ラクマの手数料は?計算方法や他アプリとの比較、お得にする方法も

フリマ

近年人気が高まり、種類も増えているフリマアプリ。使い方やジャンルの違いもありますが、一番気になるのが「手数料」の違いですよね。

ラクマにも販売時や購入時にかかるさまざまな手数料があり、最終的にどれくらいの手数料がかかるのかわからなくなってしまう、という人も少なくないでしょう。

実はラクマは、ほかのフリマアプリと比べて手数料が安く、とくに販売手数料の低さが特徴的です。しかし、具体的にいくら手数料がかかるかを把握しておかないと、思わぬところで損をしてしまう可能性が。

この記事を読んで、ラクマの手数料について学べば、お得にラクマを使えるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

ラクマで「出品者」にかかる手数料

ここでは、出品者にかかる「販売手数料」と「売上金の振込手数料」について解説します。

これらの手数料が正しく計算できないと、取引が終わってから「意外と売上金が少なかった」なんてことにもなりかねません。

具体的な計算例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

販売手数料

2023年8月1日、ラクマの販売手数料が改訂されました。これまでは一定の手数料でしたが、毎月の販売実績により、手数料が変動します。販売実績は「合計販売回数」と「合計販売金額」により決定。回数と金額の両方を満たす必要があります。

販売手数料合計販売回数 かつ 合計販売金額
10%
9%4回以上 かつ ¥5,000以上
8%6回以上 かつ ¥10,000以上
7%8回以上 かつ ¥30,000以上
6%10回以上 かつ ¥50,000以上
4.5%10回以上 かつ ¥100,000以上

出典:販売手数料|楽天ラクマ

手数料の判定が行われるのは、毎月26日です。前の月の26日から当月25日が判定期間となり、決まった販売手数料は翌月1日から月末まで適用されます。

取引完了した商品のみが合計販売回数と合計販売金額にカウントされるため、注意しましょう。

計算方法

商品が売れた場合、販売手数料と販売手数料にかかる消費税が差し引かれます。

計算式は以下のとおりです。

商品価格 ×(0.045〜0.01) = 販売手数料
販売手数料 × 消費税 = 販売手数料にかかる消費税
商品価格 -(販売手数料 + 販売手数料にかかる消費税)=売上金

例えば、消費税が10%、10,000円の商品が売れた場合の計算は以下のようになります。

販売手数料6%の場合

10,000円×0.06=600円
600円×0.1=60円
10,000円-660円=9,340円(売上金)

販売手数料4.5%の場合

10,000円×0.045=450円
450円×0.1(消費税)=45円
10,000円-495円=9,505円(売上金)

商品価格が同じでも、手数料によって売上金が変わります。

売上金の振込手数料

商品が売れたときにかかる「販売手数料」のほかに、売上金を振り込んでもらうときにかかる「振込手数料」も、出品者が負担する手数料です。

振込手数料は、振込先の金融機関や振込金額によって異なります。

振込先が楽天銀行の場合、振込金額が10,000円以上なら振込手数料は無料。振込金額が9,999円以下なら振込手数料は、210円です。

振込先が楽天銀行以外の場合は、振込金額に関係なく210円の振込手数料がかかります。

また、一度に振込を申請できる金額は、1,000〜1,000,000円です。1,000,000円を超える金額の振込みは、複数回に分けて申請しなければいけません。

ラクマで「購入者」にかかる手数料

「出品者にかかる手数料」に続き、「購入者にかかる手数料」について解説します。

購入者にかかる手数料は、決済時にかかる「決済手数料」です。決済方法によって金額が異なるので、しっかり確認しておきましょう。

決済手数料

ラクマで商品を購入するときにかかるのが、「決済手数料」です。決済手数料は取引1回ごとに発生し、商品価格と支払い方法によって金額が変わります。

支払い方法別の決済手数料は以下のとおりです。

支払い方法手数料
クレジットカード無料
ラクラクあと払い(ペイディ)100円
コンビニ(商品価格によって変動)100〜200円
LINE Pay無料
FamiPay無料
郵便局/銀行ATM
(金融機関により、別途支払手数料がかかる場合あり)
100円
携帯キャリア払い150円
d払い150円
ラクマポイント(楽天ポイント/楽天キャッシュ)無料

2023年8月25日時点
出典:楽天ラクマ公式ガイド|ラクマ

コンビニ支払いの場合は、商品価格によって手数料が違います。コンビニ支払いの、商品価格ごとの決済手数料は以下のとおりです。

商品価格手数料
300〜2,999円100円
3,000〜49,999円150円
50,000〜299,799円200円

2023年8月25日時点
出典:楽天ラクマ公式ガイド|ラクマ

ちなみに商品価格とは、出品者が設定した商品の金額を指します。商品代金支払い時にクーポンやラクマポイント、楽天ポイントなどを利用した場合でも、決済手数料は変わりません。

ラクマの送料一覧

すでに解説したとおり、ラクマでは配送にかかる送料手数料は、商品によって異なります。

出品者が送料込みで商品を出品していた場合は、送料手数料は出品者負担。着払いで出品していた場合は、送料手数料は購入者負担です。

送料込みで出品されている商品に関しては、購入者があらためて送料を計算する必要はありませんが、着払いの商品は購入前にあらかじめ送料を計算しておいたほうが良いでしょう。「安いと思って買ったのに送料が意外と高かった」ということがあるからです。

送料の計算方法は、商品代金に送料を加えるだけ。ラクマが提供する「かんたんラクマパック」の送料をまとめたので、参考にしてください。

サイズ送料
ゆうパケットポストmini専用封筒(A5)160円
ゆうパケットポスト郵便ポストに入るサイズ175円
ゆうパケット3辺合計60cm以内180円
ゆうパケットプラス24cm × 17cm × 7cm 以内380円
ゆうパック60~170サイズ700円~
ネコポス31.2cm × 22.8cm × 3cm 以内200円
宅急便コンパクトA4サイズもしくは20cm × 25cm × 5cm以内530円
宅急便60~200サイズ800円~

2023年8月25日時点
出典:配送料一覧|ラクマ

ラクマの手数料はメルカリなどほかのフリマアプリより安い?

改訂により変動制となったラクマの販売手数料。売上を増やすためにも、手数料はできるだけ抑えたいものです。メルカリなどほかのフリマアプリと比べた場合の、ラクマの手数料について振込手数料や決済手数料を含め確認しておきましょう。

手数料の比較

ラクマメルカリPayPayフリマヤフオク
販売手数料4.5〜10%10%5%(初回出品時無料)プレミア会員:落札価格の8.8%
プレミア会員以外:落札価格の10%
振込手数料210円
(楽天銀行への10,000円以上の振込は無料)
200円100円(PayPay銀行への振込は無料)100円(PayPay銀行への振込は無料)
決済手数料・ラクラクあと払い、郵便局/銀行ATM:100円
・コンビニ:100円~200円(※商品価格により変動)
・携帯キャリア払い、d払い:150円
・その他:無料
・コンビニ払い、ATM払い、キャリア決済:100〜880円
(※支払金額に応じて変動)
・その他:無料
・PayPay残高、PayPay(クレジット)※旧あと払い、クレジットカード払い:無料
・その他:利用不可
・Yahooかんたん決済:無料
・コンビニ決済:100円
・特定カテゴリ(車や船など):101円~

2023年9月9日時点
出典:楽天ラクマ公式ガイドメルカリガイドPayPayフリマヤフオク

ラクマの最低販売手数料は4.5%のため、フリマアプリのなかで最も安いです。ただ、回数と金額をクリアできる前提ですから、利用頻度によってはメルカリと同じ10%になる可能性があります。

振り込み手数料に関しては、10,000円以上かつ楽天銀行への振り込みの場合は、無料です。それ以外の場合は210円と、他と比べて最も高くなります。

ラクマは、決済方法の種類も多いです。クレジットカード払いや楽天キャッシュ、全額楽天ポイントの支払いを選ぶと決済手数料無料で利用できます。

送料の比較

ラクマ(かんたんラクマパック)メルカリ(らくらくメルカリ便)PayPayフリマ(おてがる配送)ヤフオク(おてがる配送)
ネコポス200円210円175円175円
宅急便コンパクト530円
(専用資材70円)
450円
(専用資材70円)
450円
(専用資材70円〜)
450円
(専用資材70円〜)
60サイズ(2kg以内)800円750円750円750円
80サイズ(5kg以内)900円850円850円850円
100サイズ(10kg以内)1,150円1,050円1,050円1,050円
120サイズ(15kg以内)1,350円1,200円1,200円1,200円
140サイズ(20kg以内)1,550円1,450円1,400円1,400円
160サイズ(25kg以内)1,800円1,700円1,700円1,700円
180サイズ(30kg以内)2,100円2,100円2,100円2,100円
200サイズ(30kg以内)2,500円2,500円2,500円2,500円

2023年9月9日時点

出典:楽天ラクマ公式ガイドメルカリガイドPayPayフリマヤフオク

ラクマの送料は、他のフリマアプリと比べて高めです。ただ、ネコポスは、メルカリと比べると10円安くなっています。180サイズ・200サイズの送料は、どのフリマアプリも均一です。また集荷を利用した場合は、上記料金に集荷料が追加されます。

ヤフオクは、「おてがる配送」を出品者負担で使用した場合の料金。落札者負担の場合は、発送元とお届け先の地域によって価格が変わるためご注意ください。

ラクマでかかる手数料をお得にする方法

ここまでラクマの取引でかかる、さまざまな手数料について解説しました。

できることなら、こうした手数料は安く抑えたいですよね。そこでここからは、ラクマの手数料をお得にする方法をご紹介します。

振込手数料をお得にする方法

ラクマの振込手数料をできるだけ安くしたいなら、振込先は「楽天銀行」にしましょう。ラクマは楽天が提供するフリマアプリのため、同じく楽天が提供する楽天銀行なら、振込手数料が無料になる場合があります。

振込手数料が無料になる条件は、「振込先が楽天銀行かつ振込金額が10,000円以上」であること。楽天銀行以外の金融機関だと、振込金額が10,000円以上であっても手数料が210円かかってしまいます。

また、楽天市場や楽天トラベルなどで利用できる電子マネー「楽天キャッシュ」へのチャージであれば、10,000円以下でも手数料無料で売上金を受け取ることが可能です。売上金が10,000円に満たない場合は、楽天キャッシュも積極的に活用しましょう。

決済手数料をお得にする方法

商品を購入する際にかかる「決済手数料」は支払い方法によって異なり、なかには手数料が無料の支払い方法もあります。

できるだけ決済手数料を安く抑えたいなら、こうした決済手数料がかからない支払い方法を選択しましょう。決済手数料が無料になる支払い方法は以下の4つです。

  • クレジットカード
  • LINE Pay
  • FamiPay
  • ラクマポイント(楽天ポイント/楽天キャッシュ)

振込手数料で解説したように、楽天キャッシュなら10,00円以下でも手数料無料で売上金を受け取ることができます。ラクマを頻繁に使うなら、楽天キャッシュで振込と決済を行うと、手数料を大幅に削減することができるでしょう。

不定期にキャンペーンが開催されることも

ラクマでは、過去に「販売手数料全額ポイント還元キャンペーン」「販売手数料の半額ポイントバックキャンペーン」などが開催されました。他にも不定期にさまざまなキャンペーンが実施されています。

ラクマをチェックしておくと、お得なキャンペーン中に出品できる可能性大です。ぜひ、定期的にラクマのアプリをチェックしてくださいね。

手数料を学んでお得にラクマを利用しよう

フリマアプリを利用していると、購入代金にばかり注意してしまいがちです。

しかし、頻繁に取引していると意外とかかってしまうのが手数料。少額とはいえ、出品や決済、振込などさまざまな場面で必要になるので、合計すると思っていた以上に手数料代がかかってしまうことも少なくありません。

ラクマでは、楽天が提供する他のサービスと併用することで、こうした手数料を削減できます。手数料についてしっかりと学び、お得にラクマを利用しましょう。

神内|KOSOTTO編集部

神内|KOSOTTO編集部

思い切ってものを捨てられる派。古本を売ったり買ったりしています。

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