バッグや古着、家具・家電など、まとめての回収がお願いできて、再販が可能な商品は買取をしてくれます。

自宅まで訪問してくれるので、自分でフライパンの処分に必要な準備をする手間もかかりません。出張費や作業日を含め、おおよそ数千円程度のコストと見込んでおきましょう。

買取店やリサイクルショップで売却する

未使用、あるいは未使用に近いフライパンであれば、買取店やリサイクルショップで売却できます。とくに「ティファール」「ルクルーゼ」「ターク」などの人気メーカーを積極的に買取している店舗も。

状態やブランドによって、1,000〜10,000円程度の値段がついた実績もあるので、使わずに眠っているフライパンがあればできるだけ早めに買取へ出すようにしましょう。

フッ素加工して再度利用する

フライパンのコーティング加工が剥がれて焦げつきやすくなった場合、個人や業者にお願いして、再度加工することも可能です。

個人で加工する際は、数千円のコーティング剤を購入してフライパンを加工します。業者にお願いする場合も、1,500〜2,000円程度コストがかかるので、再加工して使い続けるべきか、新しく購入した方がお得なのか、状態と財布と相談してみましょう。

フライパンをできるだけ長く使うためのコツは?

気に入っている使いやすいフライパンほど、愛着も湧くもの。フライパンの寿命を延ばし、長持ちさせるコツを紹介します。取り入れられるところから使い方を見直して、できるだけ長く使えるように心がけましょう。

キズつけないように使う

ヘラやフライ返しなどの調理器具で傷つけると、フライパンの劣化が進んでしまいます。木製やシリコンといった表面を傷つけにくい調理器具を利用すると、傷の防止となるでしょう。

金属の調理器具を使う場合は、表面をこすらないように使うのがコツです。

火力に気を付ける

高温で調理を続けると、フライパンのダメージにつながります。調理においても、高温で食材を焼いて、外側は焦げているのに中までしっかり火が通っていなかったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

コーティング加工がされた自宅用のフライパンであれば、弱火〜中火で十分なので、火力に注意して調理しましょう。

また、食材を入れる前にフライパンに火をつける「空焚き」は、熱でコーティングが剥がれてしまう原因に。フッ素(テフロン)加工がされているフライパンでは空焚きしないようにしましょう。

やわらかいスポンジで洗う

調理器具と同様、フライパンの表面を傷つけないように、やわらかいスポンジで洗いましょう。なかなか汚れが落ちない場合もタワシやザラザラした素材のスポンジはできるだけ避け、ヘラで落としてからの洗浄がおすすめ。

コーティング加工されたフライパンは、中性洗剤や水、お湯のみでも十分きれいに洗い流せます。強力な洗剤はコーティングが剥がれてしまう要因を引き起こすので、できるだけ避けるようにしましょう。

フライパンを見直して、毎日の調理を快適に!

フライパンの寿命が近づいていると、スムーズな調理の進行を妨げ、料理の仕上がりに影響することも。使いにくくなったフライパンを捨てる前に状態を確認し、それでも再利用が難しい場合は、住んでいる地域の分類や捨て方のルールに沿って捨てましょう。

できるだけフライパンを長く使うために、傷つけないよう心がけて使用し、毎日の調理を快適にしましょう。

KOSOTTO編集部

KOSOTTO編集部

買取プラットフォーム「ウリドキ」、リユースに特化したWEBメディア「ウリドキプラス」を運営するウリドキ株式会社が立ち上げた暮らしメディア「KOSOTTO」。買取・リユースをはじめ、「手の届きやすい身近なところからエコ・サステナブルな生活を実践してもらいたい」をモットーにコンテンツ制作を行なっています。

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