最近、不要な物を減らす「断捨離」に挑戦する方が増えており、衣食住に必要なものを最低限まで減らして生活する「ミニマリスト」も増えてます。
この記事をご覧の方の中にも、断捨離して物を減らしたいという方は多いのではないでしょうか?しかし、具体的な断捨離の方法やコツがわからない方も多いですよね。
そこでこの記事では、断捨離に失敗しないための判断基準やコツ、進め方について紹介します。
断捨離したい方はぜひご覧ください。
一度失敗した人にこそ試してほしい断捨離のコツ
一度失敗した人や断捨離初心者さんに試してほしい断捨離のコツを紹介します。
断捨離のコツは以下の5つです。
- まずは手持ちのアイテムを把握
- 残すアイテムの数を決める
- 一度に終わらせず少しずつ進める
- 断捨離の判断基準を明確にしておく
- 悩んだ場合は「保留」もあり
順に見ていきましょう。
まずは手持ちのアイテムを把握
まずは、手持ちのアイテムを把握するところから始めましょう。
理由はとてもシンプルで、捨てるアイテムを決めるにはアイテムの種類や数をきちんと知っておかないといけないからです。
洋服や本、バッグからキッチン用品まで自宅にある物はさまざまなので、順序立てて捨てられるようにアイテムを確認しておきましょう。
残すアイテムの数を決める
ライフスタイルや趣味嗜好を踏まえて、残すアイテムを決めましょう。
例えば、たくさんのバッグを持っていて使用頻度が低いものがあるなら捨てるべきですが、バッグ集めを趣味にしているのであれば残してもOK。
残すアイテムは人によって大きく異なるので、自分に必要なものを見極めてアイテムを選別するのがオススメです。
一度に終わらせず少しずつ進める
断捨離は一度に終わらせず少しずつ進めましょう。
一度で終わらせようとすると疲れてしまいますし、早く終わらせるために分別が適当になってしまいます。
捨ててから後悔してもアイテムは戻ってこないので、少しずつ確実に進めるように意識してください。忙しいときは、余裕を持って断捨離を2~3回に分けて行うようにしましょう。
断捨離の判断基準を明確にしておく
断捨離を成功させるコツとして大事なのが、断捨離の判断基準を決めておくことです。とはいえ判断基準は人それぞれなので、ここでは一般的に基準にするとよいとされているものを紹介します。
汚れや使用感が目立つものは処分
汚れや使用感などが目立つかどうかは、捨てるときの1つの判断基準です。
アイテム本来の役割を果たせない可能性がありますし、場合によっては経年劣化により使い物にならないものもあります。
特に洋服などの身体に身につけるものに汚れは致命的なので、積極的に捨てていきましょう。
1年以上使っていないものは処分
1年以上使っていないアイテムは、処分の対象にしてしまいましょう。
365日オールシーズン使用していないことになるため、今後も使用しない可能性が高いです。「いつか使うかもしれない」と思う方が多いかもしれませんが、使うときが来たら改めて買い直せば良いのです。
いつ利用するかわからないアイテムを残しておくよりも、一度手放してスッキリさせた方が心にゆとりができるため、メリットの方が大きいでしょう。
目的・利用シーンがかぶっているものは処分
目的・利用シーンがかぶっているアイテムも処分するのがオススメです。
例えば、ボールペンを複数持っている方は多いと思いますが、これは”文字を書く”という目的がかぶっていますよね?
またもう1つ極端な例を挙げると、クッキングケトルなどの多機能な調理家電を所有しているなら、炊飯器や鍋が必要なくなるケースもあります。
身の回りのアイテムには、目的や利用シーンがかぶるものがたくさんあるので、意識して断捨離しましょう。
悩んだ場合は「保留」もあり
もし捨てるアイテムに悩んだときは「保留」するという選択もあります。
少し時間を置くことで冷静に物事を判断できるようになり、後悔のない選択ができるでしょう。
また、時間を置いても結論を出せなかったときは、別の場所に保管しておくのもおすすめ。断捨離は本人の意思でいつでも行えるので、今すぐに結論を急ぐことはありません。
アイテム別にも断捨離のコツをチェック
ここからは、アイテム別に断捨離のコツについて紹介します。
「洋服」「靴とバッグ」「本」「キッチンツール」「食器」「書類」の6カテゴリーに分けて紹介するので、断捨離で手が止まったときは参考にしてみてください。
「洋服」は最適枚数を考えてから断捨離
洋服はかさばりやすいアイテムであり、トレンド性が高く溜め込みやすいという特徴があります。そのため、洋服を捨てるときは最適枚数を意識しましょう。
カジュアルに着こなしたい服はもちろん、冠婚葬祭などさまざまな利用シーンが想定されるはずなので、なくなったら困る洋服が出ないようにバランス良く残しましょう。
「靴やバッグ」は使い勝手の良さを軸に考えよう
靴は歩くために利用し、バッグは細々とした必需品を収納して持ち歩くために利用するアイテムです。つまりは「使い勝手」が重要になるアイテムなので、デザインを考慮しつつ使い勝手の良さを軸にして断捨離しましょう。
擦れて見栄えが悪くなってしまったり、穴が空いているものなどは利便性が高いとは言えません。普段使い用として問題ないものを残してください。
「本」は読み直したいかどうかを基準に
一度だけ読んで、押し入れや本棚に眠っている本はありませんか?
このような本は読み直す可能性が低いため、フリマアプリなどで売ってしまいましょう。あとから読みたくなっても、今の時代は電子書籍で買い直せますし、紙なら中古で購入すれば費用を抑えることも可能です。
「キッチンツール」は使い道がかぶっているものを処分
キッチンツールは使い道がかぶっているものから処分しましょう。トングやヘラ、シリコンハケなどは使い道がかぶりやすく、なおかつ自宅に溜めやすいためこの機会にまとめて処分してしまうのがオススメです。
「食器」は収納しにくい・使いにくい形を断捨離対象に
家族の構成によっては、多種多様な食器を持っていると思います。しかし、食器の中には使用しないものも多いのではないでしょうか?
そんなときは、収納しにくい・使いにくい形の食器を断捨離対象にしましょう。使いにくい食器は必然的に使用頻度が落ちるので、自宅にあってもかさばるアイテムにしかなりません。
「書類」はデータ化できるかどうか考えてみる
契約書や個人情報の記載された書類などを保管している方は多いでしょう。
薄っぺらい紙でもまとまると非常に重く、かさばってしまうためデータ化できるかどうかを考えてみるのがオススメです。
スキャナーや複合機を使用すれば、簡単に書類をデータ化できます。また、そこまでかしこまった書類でなければ、スマホなどで写真に残しておくだけで済む場合もあります。紙として残す必要のないものはデータ化してしまいましょう。
失敗しないための断捨離の進め方
ここからは断捨離の進め方について紹介します。
失敗しない断捨離の進め方は以下の6ステップです。
- よく使うエリアから始める
- 断捨離するエリアのものをすべて広げる
- 「必要」「不要」に分ける
- どちらにも当てはまらないものを基準に沿って分類
- 残すと決めたものを収納
- 不要になったものを処分
1つ目から順に紹介します。
1. よく使うエリアから始める
まずはよく使うエリアから断捨離を始めましょう。例を挙げるなら自分の部屋やキッチン、洗面所などの身近な場所ですね。
よく使うエリアは利用頻度の低いアイテムを把握しやすいため、不要なアイテムの判断もスムーズに行えます。
2. 断捨離するエリアのものをすべて広げる
断捨離するエリアのものはすべて広げて、アイテム全体を見渡せるようにしましょう。
収納から出して1つひとつ確認して捨てるかを判断するのは非効率ですし、総量がわからないと、残すべきアイテムの量も判断できません。
3. 「必要」「不要」に分ける
アイテムをすべて広げたら、「必要」「不要」に分けていきましょう。
利用頻度が高いものや使うシーンが明確なものは「必要」に分類し、最後に使用した覚えがないような利用頻度の低いものは「不要」に分類します。
もちろん、どうしても判断できないものは「保留」にしても問題ありません。
4. どちらにも当てはまらないものを基準に沿って分類
「必要」と「不要」のどちらにも当てはまらないものは、前述した基準に沿って分類しましょう。1年間使用しなかったものや目的・利用シーンがかぶっているもの、劣化しているものは処分の対象です。
5. 残すと決めたものを収納
分別が終わったら、残すと決めたものを収納しましょう。ただし、収納するときはジャンルごとに収納場所を分けるようにしてください。
アイテムを使用するときもどこに収納したかわかりやすくなりますし、今後また断捨離するときにスムーズに行えるようになります。
6. 不要になったものを処分
最後に不要になったものを処分しましょう。処分方法はさまざまですが、需要のあるアイテムはフリマアプリに出品したり、買取店に売ったり、友人に引き渡すのがおすすめです。
ゴミとして処分するときは市町村の定めたルールに従い、ゴミの分別を正確に行うようにしてください。ゴミ出しが面倒であったり、家具などの大きな物を処分する場合は不用品回収業者を利用するのも良いですね。
コツを掴んで、適切な手順を踏んで断捨離しよう!
断捨離は難しく感じるかもしれませんが、必要なものは残して不要なものは捨てるというシンプルなものです。「必要」と「不要」の判断ができない方は、この記事で紹介した「断捨離の判断基準」を参考にしながら判断してみてください。
断捨離をすることで家の中がさっぱりするため、快適な空間で暮らせるようになります。この機会に、断捨離に挑戦してみてはいかがでしょうか?